10月も下旬となり、朝晩は冷え込むようになった。
御苑内で色づき始めた木があった。
つい先日までピンクの花をつけていたサルスベリの木だ。

2015.10.31 10:20 AM「色づき始めた」 と言ってもまだ “まだら模様” だ。

2015.10.31とは言うものの、いよいよ今年の紅葉の始まりだ。
暦はあしたから11月となる。

2015.10.31
2015.10.31
葉っぱがまだらに色づいている木があった。
イヌビワの木だ。

2015.10.31 10:00 AMまだ緑の葉っぱもたくさん残る中で、まだらに黄色くなっているのが面白かった。
しかも黄葉の模様が面白い。

2015.10.31
2015.10.31足元にはすでに落葉しているのもあった。
↓
2015.10.31
2015.10.31
ジュウガツザクラ(十月桜)の花が咲いていた。

2015.10.25 10:40 AM鑑賞に堪えるほどのものでもないが、十月に咲くというので話題にはなる花だ。
いままさに十月。

2015.10.25
2015.10.25
薮の茂った中に1つ 白い大きな花をつけた木があった。

2015.10.25 10:20 AMうーん、どうもサザンカみたいだ。

2015.10.25八重の大輪だ。
真ん中にある(はずの)黄色いオシベが見えないので、きょう咲いたところかも知れない。
咲いているのはこの一輪だけ。

2015.10.25ちかくに
蕾があった。
蕾の先は 気のせいか 赤い色をしていた。

2015.10.25
2015.10.25
10月になったので、マユミ(真弓)の実から赤い種が出てくるころだと思って時々観察していた。

2015.10.25 09:40 AMきょう、マユミの木のところへ行ってみた。
上から見ただけではよくわからないが・・・

2015.10.25下から見ると・・・
実から赤い種が顔を出していた。
↓
2015.10.25
2015.10.25
2015.10.25恐ろしいような 真っ赤な色で 強烈なインパクトがある。
2015.10.25
きょう10月22日は京都三大祭りのひとつ、時代祭の日で、行列は京都御所から出発する。
行列を京都御所で見送ったあとウチに向かって歩き出したら 「
桃 林」 で写真を撮っている人がいた。

2015.10.22 14:00 PM何かな? と見上げると、桃の木に花が咲いていた。
こりゃ、狂い咲きじゃないか?
葉っぱが落ちているので 狂い咲きの条件は揃っている。狂い咲きに違いない。
9月19日にレポートした 桜 だけじゃなくて、桃 も狂い咲きするんだ。 (と 分かった)
私が 「狂い咲き」 というコトバを使ったら、そばにいた家内に 「かわいそやから 狂い咲き やなんて
言わんといて」 と言われた。
「ほんだら なんちゅーたら ええんやろ」 と聞き返したら
「そやなぁ ・・・ 季節を間違えた とか ・・・ 」
うーん、そやな。 なんか 簡単でピッタリの日本語がほしいと思った。

2015.10.22いちばん右の白い丸で囲んだ花を、背伸びして撮ったのがコレ。
↓
2015.10.22
2015.10.22
イチイガシ(一位樫)にどんぐりが出来ていた。

2015.10.19 12:20 PM
2015.10.19おおきなどんぐりだ。

2015.10.19
2015.10.19おしりの殻が渦巻き状で特徴がある。
図鑑によれば、どんぐりの頭に白い粉がついているのもイチイガシの特徴だという。

2015.10.19葉っぱは細長くて、先の半分に鋸歯がある。

2015.10.19
2015.10.19
ツワブキ (石蕗) が咲き始めた。
1週間ほどまえから咲き始めたが、やっと見ごろに近づいてきた。
といっても、すべての株が満開という訳ではない。

2015.10.17 07:40 AMこの株は満開だが、まだ
蕾の株も多い。

2015.10.17花をアップで見ると、遠くから眺めているのとは違う風貌だ。
↓へぇー 意外だった。

2015.10.17ツワブキの花は どういう構造なのかよくわからない。
2015.10.17
おや? もうサザンカ(山茶花)が咲いている。
京都御苑の四季を追っている筆者としてはいささか驚いた。

2015.10.16 12:20 PM3つ咲いている。
ここには写っていないが、この他に 咲く寸前にまで膨らんだ
蕾もひとつあった。


2015.10.16しかも、散った花びらまでもが足元に落ちているから、すでに咲き終わった花もあるみたいだ。
↓
2015.10.16このサザンカの木は一条邸跡の
縣井の横に生えている木だ。
例年、この木は花が咲くのが早いのは知っている。
それでもおととしは11月15日だった。
今年は それよりひとつきも早い。
まだ
蕾がたくさんついている。
↓これから来年にかけて楽しみだ。

2015.10.16
2015.10.16---------------------------追記 2015.10.24『これから来年にかけて楽しみだ』 と書いたのが
1週間前(↑ 2015.9.16) だった。
きょう、そのサザンカの木の前を通ったら たくさん咲いていて また驚いた。

2015.10.24 11:20 AM通りかかった方も 「もう咲いてるんですか」 と見とれていた。
↑
2015.10.24この調子では 『これから来年にかけて楽しみだ』 どころか、来年になるまえに終わってしまわないか、いささか心配になった。
2015.10.24

去年 花をいっぱい咲かせたキンモクセイがあった。
→今年はまだかと、しばしば観察していた。
なかなか咲く気配がなかったが、きょうは割り方咲いていた。
でも、少し散りかけているから、ことしのキンモクセイの満開はきょう辺りかもわからない。
↓
2015.10.15 12:50 PMそれにしても、花の咲き方は去年に比べたらとても淋しい。

2015.10.15植物の花のつき方は、よく咲く年と咲かない年があるのはよく知られているが、ことしのキンモクセイは咲かない年に当たるようだ。

2015.10.15地面には少し散り始めていた。

2015.10.15楽しみにしていたキンモクセイは、これでおしまいか・・・
2015.10.15
苑内の鷹司邸跡に大きな椎の木がある。スダジイだ。
その木の下で女性が椎の実を拾っていた。

2015.10.14 12:50 PM
2015.10.14もうこんなに溜まった、と袋の中を見せてもらった。
↓
2015.10.14女性の話だと、スダジイは ご飯に混ぜて炊いたら 栗ご飯みたいでおいしいという。
去年、私は鍋で炒って皮をむいて食べたことがある。( 詳しくは
こちら )
ご飯に混ぜて炊くのは初めて聞く話だ。
どうして皮をむくんですかと聞いたら、2~3日
日に当てて乾かしたら 自然に皮が割れてくる、とのことだった。
へぇー、いろんな楽しみ方があるんだな・・・ と思いながら目を移すと、少し離れたところで、やはりしゃがんで何かを拾っている女性がいた。
↓
2015.10.14 12:50 PMこんどはこの女性に声を掛けたら、日本語がわからないという。

2015.10.14何を拾っているのか聞いたら、紙切れを出して 「
ウ・バ・メ・ガ・シ」 だという。
紙切れには京都御苑の地図と樹木の名前が書いてあった。
カタカナは かろうじて 読めるのだという。
これが、彼女が見せてくれた、拾ったどんぐり(ウバメガシの実)と葉っぱ。
↓
2015.10.14ウバメガシの木はこれ、と指差してくれた。
↓しかし、木にはどんぐりがほとんど残っていなかった。
あらかた落ちたみたいだった。

2015.10.14ウバメガシの どんぐりを このブログ「京都御苑の四季」でレポートするのは初めてなので、しげしげと眺めていたら、その女性が くだんの紙切れを取り出し、カタカナを拾いながら 「
チ・リ・メ・ン・ガ・シ」 があっちにあると指差してくれた。
↓
2015.10.14 12:55 PMこちらもウバメガシと同様、木にはどんぐりがほとんど残っていなかった。
↑そして、足元には チリメンガシ のどんぐりがたくさん落ちていた。
↓
2015.10.14チリメンガシ もこのブログ「京都御苑の四季」でレポートするのは初めてだが、この木がここに植わっていることは 環境省の T さんから聞いていて知っていた。
でも、この日本語のほとんどわからない女性から チリメンガシ を教えてもらうとは思ってもみなかった。
この女性は何者か?

2015.10.14
2015.10.14
こちらはチリメンガシの全樹形ウバメガシのどんぐりを拾い終わった女性が 自転車で 帰りかけたので、「京都に住んでいるのか」聞いてみた。
すると意外にも、これから関西空港経由で台湾に帰るという。
へー 台湾からどんぐりを拾いに京都御苑に来たのか・・・
自転車は京都の五条で(御所で?)借りたという。

2015.10.14 13:05 PM
彼女が持っている紙にはどんぐりの名前と京都御苑の地図が書いてあった
2015.10.14女性は自転車で去って行った。
台湾からどんぐりを拾いに京都御苑に来た理由など聞きそびれた・・・
2015.10.14
白雲神社の西参道で もう2週間ほど前からホトトギスの花が咲き始めていたが、
蕾の数の方が多かった。
最近になって、ほゞ咲きそろった。

2015.10.14
2015.10.14よく見ると、花の真ん中に「噴水」みたいな花がある。
↓面白い形をしている。

2015.10.14こちらはまだ
蕾。
↓
2015.10.14
2015.10.14
最近 イヌタデ(犬蓼)をよく見かける。

2015.10.13 07:15 AMひとつき前くらいから見かけていたが、
実がようやく赤くなってきた。

2015.10.13
2015.10.132015.10.13
2週間まえ、2015.9.29 に 黒い
実をつけていたナンキンハゼだが、けさ見たら殻がはじけて白い種が出ていた。

2015.10.13 07:00 AM
2015.10.13そして、足元には、実が枝や葉っぱごと落ちていた。
↓
2015.10.13実は人の手の届かないような けっこう高いところになっているので 人のイタズラではなさそうだ。
小枝が折れているところを見ると、カラスの
仕業かもわからない。

2015.10.13ふつうは殻の中に種が3つあるが、こんな1つのもあった。
↓
2015.10.13パカッと小気味よく
爆ぜている。
このように 実が爆ぜるから 「ハゼ」 の語源になったのかも分からない。
2015.10.13
きょうはキレイな秋晴れ。
京都市内から東山の木々1本1本が見えるくらい空気が澄んで、少しひんやりとする風も気持ちよかった。
1年中で今頃が一番過ごしやすい季節のようだ。
昼休みに
京都御苑に来てみた。
先日、苑内で会った S さんが「クヌギの実ができてるよ」といって拾ったのを見せてくれたのを思い出した。
それでクヌギ(椚)の木のあるところに行ってみた。
最初、探しても見つからなかったが、やっと1本、実のなっているクヌギの木があった。

2015.10.7 12:50 PM葉の下から見たらたくさん成っていた。
↓でも、先日 S さんから見せてもらったのよりひとまわり小さいようだ。

2015.10.7
2015.10.7いまはまだ10月初旬だ。
これから成長してもっと大きくなってくれるのだろう。

2015.10.7
2015.10.7
ちょっと見たところ目立たないが、辺り一面に咲いている草があった。

2015.10.7 12:30 PMでもよく見ると、花というより
蕾のようだ。
↓
2015.10.7葉っぱはというと、先がとんがって、両耳がある 独特の形をしている。
↓うーん、何の花かなぁ・・・

2015.10.7さらに近づいてみる・・・
この ほんのりとした 赤紫と白の配色がなんともいえぬ趣があって 心地よい。

2015.10.7もう少し歩いて行くと 日当たりのいい場所では花が開いていた。
(日当たりのせいか、成長したからかはわからないが)
咲くとピンクに変色するみたいだ。

2015.10.7 12:35 PMさて、これが
何の花か思い出せなかったが、
過去のページを探して、
ミゾソバ(溝蕎麦)だとわかった。
あのとき見たのと同じ場所だった。
ところで、こんな可憐な美しい花に溝(みぞ)だなんて、可哀そうだ、とこのブログを書きながら思った。
2015.10.7
赤い
実のなる木があった。

2015.10.6 12:20 PMずーっと高いところにできているので、肉眼では確かめにくい。

2015.10.6
2015.10.6
2015.10.6
きれいなピンクの花が咲いていた。
シロツメクサのピンクバージョンだ。

2015.10.4 08:15 AM
2015.10.4ここ2年ほど
京都御苑の自然観察を続けているいが、アカツメクサを見たのは初めてだ。
調べていたらこんなことが書いてあった。
色が白いのがシロツメクサで、赤いのがアカツメクサ、といった単純な違いではありません。
一番大きな違いは、シロツメクサが花のかたまりの下に長い柄があるのに対し、アカツメクサは花のかたまりのすぐ下に葉があります。なるほど。そうか。
この写真でも、花のすぐ下に葉っぱが見える。
しかも、その葉っぱには、V(ヴイ)字の形をした模様(専門用語で「斑紋」)が見える。
2015.10.4
10月になったので、モッコク(木斛)の
実が色づきはじめたかな・・・ と思いながら、モッコクの木があるところに立ち寄ってみた。

2015.10.4 08:10 AMよーく近づいてみると、うーんやっぱり10月だ、もう赤く色づき始めていた。

2015.10.4
2015.10.4熟して弾いた
実も、朝日に映えていた。

2015.10.4
2015.10.4
クサギがまだ咲いていた。
一緒にいた S さんに教えてもらった。

2015.10.4 07:50 AM咲き始めたのが7月下旬だったし 、その後気にとめていなかったから、まだ咲いているとは思いもしなかった。
とは言うものの、咲いていたのはこれだけで
↑ 、そのほかは全部
実 になっていた。
↓
2015.10.4中には袋状の
殻が吹き飛んでしまって、中には 青い
実(
種) になっているものもあった。

2015.10.4S さんから「この
実は染物に使います」と教えてもらった。
草木染の染料になるらしい。
2015.10.4
白い
実が たわわに なっていた。

2015.10.4 07:30 AM
2015.10.4山椒の
実を大きくしたような感じだ。
なんの木だろうか。
↓一緒にいた S さんもわからないみたいだった。

2015.10.4
2015.10.4あとで名前を調べるときのために 一応 葉っぱも撮っておいた。
↓
2015.10.4
帰って調べてみたら、ネズミモチらしかった。
ネズミモチなら、6月に白い花をつける木だ。
→(こちらは、同じ苑内でも 違う場所に生えているネズミモチの木、2014.6.4)
それが 4か月後に こんな実がなったのだ。
四季の変化である。
2015.10.4
朝早く木の周りにたたずむ女性がいた。
↓何か花でも咲いているのかと思って聞いてみたら「栗の実を見ている」という。

2015.10.2 06:50 AMそういえば栗の木だ。
↓
2015.10.2「栗のイガは落ちてるけど
実はあらへん」
なるほど。
栗のイガはたくさん落ちてる。

2015.10.2もうすでに誰かが拾って帰っている。
「昔は犬を連れてもっと早く来たんやけど・・・」
とつぶやきながら、さらに探し続けておられた。

2015.10.2そして・・・ 「あった あった」といって拾われた栗の
実を見せてもらった。
↓さらに探し続けても、この二つしか見つからなかった。

2015.10.2「これじゃ 栗ごはんは炊けへんわ」
「ことしは栗は豊作やと聞いてるけど」とその女性は語っておられた。
2015.10.2
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