京都御苑の四季

四季の移ろい・主に植物観察

ゲンノショウコ

初秋に咲く花、ゲンノショウコの赤紫の花が咲いていた。
7月中旬から咲くのに、今年は見つからないなと思っていた。
きょう、やっと2つ見つけた。
(少し離れたところにもう1つ)

証拠
2022.8.26

証拠
2022.8.26 08:50 AM

証拠
2022.8.26

これからもっと咲いてくれるといいのだが。

撮影地点=地図

2022.8.26








サルスベリ (5)

一条邸跡で圧倒されるようにピンクの花に覆われた サルスベリ があった。
このブログでは、原則としてレポートは年1回と決めているのに、ことしは サルスベリ をもう4回もレポートしてしまった。
だから、もうやめとこうと思ったが、あんまり見事に咲いているのでレポートすることにした。

百日紅
2022.8.26 08:30 AM

この、一条邸跡にあるサルスベリは これまで何度かレポートしているが、過去のページを探したら こんな写真があった。( 👇 )
いまから9年前だが、そのときはこんな状態だったのに 「見ごろ」 と書いている。
(写真をクリックすれば、当時の記事が開きます)

昔
昔(2013.8.31)の様子( 👆 )

それに比べて、ことしは花満載だ。

百日紅
2022.8.26

百日紅
2022.8.26

と思って写真を撮っていると、風もないのに花びらがヒラヒラと散っていく。
足元に目を移すと、花びらが徐々に増えていく。( 👇 )
惜しいなぁ ・・・

百日紅
2022.8.26

でも、蕾もあるから、まだ次々と咲いていくのだろう。

百日紅
2022.8.26

撮影地点=地図

2022.8.26






白いアジサイ ?

白いアジサイのような花のさいている木があった。
「植木」として最近植えられたものなのか、見たことのない木だ。

糊空木?
2022.8.20

葉っぱも アジサイに似ている。

糊空木?
2022.8.20

糊空木?
2022.8.20 11:20 AM

糊空木?
2022.8.20

こちら( 👇 )はことし6月に京都御苑で咲いていたアジサイ。
似てるようでもあり、似てないようでもある。

3日前
ことし6月に咲いていたアジサイ

糊空木?
2022.8.20

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追記 2022.8.20
調べたところ、この木は 「ノリウツギ(糊空木)」 というのに似ている。
ノリウツギ だとすれば、秋~冬に小さな赤~茶褐色の実がなるというのだが。

撮影地点=地図

2022.8.20








コヒルガオ

おやおや 『コヒルガオ(小昼顔)』 が咲いているではないか。
ことし初めて咲いているのを見た。

小昼顔
2022.8.19 10:30 AM

蕾(つぼみ)と思ったら、もう咲き終わった萼(がく)だった。( 👇 )
調べたら、これは萼ではなくて、苞(ほう)とか苞葉(ほうよう)呼ばれるのだって。
植物学は 難しいなぁ。

小昼顔
2022.8.19

そういえば、萼というには大きすぎる。( 👇 )
ついでに、葉っぱの形も特異だ。

小昼顔
2022.8.19

小昼顔
2022.8.19


撮影地点=地図

2022.8.19










サンゴジュ

サンゴジュ(珊瑚樹)に赤い実がなっていた。

珊瑚
2022.8.18

この木、白い花の咲いたときにもレポートした( 👇 )
それから2か月余り。

sango_732.jpg
花の咲いていた頃 (2022.6.10)

きれいな赤だ。

珊瑚
2022.8.18

前夜来の雨の水滴がついていた。

珊瑚
2022.8.18

撮影地点=地図

2022.8.18









ヘクソカズラ

真っ赤な色と白い毛が印象的なヘクソカズラ(屁糞葛)の花。
夏になれば咲くので、ひそかに期待している。
それで (ことしはまだかな?) と思いながら 探し続けていた。
(そんなに熱心に探すわけじゃなく、気が向いたらという程度だが)

きょう、御苑外周の道路沿いにヘクソカズラが咲いていた。

屁糞
2022.8.18 10:30 AM

綿棒みたいなのは蕾(つぼみ)だろう。( 👇 )
まだまだ咲きそうだ。

よく見ると 花が散ってしまったのか、萼(がく)だけになっているのに気づいた。
調べてみたら、これから実がなるのだそうだ。

屁糞
2022.8.18 写真の真ん中あたりに5つ、萼だけになったのが見える

こちらは花のアップ。( 👇 )
白い毛のようなものがたくさん出ているが、これは 『腺毛(せんもう)』 というらしい。

屁糞
2022.8.18

撮影地点=地図

2022.8.18









大文字の送り火

きょうは8月16日、京都の年中行事、大文字の送り火があった。
大文字がちょうど真正面に見える絶好の場所なので、京都御苑にはいつも多くの人が集まる。

大文字
2022.8.16 20:20 PM

コロナで去年・おととしはちょっとしか点火されなかったが、ことしは3年ぶりの全面点火。
いつ見てもきれいに整った「大」の字だ。
京都の人が 『弘法大師さんが書かはった』 というのもうなづける。

大文字
2022.8.16

きょうは、直前〔7時15分頃〕に雷を伴った大雨があったが、定刻〔午後8時〕には雨も止んだ。
しかし、点火が15分程遅れるというあんまりないハプニングがあった。

記憶では、2014年は昼過ぎに大雨だったが定刻どおり8時ちょうどに点いた。
定刻までに時間があったので、それなりの準備ができたのだろう。
ことしは直前だったので虚を突かれた格好だ。

でも、これでご先祖の霊も無事あの世に戻れるだろう。

2022.8.16







サルスベリ (4)

建礼門前のサルスベリが見ごろを迎えた。

百日紅
2022.8.16 14:00 PM

ことし1月、雪が14センチも降った日に撮ったときはこんなんだった。( 👇 )

snow_007.jpg
雪の降った日(2022.1.21)

それから半年。

百日紅
2022.8.16

見ているとき、風が吹くと、花びらがはらはら散る。
しかし、蕾も多い。
真っ赤なサルスベリは夏の間じゅう咲き続けるヒミツはこれだ。

百日紅
2022.8.16

百日紅
2022.8.16

撮影地点=地図

2022.8.16








シロヤマブキ消失 ?!

これは『四季』とは関係ない話題です。

このブログで 「シロヤマブキ」 の記事を見た方から きのう
「よく京都御苑を散歩しているのに、シロヤマブキがあるのは気づかなかった」
「自生しているシロヤマブキはめったにないと聞いたので、京都御苑のは植えられたのかもしれない」
とのお便りをいただいた。

そういえばシロヤマブキ、最近見ないな ・・・ 
と思って、きょうシロヤマブキを見に行った。

すると ・・・ な、なんと影も形もなくなっているではないか。

消失
2022.8.16 13:30 PM

最後にシロヤマブキを見たのはおととしの春だ。( 👇 )
元気旺盛とはいかぬが、花も咲いてそれなりに元気だった。

siroY_525.jpg
最後に見たとき (2020.4.15)

それが、キレーサッパリなくなっていた。
しるし(●●●)となる花崗岩だけが残っていた。
引き抜かれたわけではないだろうから、枯れたのか。

そのときの記事によれば、『シロヤマブキは環境省レッドデータブックに絶滅危惧ⅠB類として記載されている』 とのことだ。
ここ京都御苑は環境省が管理している公園だと思うと、シロヤマブキの消失は惜しいっ !!
・・・ と思った。

撮影地点=地図

2022.8.16








オガタマノキの実

オガタマノキの実がなっていたが、実りが悪い。

オガタマ
2022.8.13 10:50 AM

ことし不作なのか。
いちばん実っているのでこの程度。( 👇 )

オガタマ
2022.8.13

昔の写真を捜したら、5年前にこの同じ木を撮ったのがあった。( 👇 )

豊作
豊作の年の様子(2017.9.29)

あのときはよく実っていたんだなぁ ・・・

オガタマ
2022.8.13

木は立派だが、老木で元気がなくなったのだろうか。

オガタマ
2022.8.13 2本の木が一緒になっている。左手前がオガタマノキ、右奥はエノキ

撮影地点=地図

2022.8.13






ギボウシ

草むらの奥まったところにギボウシが咲いていた。

擬宝珠
2022.8.13 10:30 AM

昔はよくここに咲いているのを見かけてレポートしたことがあったが、最近咲かないなと思っていた。
しかし、ギボウシは 多年草だそうだから、毎年咲いていたはずだ。

擬宝珠
2022.8.13

ただ単に、私が花の咲く時期に出くわさなかっただけだったのだろう。
久しぶりに見て、なつかしかった。

擬宝珠
2022.8.13

撮影地点=地図

2022.8.13







サルスベリ (3)

けさ所用で京都御苑を通り抜けようとしたとき、大きなサルスベリの木が目に留まった。

百日紅
2022.8.12 08:20 AM

木の上の方に花がたくさんついているので、とても豪華だ。

百日紅
2022.8.12

真っ赤なサルスベリ。
この木をレポートするのは2回目だ。
    (以前のレポートは→ こちら、2014.8.30

百日紅
2022.8.12

百日紅
2022.8.12

ここのところ京都は酷暑に見舞われており、きのうの最高気温は 37.4℃に達したという。
サルスベリはこんな真夏に咲く 「夏の花」 だ。

撮影地点=地図

2022.8.12













柿の実 落ちる

ここのところ、京都の最高気温は毎日36℃を超えている。
その猛暑のせいか、柿の実がたくさん落ちていた。

柿
2022.8.10 10:00 AM

いま8月だから まだ青い。

柿
2022.8.10

昔、この木で柿が豊作だったときときの写真を捜したら、あった。( 👇 )(2016.12.18)

豊作
昔、豊作だったとき

今年は熟さずに落ちてしまうのか ・・・

猛暑のせいだろうか。
毎日のように夕立があるので水不足ではなさそうだ。
それとも、肥(こや)しが足りないのだろうか。

柿
2022.8.10

へたのついたのもたくさんある。

柿
2022.8.10

御苑の係員が拾っていた。
私が 「食べられますか」 と聞いたら 「いやいや、多分渋くて食べられへんと思いますよ」 との返事。
「ごみ」 として掃除しているのだった。

「きのうも拾ったんですよ」 と。
たった一日でこんなに落ちたらしい。

柿
2022.8.10

「ここ2~3日、毎日拾ってますよ」 とここと。
見ていると 袋がたちまちいっぱいになった。
もったいない。(仕方ない。)

柿
2022.8.10

上を見上げたら、落ちずに残っているのもあった。
うまく実ってくれるといいのだが。

柿
2022.8.10

撮影地点=地図

2022.8.10







にわか雨

ここのところ毎日のようににわか雨がある。
いい天気なのに、急に曇ってきてザァーとくる。

きょうも 「まさか」 とは思っていたが、人が 「降りそうだよ」 と声をかけてくれた。
でも、まだ大丈夫と思った矢先に降り出した。
こういうときは、シトシトとは降らない。
パラパラと降ってきたかと思うと急に雨足が強くなる。

とにかく急いで屋根のあるところへ駆け込んだ。

清和院御門
2022.8.6 11:50 AM

ここは 「清和院御門」 という門。
屋根が狭いし 樋(とゆ)がないので 完璧とはいなかいけど、何もないところでズブ濡れになるよりはずっとましだ。
涼しいような 生暖かいような風が 通り過ぎる。

清和院御門
2022.8.6

15分ほどして雨足が弱くなったら、先を急ぐ人から順に雨の中に飛び出していった。

2022.8.6








キンミズヒキ

キンミズヒキ が咲き始めた。

キンミズヒキ
2022.8.6 11:30 AM

まだ本格的ではないが、ここにも秋の風情が垣間見られた。

キンミズヒキ
2022.8.6

毎日暑い日が続くが、秋はもうそこまで来ているようだ。
そういえば、あした〔8月7日〕は 『立秋』 である。

キンミズヒキ
2022.8.6


撮影地点=地図

2022.8.6






ツユクサ

ツユクサが咲いていた。
以前は苑内でよく見られた気がするが、ことしは少ないようだ。
苑内ではこまめに雑草を刈っているので、ツユクサも刈られてしまったのか。

露草
2022.8.6 11:20 AM

きょう、やっと見つけた。
去年は ツユクサがこんな()に旺盛だったのになぁ・・・

去年
去年は ツユクサがこんなに旺盛だった (2021.7.19)


露草
2022.8.6

鮮やかなブルーが緑の草の中で際立っている。

撮影地点=地図

2022.8.6









拾翠亭のサルスベリ

九條池にたたずんでいる若者がいた。
拾翠亭(しゅうすいてい) のサルスベリを見ているのだという。

拾翠亭
2022.8.5 11:40 AM

ピンクの花がいま盛りだ。
いまどき珍しい 風流心(ふうりゅうしん) のある若者だ。

拾翠亭
2022.8.5

撮影地点=地図

2022.8.5










モリアオガエル

京都御苑の中にある非公開地域 『トンボ池』 が限定で公開された。
池のほとりで何かを指さす人がいた。

モリアオガエル
2022.8.5 11:20 AM

モリアオガエル がいるというので、撮らせてもらった。

モリアオガエル
2022.8.5 雨上がりなので葉っぱが濡れている

オタマジャクシ の名残のシッポがまだついているので、オタマジャクシ から(かえ)って2~3日だという。

モリアオガエル
2022.8.5

大きくなると木の上(森林)で生活するので モ リ(●●) アオガエルというんだそうだ。

撮影地点=地図

2022.8.5







クサギ (2)

京都御苑の中にある非公開地域 『トンボ池』 が限定で公開された。
にわか雨の中、池のほとりにクサギの白い花が咲いていた。

臭木
2022.8.5 11:00 AM

雨が止むと、緑が目にやさしい。

臭木
2022.8.5

近づいてみると、花は少数で、ほとんどは蕾(つぼみ)だ。

臭木
2022.8.5

その蕾がピンク色している ・・・。
なかなかカラフルだ。

京都御苑にクサギは何か所かにあるが、こんなカラフルな蕾をみたことがない。
他のクサギと違う種類なのか?

臭木
2022.8.5

こちらはいま咲いているところ。( 👇 )
そういえば、こちらの(やく)はあずき色で、他のクサギのくすんだ紫色とは違う。
同じクサギでも、他のクサギと少し違う種類なのかなぁ。

臭木
2022.8.5

葯はあずき色、花柄(花を支える軸)は赤紫だ。
雄しべが長いのだけがクサギの花の特徴と思いこんでいたが、カラフルな花だと再認識した。

撮影地点=地図

2022.8.5