きょう、
京都御苑で夏の自然教室があったので参加した。
ゲンノショウコが咲いていた。
↓9月に咲くと思っていたが、意外にも7月に咲いていた。
ただし、咲いていたのはこの1本だけ。
自然教室の K 先生の説明 -
ゲンノショウコの花は顎が5つ、花弁(花びら)が5枚、交互にある。
雄しべは10本、雌しべは1本で先(柱頭)が5つに分かれる。なるほど・・・
しかし この写真ではどういう訳か10本の雄しべが写っていない。

2015.7.26 11:25 AM私が過去に撮った写真を見て、気づいた。
◆ 2014.9.3 に撮った写真も10本の雄しべが写っていなかった。⇒
こちら。
しかし、雌しべの柱頭はちゃんと5つに分かれている。
きょうと同じではないか
!◆ ところが、2013.9.14 に撮った写真にはちゃんと10本の雄しべが写っているが、反対に雌しべの柱頭が5つに分かれていない。⇒
こちら 何か時間的経過でこうなるのだろうか。
宿題だ。

このゲンノショウコは苑内F地区の草地で1本だけ見つかった2015.7.26
クサギの花が咲いて、いい匂いがただよっている。
クサギの花は8月に咲くと思っていたが、今年は幾分早めだろうか。

2015.7.25 14:55 PMこちらはこちらは2週間前、2015.7.12 の様子。
↓
こちらは2週間前、2015.7.12 16:00 PMそのときは、つぼみがだいぶふくらんでいて、咲く寸前のように見えた。
↓
こちらは2週間前、2015.7.12 16:00 PMその後1週間前にも見てみたが、咲いていなかった。
これがきょうの様子。
↓ どうやら数日前に咲き始めたみたいだ。
まだつぼみもたくさんあるから、これからしばらく咲き続けてくれることだろう。

2015.7.25近づいてみるといい匂いがした。
強い匂いで、風向きによっては遠くからでも匂う。

2015.7.25白い5弁の花びらはつながっているように見える。
↑長~い雄しべが4本。その先っぽ(
葯)にはくすんだ紫色の花粉。
垂れ下がっているのが
雌しべだろうか。
2015.7.25
キンミズヒキ(金水引)が咲く季節となった。
夏草が生い茂る中に、穂を伸ばして黄色い花をつけている。
秋になったら「くっつきむし」になる草だ。

2015.7.19 13:00 PM
2015.7.19黄色い5弁の花びらに、雄しべがたくさんついている。

2015.7.19下の方には、早くも「くっつきむし」が出来かかっている。
↓
2015.7.19これは特徴ある葉っぱ。
↓
2015.7.19
2015.7.19
きょう
京都御苑を歩いていたら、カメラで木の上を狙っている人々に会った。

6~7月頃に巣を作り子育てする「アオバズク」 である。
先日から、この辺りの樹木を囲んで、警告(
→)がぶら下げられているのに気づいていた。
それにこの付近は、ときどき双眼鏡や望遠レンズつきのカメラを持った人が歩いておられるのを見かけていた。
だから、この辺の木の上にアオバズクがいるらしいことは知っていた。
私は 人々の中に T さんを見つけたので、 「どこですか」 と聞いてみた。
T さんはカメラの後ろの液晶画面を見せながら 「ほら、あの松の枝がこーなっているところの左です」 と教えてくださった。
なるほど・・・ 肉眼ではちょっと分かりにくいし、背景の空が明るいから逆光でよけい分かりにくいが、アオバズクらしき黒いものが見えた。
T さんが立ち去られたあとも、カメラを持った人々は口ぐちに 「あ、動いた」 「羽を広げた」 「かわいーい」 などと言いながらアオバズクに向けてシャッターを切っておられた。
私のカメラのズームは100ミリまでなので(35ミリフィルム換算)、木の上のアオバズクを狙ってもうまく撮れない。
そこで、代わりに地上でアオバズクを狙う人々を撮らせてもらった。
↓
2015.7.19 12:30 PMアオバズクはたいそう人気がある。

2015.7.19
2015.7.19
きのう台風11号が四国に上陸し、中国地方から日本海に抜けて行った。
雨は止んだが蒸し暑い。
きょう
京都御苑を歩いていたら、大きな虫捕りの網を持った少年に出会った。
何か捕れた? と聞いてみたら、しばらく沈黙ののち小さな声で 「ジャノメチョウだけ」 と恥ずかしそうに答えてくれた。
雨あがりで昆虫類もどこかに隠れているんだろう。
気負って来た少年も、きょうは収獲が少ないので気落ちしているみたいだった。
・・・ 少年と分かれて暫く行くと、私もジャノメチョウ(蛇の目蝶)に出会った。
↓この蝶は湿気の高いのが好きなのだろうか。

2015.7.18 15:20 PMウチに帰って調べてみたら、この蝶は「ヒメウラナミジャノメ」という種類だそうだ。
別に珍しくなく、どこにでも見られる蝶だとか。

2015.7.18眼状紋(がんじょうもん)と呼ばれる「蛇の目」の紋様は、目に見せかけて敵をあざむく目的ではないかという説があるそうだ。
そういえば、人間も鳩を追い払うのに、大きな蛇の目紋様を吊り下げたりしている。
2015.7.18
きのう台風11号が四国に上陸し、中国地方から日本海に抜けて行った。
ここ京都では風は大したことなかったが、雨がよく降った。
京都市内(中京区)ではきょう(18日)午前7時半までの24時間の降水量が260ミリ(26センチ)を観測し、7月の観測史上最大という豪雨だったという。
きょう
京都御苑に行ってみたら、松が根元から折れていた。

2015.7.18 14:30 PM現場で片付け作業をしていた環境省の人に聞いたら、松が充分根を張ってなかったところに雨で地盤が緩んだので倒れた、との説明だった。
確かに反対側の地面は、根で盛り上がっていたが、状況を見ると、根元から折れている。

2015.7.18折れたところを覗いてみたら、白い菌に侵されていた。
根元が腐って弱くなっていたのではないか。
↓
2015.7.18雨は止んだが蒸し暑い中、あと片付けの作業が続いていた。

2015.7.18
2015.7.18
京都御苑内を歩いていたら、カメラで熱心に写真を撮っている人がいた。
有名なサルスベリの木だ。
へぇー もうサルスベリの花が咲いたのか。

2015.7.12 15:40 PM花が咲いている場所が低いところなので、撮影には便利だ。

2015.7.12咲いたところのようなので、私が 「もう咲いてるんえすか、咲きたてはキレイでいいですね・・・」 と声をかけたら、
「もうスズメがつついて落としてますよ」 との答え。
蜜が甘いので吸いにくるらしい。
下を見たら、確かに花びらが落ちていた。
スズメも目ざといんだ !

2015.7.12ところで、今年はサルスベリの開花が早いのかと思って過去を調べたら、おととし(2013年)もきょうと同じ7月12日に開花を見ていた。⇒
こちら、2013.7.12
2015.7.12
閑院宮邸跡の玄関前庭にあるムクゲ(木槿)が咲いていた。
↓
2015.7.12 15:35 PMムクゲは夏の花として知られるが、
蕾も多いのでこれからどんどん咲いていくことだろう。

2015.7.12
2015.7.12しかし、木の下には散ったあとも見られた。
↓だから開花は1週間ほど前だったようだ。

2015.7.12
2015.7.12
いま、
京都御苑ではツユクサがよく咲いている。

2015.7.11 09:20 AMこれからしばらく見られるだろうか。
ところでツユクサは朝に咲いて午後にはしぼむという。

2015.7.11ツユクサの花は結構複雑な形をしている。
↑調べてみると、花びらは3枚あるという。
青いのが2枚のようだが、白いのが下に1枚あるのだそうだ。
言われてみないとわからない。
また、雄しべが6本あるという。
どれとどれか・・・ と思ったら、上に黄色い4つ(正確には3つ+1つ だそうだが)
そして長く伸びた2本(両側)も雄しべだという。
雌しべは・・・ というと、真ん中の長い1本だそうだ。
へぇー

2015.7.11写真を撮っていたら、蜂(?)みたいな虫が飛んできて、密を吸い始めた。
↑何という虫か知らないが、トンボみたいに大きな目をしていた。
2015.7.11
きょう、タシロランを見つけた。
おととしは ⇒
こちら、2013.7.11去年は ⇒
こちら、2014.7.10そして今年は 2015.7.5。例年より数日早い。

2015.7.5 13:00 PMあたりを見回したが、2本しか出ていなかった。
従って「7月5日」というのは まだ早すぎるのかもわからない。
もう数日したら、例年のようにたくさん見られるのかもわからない。

2015.7.5
2015.7.5ところで、このタシロランは 葉緑素がないので光合成できないという。
その代わり、落ち葉などの養分をもらって根に菌類を共生させ、その菌類を介して養分をとる植物だそうだ。
そんなんで ちゃんと栄養が得られるのか、なんとも心もとない。
こういう植物を 「菌従属栄養植物」 と呼ぶらしい。
調べてみたら、タシロランは環境省のレッドデータブックでは『準絶滅危惧種(NT、Near Threatened)』となっているが、京都では危機感が低く、京都府レッドリスト2013では『要注目種』 (今後の動向を注目すべき種)となっていた。
京都ではこのタシロランは結構あちこちで見られるらしい。
2015.7.5---------------------------------------追記 聞くところによると、環境省ではタシロランのような希少植物については採取されるのを防ぐため、生育地を特定する文章表現や画像および撮影地地図をブログに載せるのは遠慮してほしいらしいので、撮影地地図を削除しました。
ヨウシュヤマゴボウの花が咲き、ミニカボチャのような実ができていた。

2015.7.5こちらは花が咲いて実ができつつあるところ。
↓
2015.7.5そのアップがこちら。
↓花びら(
※)は5枚。雄しべは10本で、
葯は白い。
そして、真ん中には雌しべの子房だろうか、ミニカボチャのような実ができている。
※ ヨウシュヤマゴボウの場合、植物学的には、これは花びら(花弁)ではなくて、花被(かひ)というのだそうだ。花びら(花弁)が退化して、それが花びら(花弁)なのか萼(がく)なのかわからないものを花被(かひ)というのだそうだ。植物の部位の名前はむつかしい。それに、各々にちゃんと日本語があるというのもオドロキだ。
2015.7.5こちらはミニカボチャがたくさんなっているところ。
↓
2015.7.5これが秋になると熟して、赤紫から黒紫へと変わっていく。
⇒
こちら、2013.10.27 を参照。
2015.7.5
ことしも 「コムラサキ」(コシキブともいうらしい) が咲く季節となった。
まだ 咲き始めなのか、少ししか咲いていない。
↓
2015.7.5さきほどのK先生に聞いたら 「これも(クチナシと同様)順々に咲いていくので、全部の花が咲いて満開ということはないです」 と。

2015.7.5よく見れば薄紫色の花に黄色い
葯をつけた長い雄しべがたくさん出ている。
↓調べたら 『雄しべは4本、雌しべは1本で、花冠から飛び出る』 と書いてあった。
花が密なので、長い雄しべがたくさん出ているように見えるのだろうか。

2015.7.5
2015.7.5
京都御苑を歩いていたら、動植物にとても詳しいK先生に出会った。
久しぶりなのでよもやま話などをしていたら、いい香りがするのに気がついた。
振り返ってみれば、クチナシの木だった。
↓実は、ウチにも鉢植えのクチナシがある。
だから、クチナシは背の低い植物のように思っていたが、こんな大きくなるんだ。

2015.7.5 12:35 PMK先生の解説 「これは八重咲きの園芸品種ですよ」。
見れば、花の時期はもう終わったみたいだった。
↓K先生の解説 「順々に咲いていきますから、全部の花が咲いて満開ということはないです」。

2015.7.5下の方を指して 「ほら ここにキレーに咲いてるのがあります」
↓しゃがんで 花に近づいてみると 甘い香りがした。

2015.7.5上の方には蕾もあった。
↓畳んだ雨傘のようだ。

2015.7.5クチナシの花は次々に咲いてくれるので、長く楽しめることがわかった。
2015.7.5
いま、苑内のあちこちでカタバミの黄色い花がよく咲いている。

2015.7.5 11:40 AM葉の形はクローバーのようなハート形をしているのですぐ分かる。

2015.7.5
2015.7.5入院していてしばらく
京都御苑に来なかったので、咲いているのに気づかなかったのかもわからない。
2015.7.5
京都御苑で ネジバナ を見つけた。
かねてから らせん状にねじれてついている花の写真を見ていたからスグわかった。
「あぁ これかっ
!」

2015.7.5 11:30 AMちょうど咲き始めた頃なのか、花をつけたネジバナが周辺に数本生えているだけだった。

2015.7.5ピンク色だけの花かと思ったら、ピンクの下に白いものが覗いていた。
↓
2015.7.5私が写真を撮っていたら、御苑の物知り博士Sさんに出会った。
「ネジバナ を見つけましたよ」といったら、Sさん「線香花火みたいやろ」・・・ なるほど。
「(苑内の)あちこちに咲いてるよ」ということだったが、あとで探したけど他の場所ではネジバナは見つけられなかった。

このネジバナは苑内F地区の芝生に生えていた2015.7.5
黄色い花の咲く雑草。
名前がわからんが、花の色や形は 『イヌガラシ』 に似てる。

2015.7.5 11:20 AM葉っぱの形はロゼット状で、深く切れ込んだのと、切れ込まない葉っぱが混在している。
これは 『イヌガラシ』 の特徴だそうだ。
『イヌガラシ』 としておこう。

2015.7.5
【写真上】 上から、【写真下】 横から
2015.7.5
京都御苑を歩いていたら、足元に薄紫の小さな花らしきものが見えた。
しゃがんで見たら、やっぱり花だった。
↓
2015.7.5 11:00 AMうーん、何の花かなぁ。
運よく 近くで立派なカメラで植物を撮影しておられる方がおられたので「すんませんが・・・」と聞いてみた。
即座に「リュウノヒゲ(竜の髯)ですよ」「冬には青い実がなる、アレですよ」と。
リュウノヒゲと言えば園芸店で束になって売ってある。
へぇー !?、ここの御苑のは葉っぱがまばらだ。
だから同じ植物と思えなかった。

2015.7.5
2015.7.5ウチに帰って調べてみたら、花の形はそっくりだから、「リュウノヒゲ」で正解だった。
そこには 「リュウノヒゲ(竜の髯)は、別名ジャノヒゲ(蛇の髭)ともタマリュウ(玉竜)とも言う」 と書いてあった。
そういえば、タマリュウ というのは聞いたことあるなぁ・・・
リュウノヒゲの花を見たのは初めてだった。
2015.7.5
去年は9月ごろに見かけたツルタケ。
今年の梅雨は雨がよく降るし、気温も高いのでキノコの生育には適した環境なのか。
7月だというのに、ツルタケが苑内のあちこちで見られた。

2015.7.5 10:40 AM見たところおいしそうではないが、形が整っているので撮ってみた。

2015.7.5中心から放射線状になって、周りでプリーツみたいになっている。
専門用語で「条線」(じょうせん)というらしい。
2015.7.5
ヤブミョウガの咲く季節となった。

2015.7.4 09:30 AM
御苑内北西のヤブミョウガの群落 【ワイド画面】御苑内では、京都迎賓館の東側と、ここ北西部にある茂みでヤブミョウガの群落が見られる他、あちこちでヤブミョウガの白い花が見られる。
大体、7月初めから2か月ほどの間、白い花が見られるし、8月も中旬を過ぎると濃紺の実が見られる。

2015.7.4 09:30 AM1本の茎にたくさんの白い花が咲いている。

2015.7.4長くて太い雌しべが1本と、細くで短い雄しべが6本。
雄しべの先には黄色い「
葯」がついている。
雌しべの根元にある丸るい「玉」(
子房)が膨らんできている。

2015.7.4この丸るい白い「玉」が、8月も中旬を過ぎると、濃紺に色づいて実になるようだ。
2015.7.4
先日、ハクモクレン(白木蓮)の
実をレポートした。( ⇒
こちら、2015.5.31 )

きょう、別のモクレン =ワインレッド(ピンク)のモクレン= の前を通ったので、こちらの実はどんな具合かな?と覗いてみた。
↓春にはワインレッド(ピンク)の花が見事だった あのモクレンの木だ (2015.3.27)
→
2015.7.4 09:00 AMなんと、厚い毛に覆われて、
もう完全に冬の装い じゃないか。
↓
2015.7.4
2015.7.4これから盛夏だというのに もう冬の装い をしているのか。
へぇー 早いなぁ ・・・。
2015.7.4
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