京都御苑の四季

四季の移ろい・主に植物観察

紫陽花

いま紫陽花(アジサイ)がよく咲いている。

紫陽花
2017.6.30 15:00 PM

といっても、残念ながら花はまばらで、「見事」とは言い難い。
世の中、アジサイの名所はあちこちにたくさんあるが、京都御苑は名所になり難い。
そのせいで、訪れる人は誰もいない。

紫陽花
2017.6.30

よく見ると、オシベがたくさん飛び出している。
モノの本によると、オシベは10本あるそうだが、数えられない。

紫陽花
紫陽花
2017.6.30

こちらのほうは、まだ蕾がたくさんあった。

撮影地点=地図
2017.6.30









アオバズク

長い望遠レンズのついたカメラで木を狙っている人がいた。
「アオバズク」が営巣するのでよく知られた大楠だ。

大楠
2017.6.24 15:20 PM

アオバズクは南方から日本にやってきて、6~7月頃に巣を作り子育てし、秋に帰るという「夏鳥」だ。
絶滅が心配されているせいか、京都御苑ではとても人気がある。

他にも 5~6人がアオバズクを見上げていた。
その中で、コンパクトデジカメでアオバズクを撮った女性が、私のチャチなカメラを見て 「そのカメラでも撮れますよ」 と勧めてくれた。
私のカメラもコンパクトデジカメでなのだ。

女性は「ISO感度を800にして、明るさを +2 にして ・・・ 」 とえらい詳しい。
私のカメラは4倍ズームなので撮れないとしり込みしたが、励まされて撮ったのがコレ。

アオバズク
2017.6.24

ま、やはり撮影には限界がある。

撮影地点=地図
2017.6.24








イセハナビ

1週間ぶりに京都御苑に行ったらイセハナビ(伊勢花火)の花が咲いていた。
変わった名前なので、この花の名前は覚えている。

ほんとはもっとあとで咲くのに ・・・ と思ったが、いっぱい咲いているので、狂い咲きではなさそうだ。

イセハナビ
2017.6.24 15:10 PM

私の過去のブログを見てみたら、咲くのは 8月~9月だ。
へぇー、異変なのか? いつも 6月下旬から咲くのを見逃してたのか? よく分からない。

イセハナビ
2017.6.24

私の知る限り、イセハナビは御苑内ではここにしか咲いていない。
神社の境内なので、観賞用に植えられたのかもわからない。

イセハナビ
2017.6.24

ま、とにかく変わった名前の花だ。

イセハナビ
2017.6.24


撮影地点=地図
2017.6.24









キョウチクトウ?

先日、御苑内で或る人から 「ピンクの花が咲きそうだ」 と言って、蕾がついている木を教えてもらったことがあった。

細長い葉っぱで、キョウチクトウ(夾竹桃)かなと思ったが、生え方がまばらなので、イマイチ確信が持てなかった。
あれから数日経つし、そろそろ咲くころかナ と思って行ってみたら、枝のてっぺんに1つだけ咲いていた。

キョウチクトウ(夾竹桃)
2017.6.17 15:10 PM

蕾のときに見たとおり、赤い花だった。

キョウチクトウ(夾竹桃)
2017.6.17

まだ、蕾もたくさんあるから これから咲きそうだ。

キョウチクトウ(夾竹桃)
2017.6.17

ふつうキョウチクトウといえば、工場の垣根などに植えられていて 葉が密生して こんもり(●●●●) 茂っている。
それから比べるとこの生え方はかなり違う。
だから、まだ確信が持てなかいが、一応 キョウチクトウ としておく。

撮影地点=地図
2017.6.17








桃の木にヤニ

桃の木のところで何か写真を撮っている人がいた。
花の時期でもないし、なんだろと思って「何かありますか」と声を掛けてみた。

桃の木にヤニ
2017.6.17 14:30 PM

「こんあものがあります」というので見てみたら、ヤニのようなものが枝についていた。
この変なモノを家族で見ていて、お父さんと思われる人が指差してくれた。

桃の木にヤニ
2017.6.17

私も触ってみたが、もう固まっていてベトつかなかった。

桃の木にヤニ
2017.6.17

何かあるのかもわからないと思って、帰ってからインターネットで検索してみたら、このヤニは桃の木によく見られる現象で、『桃樹脂病』 とか 『樹脂の漏出症』 (桃樹脂症) とかいう病気だそうだ。
原因は、害虫の幼虫によるものか、あるいは細菌の感染によるものだと書いてあった。

別のウェブサイトには、病気のことには触れずに、『中国では「桃花泪・桃胶」(桃の木の涙)と呼ばれて美容効果がある食材として使われています』といったのもあった。

なかなか複雑である。

撮影地点=地図
2017.6.17







ナンテンの花

この時期、ナンテン(南天)の花が咲いている。
冬に赤い実がなるナンテンだが、『難を転じる』に通じるとして人気があり、各家庭でも見られるポピュラーな木だ。
だから、珍しくもないので、立ち止まってよくみることも少ない。

花は、白い小さな花が円錐形になっている。

ナンテンの花
2017.6.14 15:30 PM

ぐっと近づくと、黄色いオシベが突き出ていてよく目立つ。

ナンテンの花
2017.6.14

蕾もまだ多いから、これから順に咲いていくらしい。

ナンテンの花
2017.6.14

冬のあの赤い実はキレイで愛らしいが、花はイマイチだ。

撮影地点=地図
2017.6.14








ナツツバキ

ナツツバキが咲いていた。

ナツツバキ
2017.6.14 15:20 PM

通りかかった人によると、10日ほど前から咲き始めたとのこと。
でも京都御苑内にある何本かのナツツバキはまだ咲いてない、という。

ナツツバキ
2017.6.14

花の写真を撮っていたら、『朝来るといい写真が撮れますよ』とアドバイスしてくれた。

足元には、もうかなりの花が落ちていた。
『10日ほど前から咲き始めた』 というのを裏付けるようだ。

ナツツバキ
2017.6.14


撮影地点=地図
2017.6.14








梅の実のなる頃

京都御苑でよく会う S さんにきょうも会った。
彼はニッコリして 「梅の()を拾てきた」 といいながらポケットから黄緑色した実を取り出して見せてくれた。

梅の実
2017.6.11

とても瑞々(みずみず)しい色をしている。
ほのかに香しいにおいもする。

「だいぶ黄色いし、食べられるよ」 と試食を勧められたので、ひとくち(かじ)ってみた。

梅の実
2017.6.11

少し甘酸っぱく、食べられない訳ではないが、まだ充分熟していないのか、あまりおいしくは感じられなかった。

何年か前にも梅の実を拾ったのを食べさせてもらったことがあるが、そのときはもっとおいしかったような記憶がある。
「もっと置いといたら赤くなっておいしくなる」とのこと。
それで何個かもらって帰ってきた。

2017.6.11






ヨウシュヤマゴボウ

もう ヨウシュヤマゴボウ の花が咲き始めた。
そして、もう 例の “ミニカボチャ” もできていた。
早い。

ヨウシュヤマゴボウ
2017.6.6 15:30 PM

ヨウシュヤマゴボウ というのは、前にも書いたが、蕾 → 花 → 果実 がいっぺんに見られる面白い植物だ。
ほら、下の方はもう “ミニカボチャ” (果実)もできている。

ヨウシュヤマゴボウ
2017.6.6

こちらは花が咲いているところ。
花びら (※ 植物学的には花被(かひ)というらしい) は5枚。雄しべは10本。
もはや 子房 がふくらんできている。

ヨウシュヤマゴボウ
2017.6.6

こちらは出来立てホヤホヤの “ミニカボチャ” (果実)で、まだ 雄しべ の痕跡が少し見える。

ヨウシュヤマゴボウの “ミニカボチャ”
2017.6.6

まだ、咲き始めらしく、ほとんどは 『つぼみ』 の状態だった。

ヨウシュヤマゴボウ
2017.6.6

撮影地点=地図
2017.6.6








雑草

春の花が一段落して、御苑の草地一面に雑草(●●)が繁茂してきた。
『雑草という名の植物はない』 とは昭和天皇の名言だが、ここは敢えて雑草と呼ばせてもらおう。

スズメノカタビラ(雀の帷子)
2017.6.6 15:00 PM

一面ぼーぼーだ。

スズメノカタビラ(雀の帷子)
スズメノカタビラ(雀の帷子)
2017.6.6

果たしてなんという草か?

スズメノカタビラ(雀の帷子)
2017.6.6

調べてみたら、図鑑の写真のなかで スズメノカタビラ(雀の帷子) というのに一番近かった。
そこで一応、『スズメノカタビラ』 にしておく。

撮影地点=地図
2017.6.6








タイサンボク

たしか2週間ほど前から咲きだしたタイサンボク(泰山木)だが、よく咲いてきた。

タイサンボク(泰山木)
2017.6.4 09:40 AM

近づくと僅かに酸っぱい匂いがする。

タイサンボク(泰山木)
2017.6.4

ちょっと日本らしくない大ぶりの花だ。

タイサンボク(泰山木)
2017.6.4

写真を撮っていたら 御苑に詳しい S さんに出会った。
S さんは 「咲いた花より咲く前の(つぼみ)のほうが好きや」 とのこと。
よく見れば、まだ咲かない大きな蕾がまだ何個も上を向いていた。

タイサンボク(泰山木)の蕾
2017.6.4

撮影地点=地図
2017.6.4









ネズミモチ

6月になり、ネズミモチの花が咲く季節になった。

ネズミモチ
2017.6.3 11:30 AM

白い(つぼみ)が円筒状につくので見つけやすい。

ネズミモチ
2017.6.3

よく見ると、ロート状になった白い花の中から2本、黄色い頭の雄しべみたいなのが2本飛び出してきている。
花びらが反り返って輪みたいになっているのもおもしろい。

ネズミモチ
2017.6.3

撮影地点=地図
2017.6.3










タラヨウ(多羅葉)の花殻?

京都御苑(きょうとぎょえん)内にある宗像(むなかた)神社境内で、足元になにやら黒い塊が落ちていた。

モチノキ(黐の木)
2017.6.3 11:20 AM

通りかかった人も「なんやろ」「なんやろ」とつぶやいていた。
一見して、これは花の咲いた後、つまり花殻だとわかる。
でも、私も何の木かわからない。

モチノキ(黐の木)
モチノキ(黐の木)
2017.6.3

見上げると、枝にくっつくようにして密生して咲いた花殻がびっしりついていた。

モチノキ(黐の木)
モチノキ(黐の木)
2017.6.3

木の名前を調べるため、一応幹も撮った。

モチノキ(黐の木)
2017.6.3


撮影地点=地図
2017.6.3
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追記 2017.7.22

花殻はその後どんどん降り積もり、一面真っ黒になったことがある。
神社では一旦掃き清めたがそれでも落ちてくるのが止まらず、いまも上記(2017.6.3)以上に積もっている。
でも、木の名前はずーっと分からなかった。

きょう神社関係者に聞くチャンスがあった。
『よう知りませんが、たらよう(●●●●) という木らしいです』 とのこと。

ウチに帰って調べてみたら、漢字では 「多羅葉」 と書く。
この木の葉っぱには、細くて硬い棒など(爪楊枝とか)で字が書けるという。
昔、葉っぱに字を書いて便りを伝えたので、「葉書」 の語源になっているという。
へぇー、なにも知らずに普段 「葉書」 と言っているが。

追記 2017.7.22







初夏の雑草 (3)

オオジシバリこのブログでは京都御苑(きょうとぎょえん)に咲く野草を結構レポートしたと思うが、それでもまだレポートしてない野草がある。

これはきょう見た花で、図鑑と照合すると 『ニガナ(苦菜)』 かと思われる。

右の 『オオジシバリ』 にとてもよく似ている。

図鑑によれば 『ニガナ』 の花びらは5~6枚。雄しべ5本。
(オオジシバリは多数。)

ニガナ(苦菜)
ニガナ(苦菜)
2017.6.3

『ニガナ』 の葉っぱは茎を抱き込むようについて、付け根の方に刺状の鋸歯がある。
(オオジシバリの葉っぱははへら形で、下部は切れ込みがある。)

ニガナ(苦菜)
ニガナ(苦菜)
2017.6.3

・・・ ということで、この野草は多分 『ニガナ』 だろう。

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次の草の名前もわからないが、図鑑と照合すると 『コナスビ(小茄子)』 かと思われる。

コナスビ(小茄子)
コナスビ(小茄子)
コナスビ(小茄子)
2017.6.3

nasubi_682.jpg図鑑に載ってる花によく似ているし、『茎には軟毛があり、地面をはって四方に広がる』 という記述にも合致する。

でも、茄子(なすび)の花 【右 】 には、花びらの形が似ている以外は余り似てないなぁ。
名前に<ナスビ>とついている理由は ? ・・・ よく分からない。

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このように、京都御苑の野草は多種多様だ。

撮影地点=地図
2017.6.3










ゲンゲの豆

道端に黒いゴミみたいなのが散らばっていた。

ゲンゲの豆
2017.6.2 14:10 PM

でも、思い直してよく見たら決してゴミなんかじゃない。
何かの 種(()) らしかった。
要するに 豆 だ。

ゲンゲの豆
ゲンゲの豆
2017.6.2

あとで分かったが、植物学的には(さや)の中に種子が入っているので、「豆果」というらしい。

で、なんの種(豆)なのか?
しゃがみこんで見ていたら、あちこちに花が咲いている。

早く咲き終わって種ができているのに、一方でまだ咲いているのだ。
そこに通りかかったひとりの人がしゃがんで一緒に花を見てくれた。
しばらくして、「これ、レンゲ(の花)じゃないですか」

ゲンゲの花
ゲンゲの花
2017.6.2

去年(2016.12.17)撮影あお、そうか、レンゲ (レンゲソウ、ゲンゲ) か !
そういえば、以前この道端に ゲンゲ が群れて咲いていた場所だ。 

調べてみたら、それは4月25日だった。5週間前だ。
たった5週間で実がなり、熟して、こんな真っ黒になったらしい。

へぇー あんな目に優しい色の花がこんな真っ黒の実をつけるんだ !

撮影地点=地図
2017.6.2








ヤマボウシ (2)

ドクダミの写真を撮ってほっと一息ついていたところに通りかかった女性が 「ヤマボウシ 」 とだけ言って、指差して教えてくれた。

えぇっ ヤマボウシ !?
指差された方にとっさに振り返って見上げると白い花が見える。
『ヤマボウシ(山法師)』 だ。
こんなとこにも生えていた。

ヤマボウシ(山法師)
2017.6.1 15:20 PM

ヤマボウシは高いとこに咲くので気づきにくいし、写真も撮れない。
例によってカメラを高く差し上げて撮ったのがこれ。

ヤマボウシ(山法師)
2017.6.1

そして、その近くには、これから咲こうとしているヤマボウシか。
チョウチョが樹に留まっているように見えた。

ヤマボウシ(山法師)
2017.6.1

初夏の一服の清涼剤だ。

撮影地点=地図
2017.6.1









ドクダミ

あまりポピュラーな花なので このブログに採りあげなかった気がする。
きょう苑内を歩いていたら、ドクダミ が群生しているところがあった。

昔 ウチの庭にも生えていたが、地下茎でどんどん増えていく とても生命力のある草だ。
去年までどうだったかは記憶ないので、ことし急激に生え拡がったのか、去年もこんな状態だったのか どうかは分からない。

ドクダミの群生
2017.6.1 15:20 PM

とにかく これだけ群生していると見事だ。
見渡す限り ドクダミ だ。

ドクダミの群生
2017.6.1

インターネットで調べたら、白い花びら(に見えるモノ)は花びら(花弁)ではなく、総苞(そうほう) だと説明してあった。
へー、知らなかった。
インターネットをブラウズしていたら「花」と書いているサイトもあった。そりゃー、誰だって「花」だと思うだろ。

ドクダミの花
2017.6.1


撮影地点=地図
2017.6.1









コモチマンネングサ

『コモチマンネングサ(子持ち万年草)』 が おととしと同じ場所に咲いていた。
多年草だから 同じ場所に咲くのは当然だけど。

コモチマンネングサ(子持ち万年草)
2017.6.1 15:10 PM

5弁の花びらが星のような形で咲くので見つけやすい。

コモチマンネングサ(子持ち万年草)
コモチマンネングサ(子持ち万年草)
2017.6.1


撮影地点=地図
2017.6.1










ムラサキシキブの花

毎年 紫の()がなるのを楽しみしている 「ムラサキシキブ」 だが、花が咲いたのを見たことがなかった。

実がなるということは花も咲くはずだ。
ちょっとそんなことを思い出したので寄ってみた。

ムラサキシキブの花
2017.6.1 14:50 PM

ちょっとめには分からないが、よーく目をこらすと何やらある。
どうもまだ蕾のようだ。

ムラサキシキブの花
2017.6.1

さらに探してみたら、薄紫色の花が咲いているようだった。

ムラサキシキブの花
2017.6.1

しかし 咲いているのはほんのわずかで、大部分は黄緑色の蕾。
それが、白くなって薄紫色の花が咲き、さらには赤みを増してしぼむみたいだ。
図鑑を見てもそこまで詳しく書いてなかった。

ムラサキシキブの花
2017.6.1

まだ余り咲いていなかったので、気まぐれに立ち寄ったのは少し早すぎたようだった。

撮影地点=地図
2017.6.1










イヌガラシ

『イヌガラシ(犬芥子)』 らしい植物の花がさいていた。

イヌガラシ(犬芥子)
2017.6.1 13:50 PM

図鑑では 「花が咲くのは4月~9月」 となっているものの、これまでこのブログでレポートしたのはいつも9月だった。
ことしは初めて初夏にイヌガラシに出会ったことになる。

イヌガラシ(犬芥子)
2017.6.1

これまでこのブログでレポートしたイヌガラシはいつも石の横(縁)だが、おもしろいことに、今回も石の横(縁)だった。
撮影地点=地図
2017.6.1











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