京都御苑の四季

四季の移ろい・主に植物観察

ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)

けさ京都御苑(きょうとぎょえん)を散歩していたら、地味だけど白い花が咲いている草(?)があった。
よく見ると()みたいなのもついている。


2013.6.28

まず、これは咲く前らしい。 “つぼみ”というのだろうか。


2013.6.28

花が咲いた(あと)からすぐ()みたいなのが出来てきている。


2013.6.28

もう少し進むとこうなるらしい。


2013.6.28

そしてさらに進むとこうなるらしい。 もう()だらけだ。
ミニチュアの“かぼちゃ”の形をしている。


2013.6.28

ひとつの草(?)なのに、進み方はまちまちだ。
変化がよくわかっておもしろい。
一体これはなんという草(?)なんだろう。
例によって写真に撮って帰ってきてウチで調べたけど名前はわからなかった。

撮影地点=御苑の東北部、乾御門を入って南に行ったところ

2013.6.28

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追記 2013.7.6
上記の草(?)の名前が分からないまま1週間が過ぎた。
きょう、京都御苑(きょうとぎょえん)の植物に詳しい人に聞く機会があった。
その方によると『ヨウシュヤマゴボウ』という草ではないか、とのことだった。
ウチに帰って図鑑に確認したら間違いなさそうだった。
図鑑によると、()は、いまはキレイな緑色だけど秋になったら熟して濃紺~黒い色に変わるらしい。

2013.7.6

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追記 2013.7.25
1か月後、2013.7.25 に見たらヨウシュヤマゴボウがやや色づいていた。こちら をクリックしてください。別の画面で開きます。

2013.7.25






夏至の朝

ここ3日間雨で京都御苑(きょうとぎょえん)に行けなかったが、夜のうちに雨が止み陽がさしてきたので、けさ早くナツツバキを見に行った。
その帰り、きょうは夏至だからと思って「夏至の朝」の写真を・・・と思って撮ったのがこれ。

「夏至の朝」まだ人も少ない静寂の時間帯
2013.6.22 午前5時半

東を向いて撮った写真。
正面に東山連山が見えるが、雨上がりなので霞がかかっていた。
夏至なので太陽はかなり北(左)から昇る。
(従って陽は右の樹々に当っている)
まだ人も少ない静寂の時間帯だ。

夏至を境に日は段々短くなっていく。
四季の移り変わりは着実に進んでいく・・・
京都御苑でどんな四季の変化がみられるか楽しみだ。
追記。ウチに帰って確かめたら夏至はきのう(6月21日)だった。

撮影地点=地図
2013.6.22








ナツツバキ (3)

京都御苑(きょうとぎょえん)でナツツバキが1週間前(6月15日)から咲き始めた。 【 ⇒ こちら 2013.6.15

ここ3日間雨で京都御苑に行かなかったが、夜のうちに雨が止み陽がさしてきたので、けさ早くナツツバキを見に行った。
場所は6月15日のときと同じ「中立売御門」を入ってすぐのところだ。
雨上がりの地面に白い花がたくさん落ちていた。


2013.6.22

花は一日で散る(落ちる)と聞いている。
この1週間でこれだけ落ちたのだろう。

natutubaki136.jpg
2013.6.22

natutubaki133.jpg
思ったより小さい花だなぁなどと思いながら眺めていると、少し先でポタリと落ちてきた。
偶然だった。
これが落ちてスグの状態。

(あした)に咲いて(ゆうべ)に散るのかと思っていたが、実際は早朝に散るのか。
それにしても小さい。
花が小さいのは、こういう品種なのか。

natutubaki137.jpg
2013.6.22

これはきょうのナツツバキの木の様子。

撮影地点=地図
2013.6.22







アジサイ (3)

京都御苑(きょうとぎょえん)に「ムクロジ」を見に行ったのだが、その木の下に鮮やかな紫色のアジサイが咲いていた。
京都御苑にはこのような鮮やかなアジサイがないなぁと嘆いていたのでほっとした。

ここにもあったアジサイ
2013.6.18
うしろはムクロジの幹、左は長く伸びてきた枝の先に咲くムクロジの花

とはいうものの、やはりささやかなアジサイだ。
植えられて年月があまり経ってないものと思われる。
巨樹・老木の多い京都御苑には珍しい。
6月頃は見るべき花がすくないので、最近植えられたものだろうか。

これが典型的なアジサイ
2013.6.18

ムクロジのある場所
2013.6.18








ムクロジ (2)

きょうは夕方になって京都御苑(きょうとぎょえん)に行った。

2週間ほど前(2013.6.1)に「ムクロジ」という木を見たとき、花が咲く直前だった。
そろそろ咲く頃かなと見に行ってみると満開(?)だった。

きょうのムクロジ
2013.6.18

ちなみに2週間ほど前(2013.6.1)はこんな状態だった。( 👇 )

2週間前
2週間ほど前(2013.6.1)の様子、記事は こちら

満開(?)とクエスチョンマークを付けたのには訳がある。
初めて見るので、これが花なのか、また満開なのかよく分からないからだ。
ふつう世間で鑑賞される「花」とはずいぶん趣きが異なる。

その花の下には黄色い粉みたいなのが広がっていた。( 👇 )
(夕方でしかも曇っていたので鮮やかさに欠けるが)

花の下には黄色い粉みたいなのが
2013.6.18

それをよく見ると、うん、やっぱり「花」だ。( 👇 )

よく見れば「花」だ
2013.6.18

見ているときも「花」からこの黄色いの(植物学的に何ていうのか知らないが)がポトポト落ちていた。
いままさに「満開」(或いは「花盛り」)というべきなのかもわからない。
咲いている状態はこれ。( 👇 )

ムクロジの花盛り
2013.6.18

この花を撮っていると色んな虫が寄ってきていた。
ハチもいた。
この木の周りを仕切って「ハチに注意」との札が下がっていた。
管理する環境省の方も世話が焼ける。
ミツバチがこの「花」の密を集めに来るんだろうか。
花は(人間の)観賞用とは言い難いが、ハチミツには役に立ってるということた。

地図
2013.6.18








ナツツバキ (2)

京都御苑(きょうとぎょえん)でナツツバキがおととい(6月15日)から咲き始めた。 ( こちら

京都御苑の東の方にある「母と子の森」の一郭にもナツツバキが咲いているとの情報を仕入れたので、きょうのお昼休みに自転車で探しに行った。

しかし 探せど探せど 見つからない。
昼休みの時間がなくなってしまいそうだ。
途中で通りかかった方に 「この辺にナツツバキご存じありませんか」 と聞いてみた。
「ああ、あっちにありますよ」 と言われた方角に行っても見つからない。
さっきの方ももどってこられて二人で探した。
その方はかつて京都御苑の自然教室でお会いしたことのある昆虫博士の T 先生だった。

「たしかこの辺やったと思うけど・・・」 「こないだも写真撮ったし・・・」 と仰るが見つからない。
貴重な時間を割いていただき恐縮してしまった。
しばらく歩き回ったあと、やっと先生が 「これと違いますか」 と言われる方に行ってみると、あった。あった。

natutubaki91.jpg
2013.6.17

おととい見たナツツバキの花より小ぶりで、しかも花が開ききっている。
いわゆる椿の花のようなお椀型じゃない。

natutubaki94.jpg
2013.6.17

花びらの縮れと黄色い花芯は同じだが、うーん、これもナツツバキか。
ちょとがっかりだなぁ。

よく探せば、近くにもう1本とやや離れたところに1本、この辺りで合計3本のナツツバキを確認した。
散り落ちた花を見たら、おとといのより更に小さく、下草に隠れてわからないくらいだった。
この点も、話に聞いていたのと違うのでがっかりだった。

まだつぼみがたくさん残っているので、これから順次咲くのだろう。
もう少し観察を続けたい。

撮影地点=地図
2013.6.17








ナツツバキ

きょうは昼まえから雨になった。
農家では雨が降らずに困っていた。
気象台も「梅雨入り宣言」したものの雨が降らずに困っていた。
恵みの雨だ。

京都御苑(きょうとぎょえん)にはナツツバキが植えられている。
場所はウチから一番近い「中立売御門」を入ってすぐのところだ。
6月に咲くと聞いているので、毎日のように気にしていた。
きのう朝、見に来たときは咲いていなかったが、きょうは咲いていた。
ということは、けさ咲いたものと思われる。

ナツツバキがやっと咲いた
2013.6.15

しかし、咲いたのはこの画面の3つと、別のところ数カ所だけみたいで、あと百以上はあると思われるつぼみはまだだ。
これから順次咲くものと思われる。

ひとつの花を覗きこむと、もう花粉が散っていて、けさ咲いたとは思えないような感じだ。

ナツツバキがやっと咲いた
2013.6.15

先ほどから降り始めた雨のせいで汚れたのかもわからない。
花びらの周りが少し縮れているが、これはこういうもんで、雨のせいではなさそうだ。

撮影地点
2013.6.15

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追記 2013.6.16
きのう咲き始めたナツツバキだが、けさはどうかなと思って見に来た。

話に聞いたとおり花は一日でポトリと落ちたが・・・
2013.6.16 朝8時すぎ

ナツツバキは一日で散る、(冬の)ツバキのように花ごとポトリと落ちると聞いていた。
確かにそのとおりのようだが、ポトリと落ちたにしては花が縮んでいる。
ちょっと風情に欠けるなと思った。

2013.6.16









アジサイ (2)

京都へ引っ越してきて日が浅い。

京都御苑にはアジサイはないと思っていたが、先日、意外な所に咲いていた。 (2013.6.5 ⇒ こちら

ところが、あとから仕入れた情報では京都御苑内の児童公園にもアジサイがあるという。
要するにアジサイは珍しくない、ということらしい。

そこで今朝はそのアジサイを探しに児童公園に行ってみた。
最初はちょっとわかりにくかったが、児童公園の東の茂みの中にいくつもアジサイの株が植わっているのを見つけた。
先日も書いたが、他所(よそ)で咲いているアジサイと比べると京都御苑のアジサイは咲き方がささやかだ。

児童公園に咲くアジサイ
2013.6.14

ほとんどは淡い色の花だったが、どういう訳か一つだけ際だって鮮やかなブルーの花があった。
これは“絵”になると思って撮ったのがこれ。
ガクアジサイだ。

児童公園に咲くアジサイ
2013.6.14

さらに近づいて撮ったのがこれ。

児童公園に咲くアジサイ
2013.6.14

ボールのようなかたまりがつぼみらしい。
最初はクリーム色が次第に青みがかってパッと開く。
それらが混じっている状態なので今が見ごろだと思った。
でも、同じこの株でも他の花はまだほとんどつぼみ(ボール状)だった。

アジサイを見てたら蚊にかまれた。
アジサイの葉で眠っていた蚊が私のせいで無理やり起こされたのか。

撮影地点=地図
2013.6.14










ネズミモチ?

けさ早く京都御苑(きょうとぎょえん)に行った。

京都御苑の中には神社が三つある。その一つ、白雲(しらくも)神社の付近を歩いてみた。
神社は朝早くて入口は閉まっていた。
私を見つけた神社の方が 「すみません。いま開けますから」 と忙しくしておられた。
7時になって門があくとちらほら参拝者が訪れる。
開門を待っている人も多いようだ。
何か信仰をあつめているらしい。

神域はうっそうとした森のようになっているが、その神域を取り巻く道端にほとんど目立たないが小さな白い花をつけた木が何本かあった。

鼠黐
2013.6.13
目立たない白い花が、私の視線の先に咲いている

もう咲き終わって花がらが茶色くなっていたのもあったが、比較的きれいに咲いている(多分遅咲きなんだろう)花をアップで撮ってみた。

鼠黐
2013.6.13

例によって名前がわからない。
ウチに帰って調べてみたら 『ネズミモチ(鼠黐)』 という木らしかった。

撮影地点=地図
2013.6.13








初夏の早朝

けさ早く京都御苑(きょうとぎょえん)に行ってみたら、イヌを連れた人が集まっていた。

示し合わせて集まったんではなく、たまたまだとは思うけど。


2013.6.10 朝7時すぎ

朝は京都御苑でイヌを散歩させる人が多い。
人間どうしは知らん顔でも、イヌどうしは近づいたり吠えあったりする。
飼い主の方も自然とお互い近づいたり手綱を引っ張ったりして立ち止まる。
そこで自然と会話ができたりする。

平和な風景だ。

撮影地点=地図
2013.6.10







ムラサキカタバミ

さきほどの不思議な木(クリックすると別の画面で開きます)(あとでキササゲという木じゃないかと推定した木)を見て立ち去ろうとしたら、その木の根元に紫色のかわいい花が咲いているのが目にとまった。
先日のニワゼキショウ?(クリックすると別の画面で開きます)よりやや大きい。
何という名前の草なのか分からない。
葉っぱはクローバーみたいだ。

murasaki_ktbm46.jpg
2013.6.9

ま、一応写真だけ撮っておいた。
下はクローズアップ写真。

murasaki_ktbm44.jpg
2013.6.9

ウチに帰って調べてみたら、この花(草)はどうやら「ムラサキカタバミ」らしい。
ん、なるほどそうか。
あの黄色いのが「カタバミ」だから、これはその<紫バージョン>か。
狭い範囲だったが、その辺りにはかなり咲いていた。

地図
2013.6.9









キササゲ?

いま 6月。
この時期、京都御苑(きょうとぎょえん)には花が少ない。

そんなことを思いながらきょうは日曜なので家内と京都御苑を歩いた。
家内が「あんなとこに花が咲いてる」というので指さす方を見ると、立ち枯れたような(あるいは途中で切り詰められたような)木が、再び息を吹き返して成長したような木で、そんなに高くはない5メートルほどの木の上のほうに、少し黄みがかった白っぽい、なんか壺状でクチャクチャとした感じの花が群がって咲いているのが見えた。
上の方なので遠くからではよくわからないが、京都御苑では他に余り見かけない花(木)だ。
何の木だろう。

何の木?
2013.6.9

下からカメラを向けて撮ったところ。

何の木
2013.6.9

遠くから見た感じでは、あまりきれいな花ではない印象だ。
よく見ると()のような、あるいはササゲ豆(インゲン豆)のようなものが群がってたくさんぶら下がっている。
全く何の木かわからない。

何の木
2013.6.9

ま、写真だけとってウチに帰って調べてみた。
どうやら「キササゲ」という木(花)らしいが、自信がない。
ま、一応そうしておく。

地図
2013.6.9






タイサンボク

この時期、京都御苑(きょうとぎょえん)には花が少ない。

きょう京都御苑内の北の方にある児童公園の休憩所で、持ってきたお茶を飲んで一息入れていると、すこし先の方で中年の夫婦連れで男の人が、角度を変えながら木の写真を何枚も撮っていた。
「何を撮ってるんですか」と聞こうと思って立ち上がって近づくと・・・ 聞く前にその木に大きな白い花がついているのに気付いた。
大きな花なので、聞かなくても花は自然に目に入ってくる。
「テレビで、京都御苑ではいま タイサンボク が白い花をつけている・・・ といっていたので見に来たんですが、場所がなかなかわからなくてあちこち歩きました。柵みたいなのが映っていたのにそれがなかったのでわからなかったけど(テレビに)子供のブランコなどの遊具が写っていたのでここに間違いないです。」と満足げだった。

タイサンボク
2013.6.9

この木は「タイサンボク」というらしい。
大きくて見事な白い花だ。
しかし日本の繊細な花に比べるとかなり大味(おおあじ)な感じで、南方の花みたいな感じがする。

タイサンボク
2013.6.9

その右には花が開き切った状態のがあった。
花びらがお椀のような形で厚みもあるので、こぼれたおしべ(?)をシッカリ受け止めている。

タイサンボク
2013.6.9

そして白い花びらが全部落ちるとこんな状態になるらしい。

タイサンボク
2013.6.9

一本の木で、咲き初めから咲き終わりまで見られた。

撮影地点
2013.6.9








ヒメジョオン

最近、京都御苑(きょうとぎょえん) 内のあちこちで「ヒメジョオン」をよく見かける。
街でもよくみかける、まぁいわば “雑草” だが、近づいてよくみれば花のスタイルは悪くない。
背高く生える姿が “雑草” らしく見えるのかもわからない。
花(植物)の名前は「ヒメジオン」じゃなくて「ヒメジョオン(姫女苑)」が正しいらしい)

こちらヒメジョオン(きょう撮影)
2013.6.8

かつて4月29日に御苑内で「ハルジオン」を見つけて(お、こんなとこにあった)と思ったことがあった。
そのときの写真がこれ。

こちらハルジオン(2013.4.29 撮影)
2013.4.29
こちらハルジオン

『街中でもよく見かけるが、京都御苑には少ない。』と書いた。
でもその後、とくに最近「ハルジオン」だか「ヒメジョオン」よくわからないが、たぶん「ヒメジョオン」だろうなと思われる花をよく見かけるようになった。
両者は極めてよく似ている。

京都御苑へはよく国民公園協会の説明を聞きに行くことがあるが、いつかの説明で
「ハルジオン」の特徴は ① つぼみが曲がっておじぎしている ② 茎が空洞になっている(パイプみたいに)
と聞いたことを思い出した。
そこで、目立たないとこの茎を1本失敬して手で折ってみた。
京都御苑では植物の採取は禁止されている。そこで目立たないとこを選んで失敬した。)
手ではうまく切れなくてちぎったようなかっこうになってしまったが、確かに茎の中は空洞ではなく白いものが詰まっていた。
これで「ヒメジョオン」間違いなし、だ。

茎を折ったら中身が詰まっていた
2013.6.8

でも、『つぼみが曲がっておじぎしている』という点は、きょうの「ヒメジョオン」も同じだった。
この点では区別がつきにくい。

こちらヒメジョオン(きょう撮影)
2013.6.8

真ん中の黄色いところが少し違うが、それは成熟度の違いかもわからない。
白い花びらも微妙に違うようだが、なんと表現したらいいのかわからない。
ほんとに「ハルジオン」と「ヒメジョオン」は区別がつきにくい。
茎が空洞詰まっている は一番よくわかる方法だが、植物を折らないといけないのが玉に傷だ。

きょうの撮影地点はたまたまここですが、この時期「ヒメジョオン」は苑内のあちこちで見られます
きょうはたまたまここで撮影したが、この時期「ヒメジョオン」は苑内の各所で見られる

2013.6.8










アジサイ

けさ早く京都御苑(きょうとぎょえん)に行ってみたら、アジサイが咲いていた。

こんなところにアジサイが咲いていた
2013.6.5

去年京都に越してきたばかりで、京都御苑にはアジサイはないと思っていたが、意外な所に咲いていた。
日本各地に「あじさいの名所」とか「あじさいの寺」とかあって、そういったところでは見渡す限り一面アジサイだらけだが、それから比べるとここのアジサイはささやかなもんだ。
朝早かったのと、曇っていたので写真の色がよくないが我慢してください。

花そのものも、余り華やかさがない。
淡い水色の大きい三角形と白い小さな花の取り合わせで、全体としては控え目な感じだ。
アジサイは、観賞用の園芸品種として多種多様のアジサイがあるが、これは一体どういった品種のアジサイだろう。

ajisai64.jpg
2013.6.5

花にぐっと近づいてみたらこんな感じ。
咲き始めた頃らしく、つぼみ(のようなもの)もまだたくさんある。

ajisai63.jpg
2013.6.5

撮影地点=地図

2013.6.5

















初夏の夕暮れ

京都は陽が落ちるのが遅い。
といってもそれは東京など東日本に比べてのはなしで、日本標準時の子午線は京都より西(兵庫県の明石など)にあるので、標準時子午線から比べたらまだ早いのだが・・・

きょうは、夕暮れどきに京都御苑(きょうとぎょえん)を歩いてみた。
下の写真は陽が西に傾き、散策する人の数もめっきり減った午後6時10分頃の京都御苑。 
夏至も近づいてきたので陽は西から北に傾いている。

夕暮れの建礼門を遠くから望む
2013.6.3 18:10 PM

向うの正面に見えるのは建礼門。京都御所の南の正門だが開いたことがない。
うしろに重なって見える大きな屋根は紫宸殿。
その後ろに京都・北山の稜線が見えるのがいい。

こちらはパノラマ写真。 

初夏の夕暮れ。北~北東~東を見たところ
2013.6.3


初夏の夕暮れ。北~北東~東を見たところ
2013.6.3







ロウバイの実 (2)

ソシンロウバイの実(2013.5.18)先日、『 四季は移り、ソシンロウバイの実が成った 』 と書いた。

あれからたった2週間しか経っていない。
きょう、ソシンロウバイの(そば)を通ったら、あの緑色の実がみごとに赤くなっていた。

rohbai09.jpg
2013.6.1

出水の小川
2013.6.1









西洋ザイフリボク(ジューンベリー)

季節は移り、6月になった。
国民公園協会の説明を聞く機会があった。
きょうのガイドツアーの最後に 「赤い()をつけた木があります」 と言って連れてきてもらったのがこれ。( 👇 )

西洋ザイフリボクの木
2013.6.1
この写真では赤い実がなっているのがよく分かりませんが

近づいてよく見ると鮮やかな赤い実がついていた。( 👇 )
白い(ちょっとクリームがかってる)のはこれから赤くなるのか。

西洋ザイフリボクの実
2013.6.1

これは西洋ザイフリボクという木で、ジューンベリーともいうというらしい。
日本語でいうと6月の果実という訳か。

なお、日本のザイフリボクの()は秋の9月か10月頃になる、との説明だった。

京都御苑はしばしば来ているのだが、花が咲いたのは気づかなかった。
(どんな花だったんだろ)
来年の楽しみだ。

ベリーというからには、食べたらおいしいんだろうか。
残念ながら口にしなかった。

撮影地点
2013.6.1








コモチマンネングサ

季節は移り、6月になった。
きょうは第一土曜なので国民公園協会の説明を聞きに行った。
説明会の後半はその季節の京都御苑(きょうとぎょえん)で見られる植物の説明があるので、このブログを書くための参考にさせてもらっている。

国民公園協会の事務所がある「閑院宮(かんいんのみや)邸跡」内の道端に黄色い花の雑草(?)が生えていた。

man_nen99.jpg
2013.6.1

ガイドの方の説明では、名前はコモチマンネングサ(子持ち万年草)というらしい。
葉の付け根の小さい丸いものを「ムカゴ」と言って、地上に落ちたら次世代が生えてくるという。
そんな説明があった。
うまく写真が撮れなかった。

コモチマンネングサ
2013.6.1

以前このブログでこの草の名前を私は『コモチマンネンソウ』と書きましたが、私の聞き間違いで、正しくは『コモチマンネングサ』でした。ガイドの方にご迷惑をおかけしましたことをお詫び申しあげます。 (2013.7.6 追記)

撮影地点=閑院宮邸跡の門を入ったところで
2013.6.1












ムクロジ

国民公園協会による京都御苑(きょうとぎょえん)で見られる植物の説明を聞きに行った。

同協会の事務所がある「閑院宮(かんいんのみや)邸跡」の近くで、やや大きい葉が平たく両側から出ている木のところに案内された。


2013.6.1

これから花が咲く、その直前だという。

mukuroji96.jpg
2013.6.1

木の名前は「ムクロジ」と言って、実の中の種は、昔お正月の女の子の遊びだった羽根つきの「羽根」の先の玉に使われたという。
といってもいま羽根つきをしている光景は見かけないから、若い世代にはどんな遊びか分からないだろう。
僅かに羽子板が縁起物の装飾品として売られている程度だ。

また、実(み)は泡が出るので洗剤の代用になるという。
さすがガイドさんは博識だ。

撮影地点=地図
2013.6.1







ニワゼキショウ?

いま、一面に咲いているシロツメクサ(クローバー)の間にチョコ、チョコっと紫色の小さな花が咲いていた。

花の奥の方が鮮烈な黄色をしている。
なんという花か、名前はもちろん分からない。


2013.6.1

ウチに帰って調べてみたら、どうやら 「ニワゼキショウ」 という帰化植物らしいことがわかった。
そういわれてみれば帰化植物のような色をしている。

撮影地点=閑院宮邸跡の門を入ったところで
2013.6.1







アオバズク

京都御苑(きょうとぎょえん) は自然が豊かだ。
御苑内の、宗像(むなかた)神社の鳥居の近くで人集(ひとだか)りがあった。
みんなカメラをかかえて木の上を見上げている。
木は、樹齢600年近いといわれるクスノキの大木。
【宗像神社のクスノキについては ⇒ こちら

宗像神社の前で人だかり
2013.6.1

なんですか、と聞いたら(ふくろう)の仲間の 「アオバズク」 ですよ、という。
下界は結構騒がしかったが、アオバズクは樹上でじっとして動かない。
「夜行性なので昼間は寝てます」 とのこと。
「昼間は目を閉じてますよ」 というんで、そんなことまで分かるんですかと聞いたら 「望遠レンズで見たらわかります」 と。
へぇー、感心することしきり。
プロは違うなぁ~
木の上で(枝に留まって)寝ていてよく落ちないもんだ。それにまた感心 !

私も野次馬根性で、手持ちのコンパクトデジカメ(Nikon Coolpix P5000)で狙ってみた。

私のカメラの限界
2013.6.1

ま、余りうまく撮れない。それに角度もよくない。
500ミリの望遠レンズで狙っている人が 「ほれ、覗いてみたら」 と言っていただいたのでファインダーを覗かせてもらった。
さすがよく見える。
天気が悪かったので色はさえなかったが、縦縞がよく見えた。

ファインダーを覗かせてもらっているの図
2013.6.1

宗像神社前には
「京都の自然二百選」 アオバズクの営巣(えいそう)する森
という標識が立っていた。
また、近くの休憩所の掲示板には下 のような説明もあった。

簡潔によく説明してあった

アオバズクは遥か南方からやってくるらしいが、ここが自分たちにとって営巣し易い場所だってどうして分かるんだろう。
えらいなぁ。
きょうは感心することしきり。

アオバズクの営巣する森=地図
2013.6.1