京都御苑の四季

四季の移ろい・主に植物観察

黒木の梅

京都御苑には『梅林』があって、そこではいま白、ピンク、赤と咲きそろっいる。
中には、まだ (つぼみ) だという遅い梅の木もある、

さて、その苑内、『梅林』からやや離れた、明治維新までは九条家のお屋敷があったところに「黒木の梅」という有名な緋梅がある。
どんか具合かな?と思って見に寄ったら、まだ全然咲いていなかったが、望遠レンズ付きの立派なカメラで黙々と写真を撮っている男性がいた。
「いい写真が撮れましたか?」と水を向けても返事がない。

黒木の梅
2017.2.25 11:45 AM

どうしたんだろ、と思って梅の木に近づいてみたら、真っ赤な大きな (つぼみ) が枝いっぱいについていた。

黒木の梅
2017.2.25

(くだん)の男性はこの真っ赤な(つぼみ)を狙っていたのだろう。
びっくりするほど赤かった。

黒木の梅
上の写真の一部を拡大した図

満開は例年3月中旬だ。

撮影地点=地図
2017.2.25











春の野草

先日、タンポポ(2月19日) が咲いているのを見つけたので、いよいよ春の草花が咲きだす季節になったかと思った。
それで、きょうも何か咲き始めていないか目をこらして見てみた。
でも、どこを見ても枯れた芝生や降り積もった落ち葉だった。

野草が咲き始めるのはまだ早いな・・・ と思いながら歩いていた。
と、よく見ると青い小さな花が見えた。
ぐーっと近づいてみると、おや、オオイヌノフグリ じゃないか。

オオイヌノフグリ
2017.2.25 11:10 AM

例年、オオイヌノフグリは春の最も早い時期から咲きだす野草だが、もう咲き始めたのだ。

オオイヌノフグリ
オオイヌノフグリ
2017.2.25

春の暖かい日差しを浴びて元気に咲いていた。
でもまだ序の口で、これからもっと咲きだすことだろう。

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と、そのすぐ近くでさらに小さな白い花の咲いている草があった。

タネツケバナ
2017.2.25 11:20 AM

余りに小さくてほとんど気づかないが、これも春の暖かい日差しを浴びて元気に咲きはじめたのだ。

タネツケバナ
2017.2.25

えーっと、これなんちゅー花か。
名前が思い出せない。

タネツケバナ
2017.2.25

ウチに帰ってしらべてみたら、どうやら タネツケバナ という草の仲間らしかった。
タネツケバナの仲間にはいろんな種類があるらしいが、詳しい詮索は得意じゃないのでやめておく。

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と、さらにそのすぐ近くで、また別の花が咲いていた。
ん? この赤紫の花はなんだろ。
葉っぱは以前に見たオドリコソウ(踊子草)に感じが似ているけど・・・

ヒメオドリコソウ
2017.2.25 11:25 AM
ヒメオドリコソウ
2017.2.25

調べてみたら、ヒメオドリコソウ(姫踊子草)というんだって。
「ヒメ」というのは「小さい」という意味なのか、ほんとに小さな花だった。

ヒメオドリコソウ
2017.2.25

きょうは、早春の草地で早くも咲き始めた野草を3種 採りあげた。

撮影地点=地図
2017.2.25










マンサク

春先に『先(まん)ず咲く』から「まんさく」。
例年2月半ばには咲き始めるので、京都御苑に来るたびにチェックし、「まだだなぁ」と待ち望んでいた。
きょう1週間ぶりに立ち寄ってみたら、やっと咲き始めていた。

マンサクの木
2017.2.25 10:40 AM

いちばんよく咲いているところでこんな状態。

マンサクの花
2017.2.25

そのアップ。
鉋(かんな)くずのような花びらで、どことなく弱弱しい。

マンサクの花
2017.2.25

そして、こちらは蕾(つぼみ)と、咲く寸前の花。

マンサクの花
2017.2.25

満開までにはもうしばらくかかりそうだが、いよいよ春の訪れだ。

撮影地点=地図
2017.2.25












タンポポ初見

京都御苑の草むらにタンポポが咲いていた。
タンポポの花を見るのはことし初めてだ。

タンポポ初見
2017.2.19 15:20 PM

ちなみに 2014年は 3月8日 だった。
そして去年(2016年)は 3月16日 だった。

気になるのはタンポポの種類だが、(がく)の先っぽが反り返らないでぴったりくっついているので、在来種のカンサイタンポポだと分かった。

カンサイタンポポ
2017.2.19



撮影地点=地図
2017.2.19










紅白梅 (2)

京都御苑の梅林の梅はいま、よく咲いてるのと、まだ(つぼみ)のままのとまちまちだ。

そんな中で、紅白梅が並んで咲いていた。

紅白梅
2017.2.19 14:45 PM

こちらは紅梅。

こちらは紅梅
2017.2.19

そしてこちらは白梅。

こちらは白梅
2017.2.19


撮影地点=地図
2017.2.19










ロウバイ(蝋梅) (2)

2週間前の 2月4日に「五分咲き」程度とレポートしたロウバイ(蝋梅) が、きょう見たら満開だった。
あたりは 時折 いい香りがしていた。

ロウバイ(蝋梅)
2017.2.18 11:05 AM

ことしは咲くのが遅れているみたいだがやっと満開になった。

ロウバイ(蝋梅)
2017.2.18

花は電灯の傘のように下向きに咲いている。
真っ黄色の ソシンロウバイ と異なって、真っ黄色ではないが、花の中が赤い。

ロウバイ(蝋梅)
2017.2.18

更によく中をのぞいて見ると、白い点々や 赤い縞の花びらも見える。

ロウバイ(蝋梅)
2017.2.18

なかなかキレーな花だ。

撮影地点=地図
2017.2.18









桃の蕾

桃の(つぼみ)が膨らんできた。

桃の蕾
2017.2.18 10:50 AM

はて、どんなピンクの花が咲くか楽しみだ。

桃の蕾
2017.2.18


撮影地点=地図
2017.2.18











つらら

京都市内にきのう夜に降った雪が、けさわずかに積雪となった。
お昼ころに京都御苑に行ったら 積もった雪が溶けて つらら(・・・) ができていた。
つらら(・・・) はとくに珍しいものではないが、近年では 暖冬のせいで年に数回しか見られないし、このブログではまだ取り上げてなかったのでカメラに収めてみた。

つらら
2017.2.11 11:40 AM

もう結構溶けかけていて、しずくがポタポタ落ちている。

つらら
2017.2.11

通り過ぎる人も 「あ、つらら(・・・)ができてる」 と指差していたので、やっぱり珍しのかも分からない。

2017.2.11












紅白梅

午前中に降った雨も止んだので京都御苑に来てみた。

きのう(2013.3.16)の状態去年もこのブログで紹介した紅白梅。

白梅のほうは早くから咲くが、紅梅のほうは咲きだすのが遅い。
だから、咲きそろうのを待っていた。
そろそろ咲きそろう頃だろうと思って、きょう寄ってみた。

白梅の方はもう散り始めていたが、紅梅が咲いてくれていた。

雨が止んだとはいえ、どんより曇ってうすら寒い日なので、殆ど人影をみかけない。

紅白梅
2017.2.5 14:30 PM

そんな中、中国人かと思われる若いカップルが写真を撮るので立ち止まった。

紅白梅
2017.2.5

紅梅と白梅のこの取り合わせは美しい。
(ただ、私の好みからすると、赤がキツ過ぎるようだ。)

紅白梅
2017.2.5

こんどは日本人と思われる若者が足を止めた。

人影の少ない京都御苑だが、この紅白梅だけは人気があった。

撮影地点=地図
2017.2.5










ロウバイ(素心蝋梅)

午前中に降った雨も止んだので京都御苑に来てみた。

遠くからでも黄色い花がよく目立った。
ロウバイ(素心蝋梅)だ。

ロウバイ(素心蝋梅)
2017.2.5 14:10 PM

熱心にカメラに収めている女性がいた。

ロウバイ(素心蝋梅)
2017.2.5

「よく咲いてますね」と声を掛けたら
「春の香りがしますね」との答えが返ってきた。
たしかにいい香りだ。

ロウバイ(素心蝋梅)
2017.2.5

黄色い花がけさの雨に濡れていた。

そこへまた別の人が寄ってきた。
この季節、花が少ないのでなかなかの人気だ。

ロウバイ(素心蝋梅)
2017.2.5

撮影地点=地図
2017.2.5










ロウバイ(蝋梅)

今年は咲くのが遅かったロウバイ(蝋梅)がやっと見ごろを迎えた。
と、言ってもツボミも多いから、まだ五分咲きといったところ。

寒いこの頃の季節は花が咲く木が少ないせいか、このロウバイの木はなぜか人気がある。

ロウバイ(蝋梅)
2017.2.4 08:45 AM

派手な花ではないのに ・・・
人気の秘密は 『香り』 だろうか。

ロウバイ(蝋梅)
2017.2.4

写真を撮っているとかすかにいい匂いがする。
かといって鼻を近づけても匂わない。
不思議な木だ。

ロウバイ(蝋梅)
2017.2.4

花の奥のほうは、何やら不気味なくらい真っ赤だ。
これもロウバイの魅力なのかもわからないが。

ロウバイ(蝋梅)
2017.2.4

撮影地点=地図
2017.2.4