京都御苑の四季

四季の移ろい・主に植物観察

大島桜 満開

大島桜が見ごろとなった。

大島桜
2018.3.31 12:00 PM

京都は28日、29日と2日連続25℃を越えたので、急に咲きだしたようだ。

大島桜
2018.3.31

緑の葉っぱがみずみずしい。

大島桜
2018.3.31


撮影地点=地図
2018.3.31







シャガ

まだ3月なのにシャガが咲いていた。
といってもきょうは31日であしたから4月だが。

シャガ
2018.3.31 11:30 AM

過去のブログを調べたら、2014年にも 同じ3月31日に咲いているのを見た記録があった。 ( こちら、2014.3.31
でもそのときは “狂い咲きじゃないか” と疑った。

きょうはたくさん咲いていたし、ここ以外でも咲いていたので “狂い咲き” ではない。
地球の温暖化で咲くのが早くなったらしい。

シャガは地下茎で増える植物だから群生する。
も少ししたら その様子が見られそうだ。

シャガ
2018.3.31

シャガ
2018.3.31


撮影地点=地図
2018.3.31







ムラサキケマン

草地に紅紫の花、ムラサキケマン(紫華鬘)が咲いていた。
数日前から咲き始めていたが、きょうは密生するように咲いてきた。

紫華鬘
2018.3.31

1本の茎にたくさんの花がくっついている。

紫華鬘
2018.3.31

花柄(かへい)が、花びらの端にではなく、花びらの途中から出ている。
うーむ、これは珍しい形だ。

紫華鬘
2018.3.31


撮影地点=地図
2018.3.27







モミジの新緑と花

いま御苑は山桜が満開となっている。
そんなとき、もみじから新しい緑の葉っぱが芽をふきだしていた。

もみじの新緑
2018.3.31 10:50 AM

緑が目にまぶしい。

もみじの新緑
2018.3.31

新しい葉っぱがふきだしてまだ数日しか経ってないような感じだ。
しかし、もう花が咲いているではないか。

もみじの新緑と花
2018.3.31

新緑と花と ・・・ あわただしい。

もみじの花
2018.3.31


撮影地点=地図
2018.3.31







あれから2か月半

いま御苑の山桜が満開だ。
春爛漫(らんまん)の穏やかな風景。

山桜
2018.3.30 12:00 PM

同じ場所の、たった2か月半まえ、初雪の日の光景。
紳士が寒さのため首をすくめて足早に通り過ぎている。

雪の日の山桜
2か月半まえ 2018.1.14 09:10 AM

季節の移り変わりを感じていただくために掲載しました。

撮影地点=地図
2018.3.30






またモクレン

また白いモクレンが咲いていた。
苑内でも人があまり訪れないところだ。

木蓮
2018.3.27 11:30 AM

それでも、これを目当てに来る人がいる。

木蓮
2018.3.27

鼻を近づけて嗅いでいる。
どうですか? と聞いてみたら 「ちょっといい香りがしますよ」 との答え。

木蓮
2018.3.27

その隣では、満開の白いモクレンをよそに、紫モクレンを一心にスケッチしている人がいた。

木蓮
2018.3.27

聞いてみたら、毎日のように通っているという。

木蓮
2018.3.27

この人にとっては、咲いてしまったのより、咲く前の状態に 『美』 を見いだされたのかもわからない。
ひと さまざま である。

撮影地点=地図
2018.3.27







ハナニラ(花韮)

また去年と同じところにハナニラ(花韮)が咲いた。

ハナニラ(花韮)
2018.3.27 11:15 AM

花びらの縁がほのかに紫色している。
黄色い花柱が3つ見える。

ハナニラ(花韮)
2018.3.27

ことしは例年より咲くのが早いみたいだ。

撮影地点=地図
2018.3.27





アオキの花が咲いた

アオキの花が咲くころだ。
と思って、先日から気にしていた。

きょうアオキに近づいてみたら、いつもの紫褐色した花が咲いていた。

アオキの花
2018.3.27 11:00 AM

アオキは雌雄異株で、この木は花のてっぺん、黄緑色の 「柱頭(ちゅう とう)」 がひとつある。
雌花(めばな) ということらしい。

アオキの花

アオキの花
2018.3.27

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雌雄異株ということなんで、ちかくに雄株(おすかぶ)がないか探したらすぐ見つかった。
たくさん芽がでている。

アオキの雄株
2018.3.27 11:20 AM

しかし、花はまだほとんど咲いていない。
やっと見つけたのがコレ。

アオキの雄株
2018.3.27

雄花(おばな)は淡い黄色の花粉 =植物学的には雄しべの(やく)というらしい= が4つある。

雄花はまだ(つぼみ)だ。

インターネットのを見ていると、「雌花(めばな) のほうが咲くのが遅いようだ」 と書いているがいくつかある。
しかし、きょうのこの状況では逆で、雌花 の方が先に咲いていた。

撮影地点=地図
2018.3.27






紅白の桃の花

さきほどの近衛邸跡のしだれ桜の人混みを避けて少し歩くと桃の花が満開だった。

紅白の桃の花
2018.3.27

紅白の花をつけた桃の木が交互に植わっている。

紅白の桃の花
2018.3.27

しだれ桜とまた違った(あで)やかさがある。
ちょっと息苦しいくらいだ。

撮影地点=地図
2018.3.27





しだれ桜

ことしは冬が寒かったので梅の咲くのが遅かった。
それで桜も遅れるかなと思っていたら、京都御苑の名物、近衛邸跡のしだれ桜が急に見ごろを迎えた。

近衛邸跡のしだれ桜
2018.3.27 10:40 AM

平日というのに多くの人でにぎわっていた。

近衛邸跡のしだれ桜
2018.3.27

一歩中に入ってみると、また別のしだれ桜。

近衛邸跡のしだれ桜
2018.3.27

風よ吹かないでくれー。

近衛邸跡のしだれ桜
2018.3.27

ことしは急に春になってとまどう。
季節はゆっくり変わって、「おやもうこんな頃になったか」 と思わせるほうが風情があるんだが ・・・

撮影地点=地図
2018.3.27







ユキヤナギ

このブログ 『京都御苑の四季』 は冬の間はネタがなく、ひまだった。
3月下旬になって急に木々や野草の花が咲きだし、がぜんあわただしくなってきた。

数日前から咲き始めていた ユキヤナギ が満開となった。

ユキヤナギ
2018.3.26 12:30 PM

白い花なので面白味に欠けるが、奔放に茎を延ばして、その茎に花がギッシリ詰まった様は異様である。

ユキヤナギ
2018.3.26

だから、カメラを持った人が次々訪れる。

ユキヤナギ
2018.3.26

花がギッシリ詰まった様が雪のように見えるので<ユキヤナギ>となったのか。

ユキヤナギ
2018.3.26

上で「異様」と書いたが、近づいてみると「壮観」だ。

撮影地点=地図
2018.3.26







キュウリグサ

風は冷たいが春らしくなってきた。
草地に生える春の野草も花が咲きだした。

キュウリグサ
2018.3.26 12:20 PM

5年前、私が京都御苑を訪れるようになって知った野草、キュウリグサが咲いていた。

キュウリグサ

キュウリグサ
2018.3.26

うす紫色の花びらの真ん中に黄色の輪があるので、見分けやすい。
幼稚園児が描く花のように、典型的な「花」の形だ。
ただ、近寄ってよーく見ないとわからない、小さい花なのがが欠点だ。

キュウリグサ
2018.3.26

撮影地点=地図
2018.3.26






キランソウ

濃紫色の花が広がっていた。
地面にピッタリついて広がっている。
春先に咲くキランソウだが、ことしは早いようだ。

キランソウ
2018.3.26 12:10 PM

よく見ると白い毛がいっぱい生えている。

キランソウ
2018.3.26

右の白っぽい玉のようなのは(つぼみ)らしいが、それも毛だらけだ。

キランソウ
2018.3.26

撮影地点=地図
2018.3.26






エドヒガンザクラ

御苑内には 1,100 本の桜の木があるという。
その中で、 江戸彼岸系の桜が1本だけあるという。
それが八分咲きになった。

江戸彼岸桜
2018.3.26 12:00 PM

ちょうど通りに面しているせいか、見物人が絶えない。

江戸彼岸桜
2018.3.26

江戸彼岸桜
2018.3.26

この木は老木で、幹はなかなかの貫録がある。

江戸彼岸桜
2018.3.26 12:30 PM


撮影地点=地図
2018.3.26






コブシの花

コブシの花が咲きはじめた。

コブシの花
2018.3.24 10:10 AM

おおきな蕾からパッと開いたところだ。

コブシの花
2018.3.24

まっしろのはなびらが暖かい春の陽を浴びてかがやいていた。

コブシの花
2018.3.24

撮影地点=地図
2018.3.24







枝垂れ桜

京都御苑では、早咲きの枝垂れ桜で知られた 『出水の枝垂れ桜』 が満開に近かった。

土曜日なので人出が多いかなと思って 急いで見に来たのだが、まだ朝が早いせいか ― といってももう10時前だったが、例年のような人だかりはなかった。

出水の枝垂れ桜
2018.3.24 09:50 AM

出水の枝垂れ桜
2018.3.24

ピンクの花で木の形もいいので、見ごたえがある。
独り占めするのがもったいない。

ただ、惜しむらくは以前に比べて元気ななさそうで、花が少ないようだ。

撮影地点=地図
2018.3.24






謎の花

草地に淡い紫色の花が咲いていた。
なんだろ ・・・ と思ってシャッターを切った。

謎の花
2018.3.24 09:30 AM

インターネットであれこれ調べたが、該当する草がみつからない。
(がく)のところに、(ひげ)が生えている。
花柄(かへい)が長い。
葉っぱが特徴ある形をしている。
うーん、なんだろ。

謎の花
2018.3.24

花の様に見えるニワウルシの翼果新種発見 ?!  まさかねぇ ・・・

そのうち、あ、これは <オオイヌノフグリ> の咲く前の状態じゃないのか、と気づいた。

きょう撮ったのは9時半で、そんな早朝という訳ではないが、<オオイヌノフグリ> にとっては まだ早朝だったのか、それとも <オオイヌノフグリ> は 寝坊(ねぼ)すけなのか。

右の写真は11時半頃の写真だ。
(10日ほど前に撮った。 こちら(2018.3.13) )
この時間になれば、起きている (花は開いている) のに。

念のためインターネットで画像検索したが、きょうのように <花開く前> のオオイヌノフグリの写真は見当たらなかった。
どの写真も花が開いた状態の写真ばかりだ。
だから見つからなかったのだった。

意外と身近な草だった。

撮影地点=地図
2018.3.24







オガタマの花

オガタマの木の近くを通ったら白いものが見えた。
あっ そうだ、オガタマの花の咲くころだが。
でも、早いなぁ ・・・

オガタマの花
2018.3.22 12:50 PM

近づいてみると、たしかに咲き始めていた。

オガタマの花
2018.3.22

オガタマの花
2018.3.22

花びらのつけねの方が少し赤紫になっていて愛らしい。

オガタマの花
2018.3.22


撮影地点=地図
2018.3.22






近衛邸の枝垂桜

例年早く咲きだす近衛邸の池の畔にある枝垂桜。
ここのところ雨の日が続くが、朝から人気の的だった。

近衛邸の枝垂桜
2018.3.22 11:00 AM

ちょうど雨も止んで、開花状況もまずまずだからよかった。

近衛邸の枝垂桜
2018.3.22

桜の花は人を惹きつける不思議な魅力がある。

「世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」

撮影地点=地図
2018.3.22






モクレン

御苑で有名なモクレンが数日前から咲き始めていた。
きょうはお彼岸の中日だが、ちょうど “見ごろ” になってきた。

モクレン
2018.3.21 13:30 PM

しかし天気が悪く、例年のような人だかりがない。

モクレン
2018.3.21

モクレン
2018.3.21


撮影地点=地図
2018.3.21






ヒイラギナンテン

市内の庭にもよく見かけるヒイラギナンテン。
御苑の中にも咲いていた。

ヒイラギナンテン
2018.3.20 10:40 AM


ヒイラギナンテン
2018.3.20


ヒイラギナンテン
2018.3.20


撮影地点=地図
2018.3.20






レンギョウ

レンギョウが咲いていた。

レンギョウ
2018.3.20 10:15 AM

みなうつむいて開ききっていないところをみると咲き始めらしい。

レンギョウ
2018.3.20

けさ降った雨にぬれていた。
開花と同時に葉っぱも出る種類は「シナレンギョウ」だとのこと。

レンギョウ
2018.3.20



撮影地点=地図
2018.3.20







セントウソウ

京都御苑は、4月・5月の草地は野草でいっぱいになる。
しかし、いまの時期、探しても野草の花はほとんど見つからない。

きょう たったひとつだけ咲いているのを見つけた。

セントウソウ(仙洞草)
2018.3.18 11:20 AM

ちいさい白い花なので、タネツケバナかと思って、念のため調べてみたらちょっと違うようだ。
葉っぱの形がニンジンの葉みたいなかっこしてるし、グリコのポッキーのようなのもない。

セントウソウ(仙洞草)
2018.3.18

私の過去のブログから探してみたら、これはどうやら「セントウソウ(仙洞草)」という野草のようだ。

セントウソウ(仙洞草)
2018.3.18


撮影地点=地図
2018.3.18





モクレン

白いモクレンらしい花が咲いていた。

モクレン
2018.3.18 11:00 AM

モクレン
2018.3.18

モクレン
2018.3.18


似たのに コブシ があるが、これはハクモクレン のように思う。
きょうは日曜だし、急に暖かくなったので、御苑に遊びに来る人も増えてきた。

撮影地点=地図
2018.3.18









椿(つばき)

近衛邸跡の枝垂桜の喧騒をよそき、その隣では椿(つばき)が静かに咲いていた。

椿(つばき)
2018.3.18 10:40 AM

そして、幾つかはすでに落ちていた。

椿(つばき)
2018.3.18

椿は桜と違って一斉に咲くことはなく、順番に次々と咲いていくが、花の寿命は桜に似て短いようだ。

撮影地点=地図
2018.3.18






近衛の桜、咲く

京都御苑には桜が多い。
近衛邸跡と呼ばれる場所には枝垂桜がたくさんあるが、きょう見たら、そのうち一番早い木はもう七分咲き程度で “見頃” となっていた。
例年3月末と思っていたが、早い。
きょうはお彼岸の入りだ。

近衛邸跡枝垂桜
2018.3.18 10:30 AM

ヒジャブを着ているので、イスラム系の国から来た女性グループらしい。

近衛邸跡枝垂桜

近衛邸跡枝垂桜
2018.3.18

ここ2~3日暖かかったので一気に咲きだしたようだ。
(といっても、全体としてはまだ “見頃” ではないのでご注意を)

撮影地点=地図
2018.3.18








マンサク満開

マンサクが満開だった。
約2週間前に こちら で 「やっと咲きだした 」とレポートしたマンサク。
きょう通りかかったら木の上の方が黄色くなっていた。

マンサク
2018.3.13 11:40 AM

それで、いまが満開だろうと思った。

マンサク
2018.3.13

しかし、下の方には花がないからよく分からないし、地味な花だから気づく人はあまりないみたいだ。

撮影地点=地図
2018.3.13







野草咲きだす

だいぶ暖かくなってきた。
御苑内できょう、ことし初めて 野草が咲いているのを見た。
オオイヌノフグリ、タンポポ、ヒメオドリコソウ。

きのうまで気づかなかった。
きょうは青い小さい花が一面に咲いている。
いよいよ春本番の感じがする。

オオイヌノフグリ
2018.3.13 11:20 AM

オオイヌノフグリ
2018.3.13

その隣にはタンポポ。
しょっちゅう御苑に来ないし、毎回つぶさに観察しているわけではないので、いつから咲き始めたのかわからないが、すくなくともタンポポが咲いているのを私が見たのはきょうが初めてだ。
辺りには3つ咲いていた。
よく探したらもっとたくさん咲いているのだろう。

タンポポ
2018.3.13

そしてその隣、ホトケノザかな? と迷ったが、おぉっと これはヒメオドリコソウ。

ヒメオドリコソウ
2018.3.13


撮影地点=地図
2018.3.13







ナラ枯れ被害

今回もこのブログのテーマ「四季の変化」とは関係ない話題だ。

京都御苑を管理する環境省の「京都御苑マップ」にも載っているアラカシの木。
かつてこのブログでも 『整った形をしている立派なアラカシの木』 として紹介したことがある。

立派なアラカシ
立派なアラカシの木 2015.4.29 撮影

或る人が私に 「あのアラカシの木が伐られた」 と教えてくれた。
それですぐとんで行った。
きれいサッパリ根元から伐られていた。

伐られたアラカシの跡
2018.3.13 11:00 AM

御苑では マテバシイ、アラカシ、スダジイなど ブナ科の樹木がカシノナガキクイムシによって枯れる「ナラ枯れ」の被害を受けていることはよく知られており、幹にビニールシートを巻いたり薬液を塗ったりしてカシノナガキクイムシが木に潜り込まないように予防している。
このアラカシも多分 「ナラ枯れ」 になったのだろう。
惜しい !!

伐られたアラカシの跡
2018.3.13

これは伐られた跡。

伐られたアラカシの跡
2018.3.13

御苑の樹木の様子はどんどん変わっていっている。

撮影地点=地図
2018.3.13










アセビ

馬酔木(アセビ)の花の咲くころとなった。
1~2週間前から少しずつ咲き始めていたが、やっと写真に撮れる程度にまで咲いてきた。

馬酔木
2018.3.12 14:30 AM

かわいいピンクの花は愛らしい。

馬酔木
2018.3.12

馬酔木
2018.3.12

馬酔木
2018.3.12

花や葉っぱ、茎などに毒があって、食べると下痢したり、ひどいときには神経が麻痺したりするらしい。
ちょっと想像しにくい。

撮影地点=地図
2018.3.12