京都御苑の四季

四季の移ろい・主に植物観察

建礼門の松

京都御苑(きょうとぎょえん) の中で、目玉といえば「建礼門」だろう。
「建礼門」は、天皇のお住まいである京都御所の南の正門だから。

きょう「建礼門」の前を通ったら大きなクレーン車が停まっていた。
松の剪定かと思ったら、テレビの撮影の準備中だった。

テレビの撮影の準備中
2014.2.28 13:09 PM
右は「建礼門」その後ろは「承明門」その後ろに「紫宸殿」があるがここからは見えない

聞いてみると、いま剪定職人さん(植木屋さん)は昼休み中で、戻ってこられたら剪定作業の様子を撮るのだという。

テレビの撮影の準備中
2014.2.28

上に述べたように「建礼門」は御所の南の正門だ。
最もハレがましい箇所だ。
その脇にある松も最もハレがましい松だ。

聞くところでは、京都御所の松の剪定方法は「御所透かし」と言って、特殊な道具を使って松葉や枝を間引いて風通しをよくする技法だそうだ。
いまはその職人さんの数も少ないらしい。

2014.2.28

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追記 2014.3.2

きょう「建礼門」のところへ、剪定後の様子を見に行った。
うん、確かにスッキリしている。

きょうの様子
きょう 2014.3.2 15:11 PM
ちなみに先日(おととい)の写真をもう一度見てみると・・・

おととい、剪定前
おととい 2014.2.28 13:09 PM

こうして見比べてみるとビフォーアフターがわかる。

2014.3.2











花の蕾なのか 葉の芽なのか

最近、御苑内で、花の蕾なのか葉の芽なのかよく分からないが、とても大きくなっていまにも開きそうになった木をよく見かける。

何という木だろうか
2014.2.28 12:38 PM

花の蕾なのか葉の芽なのか
2014.2.28

葉っぱが()入りではないが「アオキ」らしい

花の蕾なのか葉の芽なのかよく分からないが、とても大きくなっていまにも開きそう
2014.2.28

ここから何が出てくるのだろうか ・・・

2014.2.28











木蓮

2月も下旬になった。
日がだいぶ長くなってきた。
お彼岸まであと一月(ひとつき)
春の到来が待たれる。

きょう京都御苑(きょうとぎょえん)に行ったら、モクレンのつぼみが大きくなっていた。
去年、妖艶なピンクの花をつけた木だ。 【 去年、満開の頃(2013.3.29)⇒ こちら

つぼみが膨らんだモクレン
2014.2.24

さらに近づいてみると・・・
もう少しするとつぼみがもっと膨らんできて、これから咲く花がどんな色なのか知ることができるはずだが、いまのところこの状態では、花の色までは分からない。

つぼみが膨らんだモクレン
2014.2.24

もっと近づいてみると・・・

つぼみが膨らんだモクレン
2014.2.24

中立売御門のモクレン
2014.2.24










マンサク

見かけない花が咲いている木があった。

木の上に黄色い花
2014.2.16 14:56 PM
四角い枠内を拡大したのがこちら ↓

木の上に黄色い花
2014.2.16

よくみると「マンサク」みたいだ。
ウチに帰って調べてみたら、やっぱりマンサクだった。
『2月頃咲く、早春を代表する花だ』と書いてあった。
そんな花に偶然出会えてラッキーだった。

マンサクの花
2014.2.16

枯れ木に花が咲くので珍しいなぁと思った。
また、花びらが「かんな屑」みたいな形をしているのも珍しいなぁと思った。

撮影地点=御苑内の北西の方にある「児童公園」と呼ばれている一画
2014.2.16







紅梅 (2)

きょう1週間ぶりに京都御苑(きょうとぎょえん)に行ってみた。
きのう朝、京都盆地に今冬3度目の雪が降って数センチ積もったが、きのう午後から雨に変わり、その雨がきょうもショボショボ降り続いている。

京都御苑の「四季の移ろい」といっても、2月になってからほとんど変化がわからない。

唯一の変化は 2週間前(2014.2.2)に チラホラ咲きだった紅梅が、かなり咲いてきた位か。
きょうのところ三分咲きといったところか。

三分咲きとなった紅梅
2014.2.15 14:53PM

三分咲きとなった紅梅
2014.2.15

苑内に200本あると言われる梅の木だが、いまのところ咲きはじめたのは、この紅梅と、宗像(むなかた)神社の北にある白梅の2本だけのようだ。

春はまだ遠い。

撮影地点=地図
2015.1.12












モノトーンの世界

きょう、この冬2度目の雪が積もった。
といっても2~3センチ程度だ。
さっそく京都御苑(きょうとぎょえん)に行ってみたが、薄日の射していた先日【 ⇒ 2014.1.19 】 と違ってきょうはみぞれのような小雨が降っていたので、一面モノトーンの世界が広がっていた。

梅林(ばいりん)の雪景色
2014.2.8 9:57 AM
注: 真ん中に流れる小川のように見えるのは、実は歩道
降った雨と雪解け水でぬかるんでいるのである

こちらは、間もなく花が咲いてくれるはずの梅林(うめばやし)

付近では御苑を管理する方が総出でベンチに積った雪を降ろしておられた。
寒いのにご苦労さんなことだ。
本当にありかたい。

撮影地点=地図
2014.2.8










紅梅

2月になった。
きのうきょうと温かく、いずれも京都の最高気温は15℃を超えた。

京都には梅の名所がたくさんある。
京都御苑(きょうとぎょえん)は梅の名所ではないかも知れないが、梅がたくさん植えられていて『梅林』と呼ばれるところが苑内の西南の方にある。

人伝(ひとづて)に梅が咲いたと聞いていたし、きのう京都御苑に行ったときも咲いているのを確認していた。
きょうその場所に行ってみたら人だかりがあった。

梅の木に人だかり
2014.2.2 14:10 PM

とは言っても梅の花はまだほんとにチラホラ。
それでもみんな写真を撮っていた。

やっと花をつけた早咲きの紅梅
2014.2.2

私も1枚撮らせてもらった。

紅梅のアップ
2014.2.2

梅の花はやっぱり『気品』がある。

撮影地点=地図
2014.2.2


















ロウバイ (2)

2月になった。
きのうきょうと温かく、いずれも京都の最高気温は15℃を超えた。

京都御苑(きょうとぎょえん)内の西北に「児童公園」という広場がある。
その広場の北にロウバイがある。
きょう見に行ったらたくさん花をつけていた。


2014.2.2 13:30 PM

よくは分からないが、これで満開なのだろうか。
ソシンロウバイ 【⇒ こちら 204.1.4 をクリックすると別の画面で開きます】 と比べると、あちらは黄色が鮮やかで目立つが、こちらはイマイチ目立ちにくい。
花が高いところに咲いているせいかもわからない。

ロウバイ(蝋梅)
2014.2.2

近づいてみると花の奥が真っ赤だ。
華やかとはいいがたいが、よく見ればキレーだ。

花の少ないこの時期には貴重だし、近づくといい香りがする。
それが魅力だ。
撮影地点=地図
2014.2.2