京都御苑の四季

四季の移ろい・主に植物観察

銀杏の花

銀杏の木の下を通ったら、白いケムシのようなものが落ちていた。
銀杏の花殻だ。
花が咲き終わって、花殻が落ち始めたところらしい。

銀杏の花
2017.4.30 13:30 PM

拾ってみるとこんな感じ。

銀杏の花
2017.4.30

枝を見たら、花はまだ残っていた。

銀杏の花
2017.4.30

新しい葉っぱが出て、花が咲いたところらしい。

銀杏の花
2017.4.30

いま咲いているのか、咲き終わったのか判然としない。

銀杏の花
2017.4.30

こちらは、銀杏の木の全景。

銀杏の木
2017.4.30


撮影地点=地図
2017.4.30










クスの新緑

きょう、春には珍しく夕立があった。
雨宿りしてやむのを待った。
雨が止んで青空になり陽がさしてきたら、目の前のクスの新緑は明るく輝いきだした。

クスの新緑
2017.4.29 15:20 PM

去年の葉っぱが落ちて、やっと生え変わったところだ。
近づいてみると、花芽が無数に出ている。

クスの新緑
2017.4.29

も少ししたら、咲きだすことだろう。

クスの新緑
2017.4.29


撮影地点=地図
2017.4.29










春の野草、続き

とっても小さい薄紫色の花が咲いていた。

キュウリグサ(胡瓜草)
2017.4.29 14:50 PM

雑草の中に紛れていて分かりにくい。

キュウリグサ(胡瓜草)
2017.4.29

これまでもこのブログで紹介したことがある 『キュウリグサ(胡瓜草)』。
丸みを帯びた5弁の花びらと、真ん中に黄色い輪っかが特徴だ。

キュウリグサ(胡瓜草)
キュウリグサ(胡瓜草)
2017.4.29


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その近くに 白い花の 一見 雑草といった感じの草があった。
植物の名前はよく分からないが、去年このブログで紹介したことのある 『セントウソウ(仙洞草)』 かと思われる。

セントウソウ
2017.4.29 15:0 PM

セントウソウ
2017.4.29

葉っぱはニンジンに似ている。

セントウソウ
2017.4.29


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またその近くに こんどは 黄色い花の 一見 雑草といった感じの草があった。
でも、まだほとんど(つぼみ)みたいだ。

菜種_田平子か?
2017.4.29 15:00 PM

名前を調べたがよくわからない。
いちばん近そうなのが 『ナタネタビラコ(菜種田平子)』 だ。

菜種_田平子か?
菜種_田平子か?
2017.4.29

このブログをご覧の方で、正しい名前をご存知の方はご一報ください。

撮影地点=地図
2017.4.29












ウバメガシの花

ウバメガシの花が咲いていた。

ウバメガシの花
2017.4.29 13:20 PM

何気なしに通っていたら気づかないが、注意してみると紐のようにたくさん垂れ下がっている。

ウバメガシの花
2017.4.29

植物図鑑によれば、この黄色いのは全部 雄花(おばな)、正確にいうと 雄花の(やく) だそうだ。

ウバメガシの花
2017.4.29


撮影地点=地図
2017.4.29











春の野草8種

この時期になると、このブログでは『春の野草』を特集するのが慣例みたいになってきた。
それほど、いま、京都御苑の草地では草花が咲き乱れている。
ブログのネタがたくさんあって喜ばしい。

まず目についたのが 『オドリコソウ(踊子草)』
去年に比べてイマイチまばらにしか咲いていない。

オドリコソウ(踊子草)
2017.4.27 10:45 AM

よくみるとヤハズエンドウが一面にはびこっている。
ことしはヤハズエンドウの勢力に負けたのだろうか。

オドリコソウ(踊子草)
2017.4.27 10:45 AM

花は例によって特徴ある形をしている。
それとトゲみたいに出ているのも特徴だ。

オドリコソウ(踊子草)
2017.4.27

形は面白いが、色がアース色で冴えない。
春の花として惜しい。

オドリコソウ(踊子草)
2017.4.27

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次は 『タンポポ(蒲公英)』 、といっても環境省の説明では 京都御苑のタンポポは 『カンサイタンポポ』 だという。

カンサイタンポポ
2017.4.27 11:00 AM

ことし初めてタンポポの花を見たのは 例年より早く 2月19日だった。 ( こちら

カンサイタンポポ
2017.4.27

それが4月なって急速に増えだし、今や最盛期かと思われる。

カンサイタンポポ
2017.4.27

我が国のタンポポは外来種の 「西洋タンポポ」 が多いと言われてなかで、御苑内のほとんどのタンポポは在来種の 『カンサイタンポポ』 だそうだが、さっそく花の下を覗いてみた。

カンサイタンポポの特徴は「頭花を包む総包が外側に反り返らない」という。
やっぱり 『カンサイタンポポ』 だった。

カンサイタンポポ
2017.4.27

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その3。 『ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)』
カラスノエンドウ ともいうらしい。
苑内の至るところに生えているが、まだ咲き始めたとこなのか、花が少ない。
ところどころに赤紫の花が見える。

ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)
2017.4.27 11:10 AM

ツル性でどこへでもまとわりつく。
しかも、葉っぱに毛が生えていて粘っこい感じがする。

ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)
2017.4.27

葉っぱの形が矢筈に似ているので 『ヤハズエンドウ』 と呼ばれる、という解説は ⇒ こちら

ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)
2017.4.27

ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)
2017.4.27

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第4弾は 『オニタビラコ(鬼田平子)』 (と思われる)
このブログでは過去に1回だけ紹介したことがある。 ⇒ こちら

オニタビラコ(鬼田平子)らしい
2017.4.27 11:20 AM

草地ではなく、道端に生えていた。

オニタビラコ(鬼田平子)らしい
2017.4.27

まちなかの空地なんかでも見かける、けっこうポピュラーな雑草だ。
でも雑草というと可哀そうだから野草と呼ぶことにしよう。

オニタビラコ(鬼田平子)らしい
2017.4.27

撮った写真を拡大したら、オシベの先が二つに分かれているのまで見えた。
これは肉眼ではわからなかっただろう。

オニタビラコ(鬼田平子)らしい
2017.4.27

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5つめは 『ムラサキサギゴケ』
もう、このブログでお馴染みの野草だ。
まちなかでは見かけないが、ここ京都御苑は至るところ群生している。
たった1週間前にも群生しているところをレポートしたばかりだ。 ⇒ こちら

しかし、美しいムラサキ色の花が草地いっぱいに広がっていると、ついカメラを向けたくなる。

ムラサキサギゴケ
2017.4.27 11:30 AM

ムラサキサギゴケ
2017.4.27

では、きょうはムラサキサギゴケの()アップをどうぞ。

ムラサキサギゴケ
2017.4.27

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その6。 ムラサキサギゴケの隣でやや群生している一群れがあった。
よーく目をこらして見ると、小さな黄色い花がついている。
あ、『コメツブツメクサ(米粒詰草)』 だ。

コメツブツメクサ(米粒詰草)
2017.4.27 11:30 AM

過去にもこのブログで紹介したことがあるので、名前を知っていた。

コメツブツメクサ(米粒詰草)
2017.4.27

これも ()アップ をどうぞ。

コメツブツメクサ(米粒詰草)
2017.4.27

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7つめは 『ナズナ(薺)』。別名 ぺんぺん草 ともいう。
文献には 「シャミセングサ(三味線草)ともいう」 と書いてあった。
それだけポピュラーなんだろう。

ナズナ(薺)
2017.4.27 11:30 AM

名前の由来になった三味線のばち(撥)みたいな葉がみえた。

ナズナ(薺)
2017.4.27

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そして きょうの真打ち。
『マツバウンラン(松葉海蘭)』 だ。
細い茎の上に 澄んだ紫色の花をつける。

マツバウンラン(松葉海蘭)
2017.4.27 11:40 AM

明るい陽の光を受けてまぶしかった。

マツバウンラン(松葉海蘭)
2017.4.27

マツバウンラン(松葉海蘭)
2017.4.27

マツバウンラン(松葉海蘭)
2017.4.27


2017.4.27








ゲンゲ(レンゲソウ)

道端にゲンゲ(レンゲソウ、蓮華草)が群れて咲いていた。。

ゲンゲ(レンゲソウ)
2017.4.25 13:00 PM

ゲンゲが正式名称だそうだが、レンゲソウ(レンゲ)のほうが慣れ親しんでいる。
ゲンゲじゃーピンとこないな。
レンゲソウ(レンゲ)といえば、水を引き入れる前の田んぼによく咲いている印象がある。
御苑内ではレンゲソウはあまり見かけないと思うが、去年も御苑内で見た。
今年は違う場所。

ゲンゲ(レンゲソウ)
2017.4.25

うす曇りの天気なので、色が冴えないが、それでも赤紫の花はキレーだ。

ゲンゲ(レンゲソウ)
2017.4.25

葉っぱはまるっぽくて特徴がある。

ゲンゲ(レンゲソウ)
2017.4.25

花びらの根元には数本の線が見える。
資料によれば 「これは “蜜標” というもので、飛んでいる虫に「蜜はこちらだよ!」アピールする役目がある」 と書いてある。
ほんとかなぁ。

(蜂蜜の種類に) レンゲの蜂蜜 というのはよく見るけど。

ゲンゲ(レンゲソウ)
2017.4.25


撮影地点=地図
2017.4.25










クスノキ(楠)

枯れた落ち葉がイッパイ落ちていた。

クスノキ(楠)の落葉
2017.4.25 12:55 PM

クスノキ(楠)だ。
クスノキは春に葉っぱを落とす。
辺り一帯落葉の海だ。

クスノキ(楠)の落葉
2017.4.25

そして、若葉が出始めてきている。
それを眺める若い女性の二人連れがいた。

クスノキ(楠)の落葉
2017.4.25

こちらは出始めた若葉。
花の蕾も見られた。

クスノキ(楠)の花
2017.4.25


撮影地点=地図
2017.4.25











ヤマブキ(山吹)の花

ヤマブキ(山吹)の花がいままさに満開だった。

ヤマブキ(山吹)の花
2017.4.22 11:15 AM

先日の ヤエヤマブキ(八重山吹) と違ってこちらは一重だ。

ヤマブキ(山吹)の花
2017.4.22

いい天気だったので、黄色がますます黄色かった。

alt=
2017.4.22


撮影地点=地図
2017.4.22











松(クロマツ)の新芽

クロマツの新芽が伸びてきた。

松(クロマツ)の新芽
2017.4.22

すっごい数だな ・・・ と、しばらく見ていたら、風が吹くとホコリ(●●●)みたいな白い粉がパァーッと飛んだ。
おやっ? と思ったがすぐ、あ、花粉だと気づいた。

松(クロマツ)の新芽
2017.4.22

新芽に近づいてみると、こんな形で芽(将来は枝になる)がグングン伸びているのだった。

以前、環境省の方から説明してもらったことがあるが、芽(将来は枝になる)の先に上を向いて赤く出ているのが雌花(めばな)で、下の方、芽の根元で黄色いのが何個も出ているのが雄花だという。

松(クロマツ)の新芽
2017.4.22

こちらは雄花のアップ。
花粉の正体はコレだ。
写真を撮っている間も、風が吹くたびに白いホコリ(●●●)が盛んに飛び散っていた。

松(クロマツ)の雄花
2017.4.22

そして、こちらは雌花(めばな)のアップ。
上にふたつあるのもあれば、

松(クロマツ)の雌花
2017.4.22

よっつあるのもある。
赤い。文字どおり「赤ちゃん」だ。

松(クロマツ)の雌花
2017.4.22

この「赤ちゃん」が松かさ(●●●)になるらしい。

撮影地点=地図
2017.4.22










里桜

厚ぼったい八重の桜が満開で、外人の集団が記念写真を撮っていた。
日本人のガイドがカメラのシャッターを押していたので、「押したげましょか」と声を掛けたら「お願いします」ということで、シャッターを押してあげた。

里桜
2017.4.22 10:30 AM

アリガトー、と言われたが、ガイドさんに「喋っておられるのは何語ですか」と聞いたら「イタリア語です」とのこと。
ついでに「アリガトーと言われたとき、イタリア語で何と返事したらいいのですか」と聞いたら。
ガイドさんは「プレーゴ」と教えてくれた。
でも、私はタイミングを逸したので「プレーゴ」を使う機会がなかった。

里桜
2017.4.22

記念撮影のあと、みんな思い思いにカメラに収めていた。

里桜
2017.4.22

白とピンクの混じった花だった。

撮影地点=地図
2017.4.22











ムラサキサギゴケ (2)

この春、ムラサキサギゴケが咲いているのに初めて気づいたのは 3月29日 だった。

あれ以来、京都御苑の草地にはムラサキサギゴケが日増しに増え続け、いまやどこででも見られる草花だ。
例えば、ここ。

ムラサキサギゴケ
2017.4.20 14:20 PM

集まってたくさん咲いている。

ムラサキサギゴケ
2017.4.20

とっても小さな花だかカラフルで人気もんだ。

ムラサキサギゴケ
2017.4.20

撮影地点=地図
2017.4.20











カリンの花

カリンの花が咲いていた。

カリンの花
2017.4.20 14:00 PM

ピンクのお椀型をした愛らしい花だ。

カリンの花
2017.4.20

咲き始めはお椀型でも、・・・

カリンの花
2017.4.20

日が経つと ダラリと開いてくるみたいだ。
そして(やく)の色も黒ずんでくるみたいだ。

カリンの花
2017.4.20


撮影地点=地図
2017.4.20










紅枝垂

2017.4.8 撮影京都御苑(きょうとぎょえん)の中の近衛邸跡と呼ばれるあたりには枝垂れ桜が多い。

右の写真は、約10日前、4月8日の紅枝垂れ桜の様子。
まだ5分咲き程度だった。

きょう寄ってみたら満開だった。

京都の他の桜の名所と違って実に静か。
もったいないくらいだ。

近衛邸跡の紅枝垂れ
2017.4.19 10:30 AM

近衛邸跡の紅枝垂れ
2017.4.19


撮影地点=地図
2017.4.19













春の野草4種

最近、花の咲く野草が増えてきた。

黄色の花ではタンポポに並んでよく見かける 『ウマノアシガタ』 。

ウマノアシガタ
2017.4.19 10:00 AM

比較的大きい花なのでよく目立つ。

ウマノアシガタ
2017.4.19

ウマノアシガタ
2017.4.19

2012年にこのブログを立ち上げて以来、お馴染みになった花だ。

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と、その近くに見慣れない花をつけた植物があった。
花は比較的大きい。
葉っぱはイチゴに似ている。
何の花だろう。

草苺?
2017.4.19 10:05 AM

ウチに帰って調べてみた。

5弁の花びら。花びらは紙をクシャクシャにしたような皺がある。
長い多数のおしべ。先っぽには茶色い(やく)
花びらと花びらの間には(がく)の残りだろうか、細いモノが見える。
・・・ これだけ特徴が揃っておればスグ見つかるとタカをくくっていたが、該当するものが見当たらない。

草苺?
2017.4.19

草苺?
2017.4.19

そして、やっとわかったのが 『クサイチゴ(草苺)』 の花ではないか、ということだった。
クサイチゴ だとしたら、イチゴ の実がなるのだろうに。

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と、またその近くに小さな白い花をつけた野草があった。

ミドリハコベ?
2017.4.19 10:05 AM

これも調べてみたところ 『オランダミミナグサ』 か 『ミドリハコベ』 らしかった。
オランダミミナグサなら、このブログでも、かつて こちら でレポートしたことがある。

ミドリハコベ?
2017.4.19

ミドリハコベ?
2017.4.19

しかし、オシベの色が違うし、花びらはウチに反っているようにも見える。
葉っぱも違うみたいだから、ミドリハコベ の可能性が高い。

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と、またその近くに淡い紫色に模様の入った花をつけた野草があった。
『カキドオシ(垣通し)』だ。
このブログでも、かつて こちら でレポートしたことがある。

カキドオシ(垣通し)
2017.4.19 10:10 AM

壺状になった入口に白い毛(?)みたいなのがあるのが面白い。
蜜を吸いに来た虫がしばらく遊んでくれるように仕組んであるんだろうか。

カキドオシ(垣通し)
2017.4.19

以上の野草はどれも同じ場所で見かけたものだった。

撮影地点=地図
2017.4.19













ドウダンツツジ

去年(2016.12.17)撮影去年の秋、まっかに紅葉していたドウダンツツジ。

その後すかり葉を落としていた。(観察していたわけではないが、そのはず)

きょう見たら、白い花が咲き、緑の若葉も噴き出していた。
ドウダンツツジとしてはかなり大きな(背の高い)木だが、全体に花がついているのは見ごたえがあった。

ドウダンツツジの花
2017.4.19 09:50 AM

カメラを持った女性が、スズランのようにぶら下がった花が無数についているのに感心して、「かわいい」「かわいい」を連発しながら写真を撮っていた。

ドウダンツツジの花
2017.4.19

ドウダンツツジの花
2017.4.19

撮影地点=地図
2017.4.19










銀杏並木の若葉

京都御苑には “独立した” 銀杏(いちょう)の巨木・老木が多い中で、珍しく若い銀杏が “並木” として植えられている。

その銀杏の木から 若い葉っぱが伸び出して、それが逆光の光に輝いていた。

銀杏の若葉
2017.4.19 09:40 AM

銀杏は秋の黄葉も美しいが、春の若葉も美しい。

銀杏の若葉
2017.4.19

銀杏の若葉
2017.4.19


撮影地点=地図
2017.4.19











八重山吹

八重ヤマブキ | 八重山吹 | ヤエヤマブキ | 京都御苑八重のヤマブキが咲き始めた。
菊のように厚ぼったい花だ。

八重山吹
2017.4.19 08:20 AM

朝日に浴びて輝いていた。

八重山吹
八重山吹
2017.4.19

芭蕉の句に ほろほろと 山吹散るか 滝の音 というのがある。
この場合の山吹は一重の山吹だろうなぁ。

撮影地点=出水の小川
2017.4.19










カラタチの花

御苑内の出水口近くに小山がある。
けさ何気なしに登ってみたら、頂上の周りにある木に、白い花がついていた。
お、これがカラタチの花かっ !

カラタチの花
2017.4.19 08:15 AM

元気なさそうな花だ。
葉っぱも いま 新しいのが出てきたばっかりか、まだ弱々しげに まばらについていた。

カラタチの花
2017.4.19

これが一番元気そうな花。

カラタチの花
カラタチの花
2017.4.19

小山の頂上にケヤキの大木があるが、私がカラタチの花の写真を撮っていたら、小山に登ってきた若い女性がケヤキの幹に触って祈るようなしぐさをしていた。
それで声を掛けたら、「自分はこの近くで生まれて、小さい頃から毎朝この木から(触って)パワーをもらってる」 という。
といってそそくさと降りかけたので、私が 「ここにこんな白い花が咲いてますよ」 と再び声を掛けた。

何という木ですかというので、「カラタチです」と答えて、続けて
「“カラタチの花” という歌、知ってますか」 と聞いた。
首を横に振るので、「島倉千代子という歌手、知ってますか」 とも聞いてみた。
やっぱり知らんという。
聞いたこともないらしい。
世代の違いの大きさに愕然とした。

そこで、
    〽 からたち からたち からたぁちのー はっあぁなぁー
こんな歌ですよ、と歌ってみせたら
「上手ですね」と言われた。
二人で笑って別れた。

撮影地点=地図
2017.4.19











上溝桜 (2)

ことしもウワミズザクラ(上溝桜)が咲きはじめた。
まだ満開ではないが、木全体に花が拡がり、満開の頃よりもキレーじゃないかと思えた。

写真でも・・・ と思っていたら女性3人組が 「わー、これ何の花?」 と言いながら近づいてきた。
面白い咲き方だが、けっこう見ごたえがある。

ウワミズザクラ(上溝桜)
2017.4.17 12:00 PM

で、私が 「ウワミズザクラですよ。 漢字で、上下(うえした)の上、サンズイ偏の溝 ・・・」 と説明したら、ひとりがスマホで検索し始めた。(上の写真、左の人)

『新潟地方ではメズラと呼び、実を塩漬けにする ・・・』 などと読み上げていたら、グループの一人が 『メズラって聞いたことあるわ』 と声をあげた。
私が 『新潟ご出身ですか』 と聞いたら、『いや、主人が新潟(生まれ)なんです』 と。

ウワミズザクラ(上溝桜)
2017.4.17

わいわい言いながら花見を楽しんでいたら、時雨(しぐ)れ始めていたのが急に雨脚がひどくなってきた。
傘を持っていなかったので、急いで帰った。

ウワミズザクラ(上溝桜)
2017.4.17

撮影地点=地図
2017.4.17











御衣黄(ぎょいこう)

御衣黄(ぎょいこう)が咲き始めた。
近くの石に腰かけて眺めていた。

その隣(この写真では右)に満開の里桜があった。
外人の若者グループが満開の里桜をバックに写真を撮りはじめた。

御衣黄(ぎょいこう)
2017.4.17 11:45 AM

しかし、三脚はあるんだけど、雲台につけるねじ穴がないらしい。
おかしいなと思ったらインスタントカメラだった。
私がカメラのシャッターを押してあげた。
左側から裏が黒くて表が白い紙(?)が出てきた。
その白い紙に画像が現れてきた。
うまくとれたので「サンキュー」と言ってくれた。

そこで、ここに珍しい変わった桜がある、と言って御衣黄を指差した。
外人たちは ちょっとは御衣黄に関心を示したようだが、やっぱりこの華やかな里桜には勝てない。
また、みんな 里桜の方に戻って 各自思い思いにスマホのシャッターを切っていた。

御衣黄(ぎょいこう)
2017.4.17

このように 御衣黄 はイマイチ人気がない。

そこに居合わせた年配の女性は、毎日ここを散歩しているという。
私に 「いまはまだ咲き始めだけど、この花には白い線が入っていて、徐々に大きくなって赤くなる」 と説明してくれた。

御衣黄(ぎょいこう)
2017.4.17

なるほど線が見える。

撮影地点=地図
2017.4.17















ジューンベリー(西洋ザイフリボク)

ジューンベリー(西洋ザイフリボク)の木に白い花がいっぱいついて、満開だった。

ジューンベリー(西洋ザイフリボク)
2017.4.14

こちらもサクラのように満載だ。

ジューンベリー(西洋ザイフリボク)
2017.4.14

目立つので、次々と人が寄ってくる。

ジューンベリー(西洋ザイフリボク)
2017.4.14

スマホで写真を撮り終わった若い女性は近くのベンチで何かしていた。
私が「(写真を)さっそく送ってるのですか」「(送っているのは)なんというアプリですか」「ライン(LINE)ですか」と畳み掛けるように聞いたら「フェースブックです」と言ってニッコリ。
なるほど ・・・ 。
送っているのではなく アップしているのだった。

若い人はデジタルライフをよく使いこなしている。

撮影地点=地図
2017.4.14









皮桜

京都御苑には知る人ぞ知る『皮桜(かわざくら)』というサクラがある。
きょう立ち寄ってみたらちょうどいま満開だった。

眺めていたら、夫婦らしい二人がやってきて写真を撮り始めたので、私が 『ほれ見てください、この桜の木は幹が皮だけですよ』 などと説明してあげた。
奥さんが幹に近づき、「あら、ほんと」とえらく感心している。( その様子)

皮桜
2017.4.14 14:25 PM

それにしても、皮だけで命をつないでこんなに立派に咲いているのには感心する。
重いほど花が満載で、いままさに散り始める寸前かと思われた。

旦那さんが 「ソメイヨシノ か」 というので、
『これは ヤマザクラ です。ほれ、もう葉が出てるでしょ』 と言ったら、即座に

  〽敷島の大和心を人問はば
  朝日ににほふ山桜花、

  うーんこれがヤマザクラですか

と。
なかなか学問のある人だった。

皮桜
2017.4.14

皮だけで命をつないでいるとは思えない樹勢(木の勢い)だった。

皮桜
2017.4.14

撮影地点=地図
2017.4.14










シャガ

1週間ほど前から シャガ が咲き始めていた。
きょうはだいぶ咲いてきた。

シャガ
2017.4.14 14:15 PM

といってもまだ(つぼみ)も多い。
かと言って、これらの蕾が咲くころには、いま咲いている花はしぼむから、ここしばらくこんな状態かも知れない。

シャガ
2017.4.14

いつ見てもこのカラフルで、凝ったかた形の花に感心する。

シャガ
2017.4.14

撮影地点=地図
2017.4.14











ハナニラ

ハナニラが咲いていた。
春先、ちょっとかわいい花だ。

ハナニラ
2017.4.14 14:00 PM

白い6弁の花びらに、淡い青紫の線が入っている。
へー、こんなハナニラもあるんだ。

ハナニラ
2017.4.14

青紫の線の入り方も微妙に異なる。

ハナニラ
2017.4.14

やや離れたところにもハナニラがあった。

ハナニラ
2017.4.14 14:05 PM

しかし、こちらは青紫の線がない。
ただ白いだけ。

ハナニラ
2017.4.14

ハナニラ
2017.4.14

野草ではないので、誰かが植えたのが広がったみたいだ。

撮影地点=地図
2017.4.14










上溝桜

ウワミズザクラ(上溝桜)が咲く頃だ。

ウワミズザクラ(上溝桜)
2017.4.14 11:40 PM

ぱっと見たところ、ほとんど(つぼみ)だったが、じっくり探したら1つだけ咲いていた。
でも、全体としては まだ こんな状態。

ウワミズザクラ(上溝桜)
2017.4.14

望遠つきカメラを持ってこの木を眺めている人がいたので 「まだですね」 と水を向けたら、「うん、あと2~3日やね」 との答えが返ってきた。

撮影地点=地図
2017.4.14











モミジの花

サクラに気を取られてすっかり忘れていたが、モミジの花の咲くころだ。
苑内に植えられている多くのモミジ。
みんな新緑の葉っぱを出してきている。

新緑のモミジ
2017.4.14 11:20 AM

咲いてるかな? と思って見たら、ちょうど咲き始めた頃だった。

モミジの花
2017.4.14

真っ赤なつぼみが開いて、白いオシベ(?)がパッと飛び出している。

モミジの花
2017.4.14

あまりキレーとは言い難い花だが、モミジからこんな花が咲くとはちょっと信じられない。

モミジの花
2017.4.14

撮影地点=地図
2017.4.14










新緑のエノキ

去年、黄葉が印象的だったエノキの木。
(画像をクリックすると、当時の記事に飛びます)

エノキ、去年 2016.11.22
去年、2016.11.22 11:30 AM

その後黄葉した葉っぱはみな散ってしまい、冬からずっと、つい先日まで枯れ枝だけだった。
きょう改めて見てみたら若い葉っぱが出始めていた。

エノキ、きょう 2017.4.14
きょう、2017.4.14 11:10 AM

でも枝がとっても高いので、新緑の葉っぱの写真は撮れなかった。

撮影地点=地図
2017.4.14









キランソウ

きょう、草地にムラサキ色の小さな花が見えた。

なぜか春先はムラサキ色の小さな花のオンパレードだ。
「タチツボスミレ」(おととい)、ムラサキサギゴケ(先月29日)、ヒメオドリコソウ(2月25日)、オオイヌノフグリ(同)。
最近ムラサキ色の花をよく見る。

キランソウ
2017.4.14 10:40 AM

きょうのは ・・・ キランソウ だ。
地面に這うようにして広がっていた。

キランソウ
2017.4.14


撮影地点=地図
2017.4.14










ハナカイドウ

ハナカイドウ(花海棠)が咲いていた。

ハナカイドウ(花海棠)
2017.4.14 10:40 AM

カメラを持って近づいてきた女性がいたので声を掛けたら 『○○桜ですね』 との答え。
え? サクラ?

○○のところがよく聞こえなかったので聞き直したら 『カイドウザクラ』 とのこと。
へー、私はハナカイドウ(花海棠)と思っていたが、そんな呼び方もあるんだ。

ハナカイドウ(花海棠)
2017.4.14

赤い花がとても美しい。

ハナカイドウ(花海棠)
2017.4.14


撮影地点=地図
2017.4.14










アオキの花 (2)

先日、アオキの花か咲いていた。
しかし、それは 雌花(め ばな) だった。( こちら

それで、『じゃぁ 雄花(お ばな) も探してみなくちゃ』 と思っていた。
探したらスグわかった。

アオキの花
2017.4.12 14:50 PM

枝みたいなのがシューシュー伸びているから区別がつく。
花柄(かへい)というのか?)

アオキの花
2017.4.12

そしてお目当てどおり、雄しべが4つあった。
雄しべといっても、それは 黄緑の丸い粒だけど。

アオキの花
2017.4.12

アオキの花
2017.4.12


撮影地点=地図
2017.4.12