京都御苑の四季

四季の移ろい・主に植物観察

彼岸花 (2)

爽やかな秋風のそよぐ京都御苑の緑地で、彼岸花を写生している人がいた。

彼岸花
2022.9.24 14:50 PM

ことしは、例年にもまして彼岸花がよく咲いた。

彼岸花
2022.9.24

彼岸花
2022.9.24

撮影地点=地図

2022.9.24










クヌギの実

クヌギ(椚)の木に実のなるころだ。

椚
2022.9.24 14:30 PM

近寄って見てみると、去年 はほとんど落ちたあとだったが、ことしは間にあったようだ。
しかし、ことしは不作なのかあまり成っていなかったが、すこしだけ見つかった。

椚
2022.9.24

おおきなどんぐりが、「殻斗(かくと)」の上に乗っていた。

椚
2022.9.24

撮影地点=地図

2022.9.24







栗の実

初夏に花が咲いていた栗の木のところに行ってみた。

栗
2022.9.24 14:10 PM

木の下には 栗の実が落ちていた。
しかし残念ながら、実はもう誰かに拾われたあとだった。

近くにいた環境省の方に聞くと、これは丹波栗らしい。
「イガの中に実が3つできるが、ひとつだけが大きく実り、残りの2つは小さい」 の説明どおりらしく、その大きな実だけ拾われて、小さい、実際は爪のように薄っぺらい実は傍らに残っていた。

栗
2022.9.24

イガのサイズから見ると、その栗の実は相当大きく立派なものらしいと思われた。
木を見あげると、まだ結構残っている。

栗
2022.9.24

こちら()は、花が咲いていた頃の様子で、当時 『大きなクリ(の実)がなるというので、秋が楽しみだ』 と書いていた。

花の頃
雪が積もったように咲いていた(2022.6.2)

環境省の方の説明どおり、大きく立派だ。
でもよく見ると、かすかに隙間が開いていて、中は空(から)のように見えた。
環境省の方は 「ちょっとの風でも、実が落ちるらしいですよ」 と教えてくれた。

栗
2022.9.24

いずれにしても、きょうの私は収穫ゼロだった。

撮影地点=地図

2022.9.24







玉簾

白い六弁の花が咲いていた。

玉簾
13:40 PM

野草というよりも、どこか園芸品種のような雰囲気の花だ。
誰かがこっそりと植えたものなのか。

その近くでは、茎から大量に切り取られた跡があった。
清楚な感じの花なので、誰かが自宅用に持ち帰ったものか。

玉簾
2022.9.24

どうも野草ではなさそうだ。
黄色い雄しべが印象的だ。
数えてみたら6本ある。
そして白いのが1本あり、これは雌しべか?

玉簾
2022.9.24

調べてみたら、これは 『タマスダレ(玉簾)』 という多年生の球根植物らしい。
そうだとすると、もう何年も前から咲いていたのか。
気がつかなかったなぁ。

解説によれば、
南米ペルー原産。
日本には明治時代に渡来し、現在では園芸品として広く植えられる。
とあった。
そういえば、いまの時期、京都市内でもよく見かける。
人気のある草花らしい。

撮影地点=地図

2022.9.24








彼岸花

雨のやんだ京都御苑、凝華洞の築山に彼岸花が咲いていた。

彼岸花
2022.9.22 11:20 AM

ここの松の根元には毎年彼岸花が咲くが、ことしは例年に増してよく咲いているように思う。

彼岸花
2022.9.22

あしたは秋分の日。
ちょうどお彼岸にあわせて咲いたようだ。

彼岸花
2022.9.22

なかには 蕾の株もある。

彼岸花
2022.9.22

さきほど降った雨の水滴が光っていた。

彼岸花
2022.9.22


撮影地点=地図

2022.9.22










ツルボ

『ツルボ(蔓穂)』 が群れ咲いているところがあった。
去年は気づいたときはもう咲き終わったあとだった。

ツルボ
2022.9.17 10:50 AM

ことしは間に合ったようだが ・・・、いつものような華やかさに欠ける。
まだ咲き始めなんだろうか。

ツルボ
2022.9.17

ぐっと近づいてみると ・・・

ツルボ
2022.9.17

線香花火のようにパッと広がっている。

ツルボ
2022.9.17

こちらは何だ?(
まだ青い(緑色)が、下の方が紫色に色づいている。
蕾になる前のようだ。

ツルボ
2022.9.17

撮影地点=地図

2022.9.17









シリブカガシ

独特の匂いがした。
おっ、シリブカガシか?
そういえばもう九月だから、花の咲くころか。
匂いのする方を見てみると・・・ 咲いてる、咲いてる。

尻深樫
2022.9.17 10:20 AM

と、言っても 「花」 といえる シロモノ じゃないが ・・・。
このブログを書き始めて知ったのだが、樫や椎の木はだいたいこんな形の花だ。

尻深樫
2022.9.17

ぐっと近づいて見ると、もじゃもじゃと毛ばだったように見える。
図鑑によると、これが「雄花」だそうだ。
そして、右に見える、薄黄色の枝にぷつぷつついているのが「雌花」で、それがドングリになるという。

尻深樫
2022.9.17

去年花が咲いてドングリができた枝もあった。
大きいのと小さいのがあるのは、うまく成長したのと発育不全のものとの違いか。
いつも思うが、よくわからない。

尻深樫
2022.9.17

撮影地点=地図

2022.9.17








コムラサキ

日差しがきつく残暑が続くが、そよ風は快く涼しくなって秋の気配を感じるようになってきた。
そんな京都御苑で コムラサキ に実がなっていた。

小紫
2022.9.16 10:00 AM

小紫
2022.9.16

赤紫のみずみずしい色だ。

小紫
2022.9.16

小紫
2022.9.16


撮影地点
2022.9.16







ムクロジの実

道の上に 何かの実が落ちていた。
「あっ、ムクロジの実 じゃないか !?」

ムクロジ
2022.9.6 11:20 AM

ここにはムクロジの木があるので、ムクロジの実 だとすぐにわかった。
ムクロジの実 を見るのは初めてだ。

ムクロジ
2022.9.6

ことし6月、花殻がたくさん落ちていたのを思い出した。

3月前
3か月前(2022.6.17)花殻がたくさん落ちていた

上の写真のように、きょうはいろんな状態の実が落ちていた。
そのうちまだ青い、熟してない実を拾いあげてみた。(

ムクロジ
2022.9.6

そして、同時に、熟した、赤くなった実もあったので、それも拾いあげてみた。(

ムクロジ
2022.9.6

そして、皮が剥けて種だけになったのも散乱していた。(
聞くところでは、この黒い種は、羽根つきの羽根の根元 に使われるという。
そういえば、この写真の一番右に写っているのなんか、キレーにまんまるなので、よさそうだ。

ムクロジ
2022.9.6

ところで、青いの、熟したの、種だけになったの と3種類もいっぺんに見られるって、珍しいなぁ。
どうしたことだろう。
ふつうなら、〔その時期に応じた〕1種類だけしか見られない と思うのだが ・・・

見あげると、青い実がわずかだが枝に残っていた。(

ムクロジ
2022.9.6

撮影地点=地図

2022.9.6







キツネノマゴ

小さな花が咲いていた。
ん? キツネノマゴ(狐の孫)だ。久しぶりだなぁ。

狐の孫
2022.9.6 11:00 AM

あぁ、もう九月だもんなぁ。

狐の孫
2022.9.6

いつものように、花のアップを撮った。
花の上の部分が 『フクロウ(梟)』 に見えた。

狐の孫
2022.9.6

撮影地点=地図

2022.9.6






エノコログサ

いま、苑内では エノコログサ が目立つ。
雑草のなかではいちばん身近な存在かもわからない。

えのころ
2022.9.6 10:50 AM

気のせいかもわからないが、穂の部分が長いのと短いのがあり、種類がちがうのかわからないが、これは短い。

えのころ
2022.9.6

逆光で見ると、穂が光って見えた。

えのころ
2022.9.6

撮影地点=地図

2022.9.6