京都御苑の四季

四季の移ろい・主に植物観察

マンリョウ

京都御苑(きょうとぎょえん)の南の方に九条(くじょう)(いけ)という池があり、その(ほとり)厳島(いつくしま)神社という小さなお(やしろ)がある。【下の地図参照】

境内の池の水際(みぎわ)に小さなマンリョウの木があった。


2013.12.29 09:35 AM

種が落ちて生えたのか鳥が落としたフンから生えたのか、いずれにしても実生(みしょう)から大きくなったものと思われる。
緑の葉っぱと赤い実が朝日に輝いていた。

man-ryo_848.jpg
2013.12.29


撮影地点=地図
2013.12.29











ドウダンツツジ

四季は移り、いま京都御苑(きょうとぎょえん)は冬を迎えている。
美しい紅葉(黄葉)の季節が終わり急に淋しくなった御苑だが、きれいに紅葉している木があった。
葉の形からドウダンツツジだとわかった。

ドウダンツツジの紅葉
2013.12.23 13:0 PM

そもそもドウダンツツジの紅葉は11月で、苑内にある他のドウダンツツジの葉はほとんど散りかけている。
しかしどういう訳か、ここに生えているドウダンツツジだけはまだこんなに赤かった。

ドウダンツツジの紅葉
2013.12.23

もっと赤い葉もあった。

ドウダンツツジの紅葉
2013.12.23

苑内の紅葉もこれで見納めだろう。

撮影地点=地図

2013.12.23







きょうは冬至

四季は移り、きょうは 冬至 だという。
陽がさしたかと思うと時雨(しぐ)れたりする天気だったが京都御苑(きょうとぎょえん)に行ってみた。

つい先日までは黄・オレンジ・赤・・・それに緑と色彩豊かな自然の風景を満喫させてもらった御苑だが、すっかり冬の装いだ。

これは 御苑の東北部にある母と子の森と呼ばれている一郭での、きょうの様子。

母と子の森で
2013.12.22 11:40 AM

同じ場所で、夏の様子。

母と子の森で(夏)
2013.9.4 7:35 AM

このブログのサブタイトルが『四季の移ろいを追って』なので、趣旨にそって掲載させてもらった

撮影地点=御苑の東北部にある母と子の森と呼ばれている一郭
2013.12.22









サザンカ (3)

四季は移り、いま京都御苑(きょうとぎょえん)は冬を迎えている。

冬に咲く花にサザンカがある。
きょうはピンクのサザンカの紹介。
やっぱり白いのよりピンクの方がいいなぁ。

ピンクのサザンカ
2013.12.21 15:00 PM

もう咲きはじめてかなり経つのか、ピンクの花びらが無数に散っていて、それが冷たい雨に打たれていた。

サザンカの木の下
2013.12.21
無数の花びらが散っていた

あまり美しいので近づいて見た。
緑の葉にピンクの花びら(写真に撮ったら赤く写った)、それに雄しべの黄色い(やく)(花粉)。
カラフルだ。

クローズアップするとどーいう訳か真っ赤に写る
2013.12.21
クローズアップするとどーいう訳か真っ赤に写る
雨が降っていて周囲がやや暗かったので色が濃くなったのかなぁ・・・


撮影地点=地図
2013.12.21







青桐 アオギリ

きょう国民公園協会による京都御苑(きょうとぎょえん)の説明を聞きに行った。

説明会のあと、雨が降っていたが庭に出て青桐が植わっているところへ案内してもらった。

冬のアオギリを見る
2013.12.21 14:15 PM

実はこの青桐は、このブログ 2013.9.7 でも紹介している。(別の画面)
そのときは夏だったのでこんなに葉が茂っていた。

2013.9.7 の様子
2013.9.7 はこんなに茂っていた

ところがきょうは葉もすっかり落ちてしまい、しかも剪定もされていた。
このブログのサブタイトルが『四季の移ろいを追って』なので、趣旨にそって掲載させてもらった。

また来年の春が楽しみだ。

撮影地点
2013.12.21








イヌビワ

きょう、初冬の京都御苑(きょうとぎょえん)に行ってみたら、ゴールドに黄葉した木に黒い小さな実がなっているのに気づいた。 

この実、なんの実?
2013.12.20 14:00 PM

これは何の木かな? 地面を見たら黒い実がいっぱい落ちていた。 

この実、なんの実?
2013.12.20

黄葉した葉っぱは細い幹の木のものだが、黒い実はよく見るとこの木の実ではなく、うしろの太い幹の木 = 幹の独特のシワから一見してエノキと分かるが = そのエノキの高い枝から落ちてきたものが、この黄葉した背の低い木の枝に引っかかっているのだった。 

じゃぁこの木は?
2013.12.20

じゃぁこの黄葉した背の低い木は 何の木か・・・ とよくみると“イチジクの実の小さいの”みたいなのがついていた。
この実がついているのは「イヌビワ」だということは、先日習って知っていた。

“イチジクの実の小さいの”みたいなのは季節外れで少ししかないので、うっかりすると見落とすところだった。
でも、よく見てみることで、この木の名前がわかり、黒い小さな実は エノキ(榎)の実だとわかった。

こちら、イヌビワ
2013.12.20

初冬の京都御苑でのハプニングだった。

撮影地点=地図
2013.12.20






初冬風景

京都御苑(きょうとぎょえん)の四季は移り、いま 『初冬』 を迎えている。

わずか1か月前、秋の美しい風景が見られ、写真を撮る人でにぎわっていた場所が、いまは葉が落ちて枝だけになり、訪れる人もない淋しい様相をしていた。

迎賓館北側通路
2013.12.20 13:50 PM

ちなみに、こちら  は同じ場所で、たった1か月前の様子。

たった1か月前の同じ場所(迎賓館北側通路)
2013.11.24 14:40 PM

落ち葉はきれいに掃き清められていた。

撮影地点=地図
2013.12.20






ニシキギ

きょう1週間ぶりに行ってみたら銀杏(いちょう)の葉は完全に散り、その側でモミジがきれいに色づいていた。 【くわしくは ⇒ こちら

その銀杏の木の手前に、こちらは 2m 位の低い木だが、これまた色づいた木があった。

ニシキギ
2013.12.15 13:00 PM

何の木かなぁ と思いながら葉の写真を撮っていたら赤い実がなっているのに気がついた。

ニシキギ
2013.12.15

よーく見るとこんな具合だ。
更によく見ると枝に翼のようなものが付いていた。
京都御苑の T さんから聞いていたのを思い出した。
『あ、これはニシキギや』
思わず叫んだ。

ニシキギ
2013.12.15

ニシキギの紅葉もきれいだ、と聞いていたがこんな色だったのか。
何と表現したらいいのか、まさに晩秋の色だ。

2013.12.15

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追記 2013.12.28

年の瀬も押し詰まってきた。
きょう上記のニシキギのところを通った。
あれから2週間、葉はすっかり落ちてしまって、鮮やかな赤い色の実だけが残っていた。

nishikigi_057.jpg
2013.12.28 14:20 PM


撮影地点=地図









晩秋風景 (3)

四季は移り、12月ももう半ばとなった。
1週間ぶりの京都御苑(きょうとぎょえん)だ。
このブログでは四季の移り変わりを追っているが、いまはどんな具合かなと見に来た次第。
あいにくきょうは曇り空だった。

中立売御門から歩きはじめたとき立派なカメラを持った人に出会ったので 「いい写真とれましたか」 と声をかけてみた。

「京都市内のモミジの名所はもう散ってしまってあかんけど、京都御苑はまだ楽しめますねぇ」
「なかでも児童公園は一番キレイですよ」 というので連れてってもらうことにした。

それは乾御門の北、児童公園の西にある銀杏(いちょう)の巨木のところだった。
「ここですよ !

右は案内してくれた人
2013.12.15 12:30 PM
左は筆者 右が私を案内してくれた人

わぁー、これか。
高さ20mはあると思える大きな銀杏の木だが、葉はすっかり落ちている。
その向こうに真っ赤なもみじがある。
「あのもみじは銀杏の木のせいで陽当りが悪かったが、銀杏の葉が落ちて陽当りがよくなったので紅葉したんです」 と解説してもらった。

なかなか見ごたえがある風景だ。
雲が晴れてほんの一瞬明るくなったときに、同じ銀杏を別の方向から見たところ。

同じ銀杏を別の方向から
2013.12.15
別の方向から見たところ

いよいよ今年の秋も終わりだ。
春なら 「春を惜しむ」「惜春」 という表現があるが、秋はなさそうだ。
往く秋を名残惜しく思う表現は何ていうんだろ。

banshu_839.jpg
2013.12.15

落ち葉にはケヤキの葉も交じっている。
これが 『秋の色』 っていうんだろうな。

撮影地点=地図
2013.12.15







ソシンロウバイの花芽

きょうは第一土曜なので、国民公園協会による京都御苑(きょうとぎょえん)の説明を聞きに行った。
説明会の後半はその季節に御苑で見られる植物の説明があるので、このブログを書くための参考にさせてもらっている。

沢山あった説明の中で、ソシンロウバイの説明があった。

ソシンロウバイの花芽
2013.12.7 14:30 PM

ソシンロウバイは新春に花が咲く。
そのための「花芽」が出来ている・・・ という説明。

ソシンロウバイの花芽
2013.12.7

確かに大きくふくらんできている。
来春が楽しみだ。

ソシンロウバイの花芽
2013.12.7


撮影地点=宗像神社の北側
2013.12.7










葉を落とした桜松

私のウチの近くに京都御苑(きょうとぎょえん)という緑豊かな公園がある。
四季は移り、いま京都御苑は『晩秋』を迎えている。

御苑には、松の倒木から桜が生えた という『桜松(さくらまつ)』がある。
きょうその前を通ったら、葉はすっかり落ちてすっかり冬支度だった。

葉の散った桜松
2013.12.7 13:45 PM

写真を撮っていたら一人の男性から『何をしてるんですか』と寄ってこられた。
京都御苑は初めてだというので『桜松』の説明をした。

でも余り感心されたふうではなかった。
「花が咲くと見事ですよ」「枝全体に花が付きます」と言ったら初めて感心されたふうだった。

撮影地点=京都御所の東・迎賓館の南西
2013.12.7











晩秋風景 (2)

四季は移り、いま京都御苑(きょうとぎょえん)は『晩秋』を迎えている。 

今出川御門横の銀杏
2013.12.7 13:25 PM

これは御苑の北側にある入口「今出川(いまでがわ)御門(ごもん)」にある大きな銀杏(いちょう)の木だ。
黄色く色づいた葉がいま散りつつある。

今出川御門横の銀杏
2013.12.7


撮影地点=地図
2013.12.7










晩秋風景 (1)

四季は移り、いま京都御苑(きょうとぎょえん)は 『晩秋』 を迎えている。

京都御苑には御苑からはみ出た、というか御苑を整備して大通りを作るとき、もともと生えていたのを切ったり移したりしなかったので、いまは大通りの歩道上に銀杏(いちょう)が生えている。 【場所は下の地図 a 地点】

歩道に生えるいちょうの木
2013.12.4 14:55 PM

その銀杏の前を通ったら、葉っぱは半分ほど散ってしまって、路上に散乱していた。
葉はまもなく散り尽くし、枝だけの丸裸になるんだろう。
冬も近い。

しばらく行くとケヤキの葉っぱが降り積もっていた。 【場所は下の地図 b 地点】

ケヤキの落ち葉
2013.12.4 15:00 PM

ことしの秋はこれでおしまいのようだ。

撮影地点=地図
2013.12.4











床に映る紅葉

暦は12月になった。
地球温暖化のせいか、12月といっても京都御苑(きょうとぎょえん)はいまが『晩秋』の感じだ。

京都御苑の南西隅に閑院宮(かんいんのみや)邸跡という一郭があり、敷地内にお屋敷がある。
そのお屋敷の中、けやき(欅)の一枚板を敷き詰めた部屋があって、庭のモミジが紅葉すると、そのピカピカに磨かれた床にモミジの赤が映ってきれいだと聞いていた。

先日(2013.11.30)見に行ったがイマイチ赤くなっていなかった。
きょう行ってみたらこんな感じだった。
京都御苑の苑内にある他のモミジの紅葉から比べると赤みが足りないが、床には赤い色が映えていた。
これを 『 床紅葉(ゆかもみじ) 』 というらしい。

床に映る紅葉
2013.12.4 14:45 PM

ちなみに下の写真は新緑の頃(2013.4.21)撮ったもの。

新緑の頃
新緑の頃 2013.4.21 12:05 PM


撮影地点=地図
2017.12.13