京都御苑の四季

四季の移ろい・主に植物観察

セントウソウ?・キランソウ

白い小さな花が群れて咲いていた。
ん?なんだ。

仙洞草
2021.3.30 14:40 PM

これといった特徴がない。
セントウソウ(仙洞草)というのだろうか。

仙洞草
2021.3.30

葉っぱはセロリに似ている。

仙洞草
2021.3.30

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その隣のあちこちに、キランソウがたくさん咲いていた。

キラン
2021.3.30 14:40 PM

超アップで撮ると、トゲが生々しい。

キラン
2021.3.30

きのう〔29日〕には最高気温が 22.9℃ になり、きょう〔30日〕は 23.5℃ にまで上がったという。
春の野草が急に増えてきた。

撮影地点=地図
2021.3.30







矢筈豌豆

春本番となって、ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)〔カラスノエンドウ(烏野豌豆)〕が最近目立つようになってきた。

豌豆
2021.3.30 14:30 PM

赤紫の花がかわいい。

豌豆
2021.3.30

豌豆
2021.3.30

そして、この草の武器となる、蔓(つる)。

豌豆
2021.3.30

なかなか成長力旺盛だ。

撮影地点=地図
2021.3.30







八重の絞り椿

椿の品種は多彩で、なんという品種かわからないが、大輪の椿が見ごろだった。

椿
2021.3.30 14:20 PM

赤い斑(ふ)入りの白い椿。

椿
2021.3.30

うーん、見ごたえある椿の花。

椿
2021.3.30

そして、足元には咲き終わった花が散っていた。

椿
2021.3.30

撮影地点=地図
2021.3.30







建礼門の桜

建礼門の向かいにある山桜が満開だった。
子供仲間の数家族がピクニックを楽しんでいた。

山桜
2021.3.30 13:40 PM

しかし、満開と思ったらもう散り始める。

山桜
2021.3.30

これが日本人の心情にぴったりと言われる所以だ。

撮影地点=地図
2021.3.30







ハナニラ (2)

ここにもハナニラのかわいい花が咲いていた。

花韮
2021.3.30 12:00 PM

そういえば、去年もここに咲いていたなぁ。

花韮
2021.3.30

園芸品種の趣で京都御苑には似つかわしくないが、毎年増えていくみたいだ。

花韮
2021.3.30


撮影地点=地図
2021.3.30






大島桜

ちょっと厚ぼったい感じの桜が咲いていた。
大島桜らしい。

大島
2021.3.30 11:20 AM

目立つので人気がある。

大島
2021.3.30

木の下には花びらが散っていた。
満開と同時に散り始める。
惜しい。

大島
2021.3.30

撮影地点=地図
2021.3.30







皮桜

つい先日、つぼみなので (まだ先だな) と思っていた 『皮桜』 がきょう満開になっていた。
いまを逃したら来年まで見られないかと思ったので、急いでカメラに収めた。

皮桜
2021.3.30 11:10 AM

きのうの最高気温が 22.9℃ にまでになり、5月上旬並みの暑さになったせいか。

皮桜
2021.3.30

ただ、往年の元気がなさそうに見受けた。

皮だけになった桜なので、栄養が足りないのだろうか。
惜しい。

撮影地点=地図
2021.3.30







モミの花芽

2本並んだモミの木に、黄色い実がなっているように見えた。

樅
2021.3.29 11:50 AM

いっぱいなっている。
通りかかった若者も足を止め、興味深げに眺めていた。
若者から 「これ何の木ですか?」 と聞かれた。
私は <モミ(樅)の木> だとの 自信があったが、「モミの木だと思いますが ・・・」 と曖昧に答えた。

樅
2021.3.29

あ、そうだ、私のスマホに植物の名前を調べるアプリが入っている。
アプリならなんと出るだろうか。
「ちょっと待って・・・」 といいながら 早速 そのアプリで調べてみると 「フラセリー モミ」 と出た。
へぇー。初めて聞く名前だ。
その若者は 「まぁ、モミに違いないですから ・・・」 と私に慰めのことばをかけてくれて、去って行った。

樅
2021.3.29

確かめようと思って、インターネットで黄みどり色の実がなっているモミの画像を検索した。
全然出てこない。

樅
2021.3.29

ずーっと下の方に進んでいくと ・・・、なんと自分の昔のブログの写真がでてきた。 ( 👇 )
黄みどり色の実がなっているモミの画像は、インターネット上ではこれしか見つからない。

昔のブログ
これが インターネット検索で引っかかった写真

へぇー、〔私の撮った写真は〕 そんなに貴重な画像なのか ?!

この画像は、2016.3.26 付けのブログに載った写真で、
当寺の記事 には
S さんに聞いたら 「あー、それは花芽ですよ」 と即答された
と書かれていた。(当寺の記事は こちら

これは 花芽 だったのか。
〔モミの木だというのは間違いないが〕

樅
2021.3.29

きょう撮ったのは下の地図( 👇 )にあるモミの木だが、苑内にある他のモミの木にも同じような黄みどり色の()、〔(じつ)花芽〕 のなっているモミの木があった。
ちょうど今が モミの花芽 が見られる時期なんだ !!

撮影地点=地図
2021.3.29








オオイヌノフグリ

オオイヌノフグリが群生していた。
早春さいしょに咲く花で、ことしも2月下旬に咲いたのを見た。( 記事は こちら、2021.2.22
それからひとつき、桜の花も咲き、いま春まっ盛りだ。

オオイヌ
2021.3.29 11:30 AM

きれいな水色が目に染みる。

オオイヌ
2021.3.29

珍しく人に踏まれず、すくすく育っていた。

オオイヌ
2021.3.29

撮影地点=地図
2021.3.29







モチノキの花

モチノキ(黐の木)に花が咲いていた。

黐
2021.3.29 11:20 AM

モチノキは雌雄が別株だそうだが、雌の木に巡り合ったことがない。

黐
2021.3.29

蕾もけっこうあるので、まだ、咲き始めのようだ。

黐
2021.3.29

撮影地点=地図
2021.3.29








建春門の桜

建春門の向かいにある山桜がよく咲いていた。

建春門
2021.3.27

ヤマザクラだが、貫禄のある木だ。

建春門
2021.3.27

建春門
2021.3.27


撮影地点=地図
2021.3.27














フッキソウ

フッキソウ(富貴草)が咲いていた。

富貴
2021.3.27 13:50 PM

ことしはいつもに比べて少ない。
もう咲き終わりか。

富貴
2021.3.27


富貴
2021.3.27

撮影地点=地図
2021.3.27









モミジの花

日々、新しい葉が開いていくモミジ。
並行して、花が咲くころになった。

紅葉
2021.3.27 13:30 PM

紅葉
2021.3.27

紅葉
2021.3.27


撮影地点=地図
2021.3.27










左近の桜

御苑の山桜が満開なので、左近の桜も見ごろかな?と思って御所を参観した。
ことしも、紫宸殿の前を通ることができない。

承明門を通して左近の桜を望むことができる。
いまちょうと見ごろのようだ。

左近
2021.3.27 13:00 PM

南庭(だんてい)にも少し入ることができる。
ここからだと、やや近い。

左近
2021.3.27

たしか、去年も散る寸前の様子を見た。( 記事は こちら、2020.3.29
ことしも同じような状況だった。

左近
2021.3.27


2021.3.27






年年歳歳花相似たり

きょうの最高気温は 21℃ にまであがったという。
この陽気で、苑内にある山桜は各所で見ごろとなっていた。
穏やかな日で、真っ青な青空で絶好の花見日和だった。

これは御所の南西角、清水谷家跡にある山桜。 ( 👇 )

山桜
2021.3.24 14:40 PM

ちなみに、この桜の木は偶然、去年も撮っていた。 ( 👇 )

去年
去年(2020.3.26)の様子 ( 記事は こちら

年年歳歳花相似たり
歳歳年年人同じからず
といったところか。

撮影地点=地図
2021.3.24













紫木蓮 (2)

ハクモクレンの咲く隣で、紫木蓮が全開だった。

木蓮
2021.3.24 14:30 PM

つい1週間前は、蕾の状態だった。 ( 👇 )
そして、ハクモクレンの方は半ば散っていた。

1週間前
1週間前(2021.3.17)の様子 (記事はこちら

御苑内でもひとけの少ない場所に咲いているが、それでもときたま訪れる人がある。
女性が 「わぁー、かわいい!」 と言いながらスマホのカメラに収めていた。

木蓮
2021.3.24

木蓮
2021.3.24

撮影地点=地図
2021.3.24








ハナニラ

いつもと同じところにハナニラ(花韮)が咲いていた。
野草とはいい難いが、ちょっとかわいいのでつい立ち寄って見た。

花韮
2021.3.24 14:20 PM

星形に開いた花びらがすがすがしい。

花韮
2021.3.24

花韮
2021.3.24

撮影地点=地図
2021.3.24








アオキ、雌花

きのう、アオキの雄花を見た。
雌花も咲きだすはずなので、どこかにないかな ・・・ と思って歩いていると、大きなアオキの木があった。

青木
2021.3.24 14:10 PM

ああ、これや !

青木
2021.3.24

咲いてる、咲いてる。

青木
2021.3.24

ちょっと目にはほとんど気づかない花だが、このブログを書くようになって知った花だ。
ぐぐーっと近づいてみると、赤紫の花弁と、生々しい黄緑色の花頭 が印象的だった。

青木
2021.3.24

撮影地点=地図
2021.3.24








近衛の桜 (3)

暖かくなってきた。
きょうの最高気温は 21℃ にまであがったという。
近衛邸跡にある桜も見ごろとなっていた。
〔早咲き、遅咲きと混じっているので一概に表現するのはむつかしいが〕

近衛
2021.3.24 13:40 PM

近衛
2021.3.24

写真を撮っていたらカメラを持った老婦人が「近衛邸跡はどこですか?」と聞かれた。
遠くからこの桜を見にこられたらしい。
お目当てのところに来られて満足気だった。

konoye969.jpg
昔(2014.3.29)の様子 ( 記事は こちら

こちらはヤマザクラ。 ( 👇 )

近衛
2021.3.24

撮影地点=地図
2021.3.24








ヤマブキ咲く

ヤマブキ | 山吹 | 京都御苑遠くに黄色い花が目立っていた。
ヤマブキかレンギョウか ・・・。
あ、あれはヤマブキ(山吹)だ。
近づいてみる。

山吹
2021.3.23 09:10 AM

思い出した。
去年もここにヤマブキが咲いていたなぁ。 ( 👇 )

去年
去年(2020.4.8)の様子

このときの 記事 を見ると
〔ヤマブキが〕 この辺りにもたくさん植えられている。
ほとんどはチラホラ咲き始めた程度だが、けやきの根元にあるこの山吹は満開だった。
とある。
去年も、この株だけが早く咲いたようだ。
〔※ 但し、去年に比べて2週間以上も早い

この近くに群生しているヤマブキを見回すと、〔去年は「チラホラ咲き始めた程度」と書いてあったが、今年は〕 まだほとんど咲いていなくて 枝だけの様相だ。
それなのにこちらだけはこんなに咲いている。

山吹
2021.3.23

山吹
2021.3.23

ことしのヤマブキ第一報だ。

撮影地点=地図
2021.3.23










アオキ、雄花

先日から穂先が大きくなっていたアオキの花が咲いた。

青木
2021.3.23 09:00 AM

レポートするタイミングを待っていたが、ちょうどいい頃になった。
蕾もまだまだあるが、よく咲いている。

青木
2021.3.23

黄色の葯(やく )が4つあるのは雄花(おばな)だ。

青木
2021.3.23

青木
2021.3.23


撮影地点=地図
2021.3.23










紫木蓮

京都御苑の銘木、紫木蓮(しもくれん)が満開だった。

木蓮
2021.3.19 12:10 PM

青空に映えてキレイだ。

木蓮
2021.3.19

撮影地点=地図
2021.3.19








木蓮散る

たった5日前、七分咲きで人気の的だった白モクレンの木。

5日前
たった5日前は七分咲きだった ( 記事は こちら、2021.3.14

それが満開を過ぎ、きょうはもう散り始めていた。 ( 👇 )

木蓮
2021.3.19

ひとけのなくなった木の下には花びらが散乱していた。

木蓮
2021.3.19


撮影地点=地図
2021.3.19












江戸彼岸桜

京都御苑内に桜の木は 1,100 本あるという。
その中で、江戸彼岸系の桜はこの1本だけだという 。
先日から咲いるのを知っていて気になっていた。
きょう行ってみたら満開になっていた。

なかなかの古木だ。
これまでもこのサイト『京都御苑の四季』では何度か紹介しているが、今年は四方向から撮ってみた。

まず、こちらは南から見た江戸彼岸桜。 ( 👇 )

江戸彼岸
2021.3.19 11:20 AM

西から。 ( 👇 )

江戸彼岸
2021.3.19

そしてこれは東から。 ( 👇 )

江戸彼岸
2021.3.19

最後は北から。 ( 👇 )

江戸彼岸
2021.3.19

たった1本の桜だが、なかなか存在感がある。

江戸彼岸
2021.3.19

撮影地点=地図
2021.3.19







近衛の桜 (2)

桜が咲きだしてからは、近衛邸跡の桜の状況が気になる。
近衛邸跡の広場に立ち寄ったら、大きな枝垂桜が満開だった。

近衛
2021.3.19 11:10 AM

近衛
2021.3.19

日本の春である。

撮影地点=地図
2021.3.19






コハコベ(ハコベ)

小さな白い花をつけた野草があった。
この頃だと、オランダミミナグサとかタネツケバナだが、ちょっと違う。
手元のスマホに入っている PictureThis というアプリで調べると 「コハコベ(小繁縷)〔別名: 繁縷(繁縷)〕」 との表示が出た。

ハコベ
2021.3.19 11:00 AM

へぇー、ハコベってこれか。
別のサイトには「ハコベラ」のことで、春の七草のひとつだという。

ハコベ
2021.3.19

コハコベ(ハコベ) はポピュラーな野草にもかかわらず、このブログ初登場である。

撮影地点=地図
2021.3.19







諸葛菜(しょかっさい)

苑内にある バードバス の近くを通ったら、ちらっと紫色のものが見えた。
かつて、この バードバス の前に生えている 諸葛菜(しょかっさい) という花をレポートしたことがあり( こちら、2017.4.10 )、それを思い出した。

それで バードバス に寄ってみた。
やっぱり、諸葛菜 だ。
昔レポートしたのは 4月10日だから、それから比べると3週間以上も早い。
ことしは、全般的に花の咲くのが早いが、それを差し引いても早い。
だから、まだ咲き始めなのかもわからない。

諸葛菜
2021.3.17

でも、けっこう咲いている。

この花をインターネットで検索すると、トップに国立環境研究所の 「侵入生物データベース」 がトップに表示され、『在来種との競合』 に注意する植物と規定されていた。

それで思い出すのが キショウブ だ。
去年このサイトで、キショウブ が駆除されたのをレポートしたことがある。 ( こちら、2020.5.23

「侵入生物データベース」 によると、キショウブ は 『要注意外来生物』 に指定されているが、諸葛菜 はとくに法的措置はないらしい。

諸葛菜
2021.3.17

なお、この植物には別名が多いという点でも特異だ。

インターネットによれば、諸葛菜(しょかっさい)の他、
紫花菜(むらさきはなな)、   
大紫羅欄花(おおあらせいとう)、
花大根 (はなだいこん)、
紫金草(しきんそう)
という 色んな呼び名もあるそうだ。

諸葛菜
2021.3.17

また、諸葛菜 は 「四月頃になると、鮮やかな紫色の花が 〔侵入生物なので〕 至るところで見られる」 と書かれているが、私の経験では、至るところで あまり目にしていない。
ま、これから注目してみようと思う。

撮影地点=地図
2021.3.17











樒?

見たこともない花をつけた木があった。

樒
2021.3.17 14:30 PM

手元のスマホで植物の名前を調べたら 「シキミ(樒)」 と出た。
えっ ?! シキミってお葬式に使われる木じゃないのか?

樒
2021.3.17

まぁ、ちょっと変わった形の花なので写真を撮っておいた。

樒
2021.3.17

帰って調べてみたら 「〔樒の花や葉は〕いい香りがする」 とあった。
へぇー、感じなかったなぁ ・・・

撮影地点=地図
2021.3.17








コブシの花

森の向こうに白い花の咲く木があった。

コブシ
2021.3.17 14:20 PM

コブシの花のようだ。

コブシ
2021.3.17

こことは別の場所にも、苑内には、えっ ? こんなとこにもコブシの木がある、と気づくことがある。
花が咲く このシーズンでないと気づかないようだ。

コブシ
2021.3.17

コブシ
2021.3.17


撮影地点=地図
2021.3.17









ハクモクレン

人気の桃林や出水の枝垂桜から少し離れた場所。
人気のない静かなところに白い木蓮が咲いていて、その様子をスケッチしている人がいた。

木蓮
2021.3.17 14:00 PM

私が写真を撮っていると、人が寄ってきた。

木蓮
2021.3.17

それらの人も花の写真を撮って満足されたのか、去って行かれた。
また、もとの静寂に戻った。

木蓮
2021.3.17

その隣に紫色の木蓮の蕾が大きく膨らんでいた。

木蓮
2021.3.17

撮影地点=地図
2021.3.17