京都御苑で、早咲きの紅梅が咲いていた。
ほんの咲きはじめだが、それでも人を惹きつけている。

2022.12.29 14:40 PM早咲きと知らずに通りかかって足を止める人、早咲きと知って撮りにくる人 ・・・ さまざまのようだ。
目の覚めるような上品で美しい花だ。
古来、花の鑑賞と言えば梅を指したというが、その価値は充分ある。
人によっては鼻を近づける人もいたので、私も倣って嗅いでみたら、甘いようなかぐわしい香りが ほのかに感じられた。

2022.12.29この時期に 御苑で見られる花が少ないので、貴重な存在だ。

2022.12.29梅の種類は多くて、素人には見分けがつかないと言われる。
この梅の名前、『八重紅梅』 というのか 『寒紅梅』 というのか よくわからない。
2022.12.29
もう年の瀬となり、御苑のモミジはどこを見渡しても軒並み散りつくし、枝だけになっている。
ところが、珍しく 赤い葉っぱの残っているモミジの木があった。

2022.12.27 15:00 PM
2022.12.2711月初め頃から(
こちら )永らく楽しませてもらったもみじも、もう最後だろう。

2022.12.27
2022.12.27
葉がすっかり落ちてしまい、せんだんの実がよく目立っていた。
(ことしは豊作とは言えないようだが)

2022.12.27 10:00 AMこちら(
↓ )はひとつき前、またたくさんの葉が繁っていた頃。
葉が繫っていた頃の様子 (2022.11.25)いまや枝だけになったので、実だけが寒空のなかにぶら下がっていた。
私が木を見あげながら写真を撮っていると、年配の女性が寄ってきて 「これなんですか?」 と聞かれた。
「せんだんです」 というと、すかさず 「 ”
栴檀は双葉より芳し” の
せんだんですか?」 と聞かれた。
私が 「いや、これは違います、これは ”おうち” という木で、このように沢山の団子のような実がなるので ”千団子” (せんだんご)と呼ばれ、それを三井寺が ”せんだん” と呼んだのが広まったのです」 と手短かに説明すると、「あゝ、”おうち” ってあの童謡に歌われているアレですか」 「うーん、〔その童謡を〕 いますぐに思い出せないけど ・・・」 といいながら、礼を言って去って行かれた。

2022.12.27”童謡” と言われて、私も (なにかあったな ・・・) と思い、気になった。
それで調べてみたら、あの有名な
『夏は来ぬ』 の四番にあった。
〽 棟(おうち)ちる 川べの宿の
門(かど)遠く 水鶏(くいな)声して
夕月すずしき 夏は来ぬ
棟(おうち)ちる、= 散る、というのは花が散るということか。
栴檀の花が咲くのが
5月中旬なので、散るのは5月下旬頃だろう。卯(う)の花、つまりウツギの花が咲くのも
5月下旬だ。
なるほど ・・・ この 『夏は来ぬ』 は5月下旬頃の季節を歌ったものだった。(ということが分かった)

2022.12.27こちら(
↓ )は 枝と実だけになったきょうのせんだん(栴檀)の全景。

2022.12.27
2022.12.27
きのうは冬至だった。
あいにくの雨だったのでウチにこもってたが、きょうは晴れた。
御所(明治維新まで天皇のお住まいだったところ)の南側にある広場に 『イチイガシ(一位樫)』 の巨木がある。
そのイチイガシが、草地いっぱいに影を落としていた。
きょう 〔正確にはきのうだが〕 は一年で一番、日が南に傾く日だ。
〔※ 天文学的には『南中高度が最も低くなる日』というんだそうだ〕

2022.12.23 11:50 AM反対に、木のほうから見てみると ・・・

2022.12.23
地面が白いのは雪、日陰の部分だけ解けずに残っている草地いっぱい影が広がっていた。
こんな感じだ。

2022.12.23夏至の頃には、どんなに短くなるだろうか ・・・
2022.12.23
きのう12月22日は冬至だった。
あいにくの雨だったが、きょうは晴れた。
先月、銀杏の黄葉が美しかったところに来てみた。

2022.12.23 11:40 AMあのときは葉っぱがまだたくさんついていたが、いまや全くの素っ裸。
枝だけが鈍い冬の光を浴びていた。
ひとつき前(2022.11.22)の様子
2022.12.23
落ち葉の降り積もった草地に 薄っすら白いものがあった。
霜ではなさそうだ。

2022.12.23 11:10 AM近くにいる人に聞いたら 「けさ2時頃〔雪が〕降ってたよ」 とのこと。
やっぱり雪か。
そんな頃に起きている人もいるんだ。
町中では 雪のかけらもなかったので気づかなかったが、もう昼前だというのに、こういう場所には残っていた。

2022.12.23よちよち歩きの子供が、駆け回っていた。
2022.12.23
濃い紫色の実がネズミモチにたくさんなっていた。
10月初めに青い実がなっているのをレポートしたことがあるので、ことし、ネズミモチの実をレポートするのは2回目となる。

2022.12.13木じゅう実(み)だらけだ。

2022.12.13実(み)の形と色が ”鼠の糞” に似ているから、この木の名前がネズミモチになったと聞いたことがあるが、鼠の糞はこんなにまるまる太ってないから、あんまり似てるとは思えない。

2022.12.13
2022.12.13
2022.12.13
2022.12.13
真っ赤に燃えるもみじがあった。

2022.12.132週間前は、銀杏の黄色い葉っぱがあって、はらはら散っている最中だった。
いまや銀杏の巨木はすっかり葉を落としてしまって、枝だけになっている。
2週間(2022.11.30)の様子その間、もみじは更に赤みを増したようだ。

2022.12.13外人がひとり自転車でやってきてしばし見入っていた。
近づいていくと、きれいだ
!! すばらしい
!! を連発していた。
聞くと、イギリス、リバプールに住んているが、奥さんが日本人で、数年に一度京都に来るそうだ。
彼の地にもメイプルはあるが、こんなきれいにならないという。
俳句ににも造詣があるらしく、「裏を見せ表を見せて散るもみじ」 を引き合いに出して、日本人の自然を見る目を称賛していた。
イギリス人だと、ぱらっと落ちるだけで、落ちる様子をこんなによく観察しない
・・・ などと言っていた。
次に来た人はしゃがんで、地面すれすれの低い角度から撮りはじめた。

2022.12.13どんな写真が撮れたのか、その人のカメラのうしろの液晶画面を見せてもらった。
それを私がマネして撮ったのがこちら。 (
↓ )
足元には銀杏や欅(けやき)の葉っぱが降り積もっていた。

2022.12.13次々訪れる人それぞれに、行く秋を惜しんているかのようだった。

2022.12.13私も美しい景色を堪能して心が豊かになった気がした。
2022.12.13
冬至が近い。
1時過ぎだというのに、日はもう西に傾いている。
黄土色に色づいた巨木が午後の鈍い光に映えていた。
あの高いのはケヤキの木のようだが、他のケヤキは軒並み葉を落とし枝だけになっている。
この木だけ 落ちるのが遅いようだ。

2022.12.13 13:20 PMここは京都御苑の外周。
外からよく見えた。
2022.12.13
『ムラサキシキブ(紫式部)』 の実がたくさんついていた。
葉っぱが落ちてしまったのでよけい目立つようだ。

2022.12.10 13:50 PM実(み)は鈴なりだ。

2022.12.10 13:50 PMこの『紫式部』の実(み)をレポートするのは久しぶりだ。
以前レポートしたとき(2017.11.9)の様子このときは葉っぱが写っている。
11月だったので、まだ散ってなかったのだろう。
いまは12月だから、その間に散ったのだろう。

2022.12.10小春日和の林で、紫色の実が美しかった。

2022.12.10
2022.12.10
この銀杏並木、つい先日、黄色く色づいていたが、きょう通ったら葉がすっかり散り落ちて、枝だけの光景に変わっていた。

2022.12.10 13:30 PMすっかり ”冬の装い” だ。
四季の移り変わりではなく、たった3週間の移り変わり。
黄色く色づいていた頃(2022.11.17 10:10 AM)の様子
2022.12.10
落ち葉に混ざって青々とした小枝が落ちていた。
枯れ枝ではないので、また「カラスの枝落し(いたずら)」 か ?!

2022.12.10 13:20 PMここは、クスノキの巨樹があるところで、落ちていた小枝は青々としているし、実もついている。
以前、初夏の5月頃、カラスが桜の枝をちぎって落すいたずらを見たことがあったが、いまは12月。
季節も樹木も 全然違う。
※ 例えばことし5月、山桜の枝が落とされていた記事 ⇒
こちら、2022.5.15
落ちていたん小枝の一つを拾い上げてみたあたりにはドバトが何かをあさっていた。
クスノキの実なのかもわからない。

2022.12.10見あげると烏(カラス)が数羽いる。
5月頃は 「カァーカァー」 と騒々しかったが、いまは静かだ。

2022.12.10こちら(
↓)は、クスノキの全景。

2022.12.10
2022.12.10
紫色の実がいっぱいなっている木があった。
何の木だろ?

2022.12.9 11:40 AM私が、たくさんなってるなぁーと感心しながら見ていると、通りかかった女性が寄ってきて 「ブルーベリーですか?」 と聞かれた。
私が 「さぁー、何でしょ、でもぎょーさんなってますわ」 と云うと、
「ブルーベリーに違いないわ」 と云い去って行ってしまった。

2022.12.9食べられるのかなぁーと思って つまんでみたら 固かった。
こんなところに果樹があるとも思えないので調べてみたら、どうやら 『シャリンバイ』 らしいことがわかった。

2022.12.9ま、これがブルーベリーで、食べられるんだったらいいんだけど。(笑)

2022.12.9
2022.12.9
いま、京都御苑の銀杏の葉はあらかた散ってしまった。
そんな中、黄色い葉っぱが散らずに残っている銀杏の木があった。
青空をバックに目立っていた。

2022.12.9 11:20 AMいませっせと落葉中で、屋根瓦の上や通路上に散った落ち葉がたまっていた。

2022.12.9銀杏の黄葉は、木によって多少「早い」「遅い」があるようだ。
2022.12.9
季節は移り、12月になった。
京都御苑ではよく知られた 『清水谷家の椋の木』 がすっかり葉を落とし、枝だけになっていた。
この木は 広い場所に独立して立っているので よく目立つ。
枝だけになっても なかなか見ごたえがある。

2022.12.5 14:20 PMちなみに、ひと月前の様子はこうだった。
↓ひと月前(2022.11.9)の様子こちらは、きょうの様子。
↓低いところは、葉っぱが残っていた。

2022.12.5くどいようだが、再び、ひと月前の様子。
↓ひと月前(2022.11.9)の様子椋の実が ひからびて 瑠璃紺色になっていた。


2022.12.5
2022.12.5
柿の実がたわわになっていた。
ただし、小さい。
エノキの巨木の横にくっつくように生えている柿の木だ。
昔、柿の実をとっている女性がいたのを思い出した。(2015.11)
そうそう、ここにも柿の木があったんだ。

2022.12.5 14:00 PM葉っぱ落ちてしまったので、よく目立つようになったようだ。

2022.12.5近くを通る人も、興味深げに見あげていく。

2022.12.5しかし、実が小さいので、それに手の届かないような高いところになっているので、誰も取ろうとはしない。

2022.12.5鑑賞用の柿である。
2022.12.5
サザンカが咲いていた。
花びらがたくさん落ちている。
気づかなかったが、かなり前から咲いていたのだろうか。

2022.12.5 13:30 PM見ていると、何か鳥のようなものが来て花をつついているようだ。
枝がガサゴソ揺れて、白い花びらがハラハラ散っている。
でも近づくと別の木に飛び移ってしまって、なかなか姿を見せない。

2022.12.5花を散らす
”犯人” は鳥らしい。
運よく、近くに双眼鏡を首からかけた女性がいたので聞いてみた。
「メジロがコゲラじゃないですか」 「目の周りに白い輪があったらメジロです」
気長に見ていると黄緑色の姿が枝越しにちらっと見えた。
「あっ、あれはメジロですよ」 と。
昆虫が花の密を吸うのは知ってますが、小鳥も蜜を食べるのですか?と聞いてみたら、
「ええ、
メジロは花の蜜が好き ですよ」 と教えてくれた。
※ メジロは動きがすばしっこくてカメラで捉えることができなかった。

2022.12.5花はよく咲いているが、蕾も多い。
これからどんどん咲いてくれることだろう。

2022.12.5
2022.12.5
暦は12月となった。
樹木の豊富な京都御苑では落葉樹の葉っぱが落ち尽くし、枝だけになった木々も多くなってきた。
夕暮れ間近、京都御苑の中を歩いていたら、落ち葉が降り積もった草地で子供たちがはしゃいでいた。

2022.12.3 15:30 PM降り積もっているのはケヤキの葉っぱだ。

2022.12.3取っくみ合いして倒れても、ふわふわした落ち葉なので怪我しないようだ。

2022.12.3そのうち
指宿の ”砂風呂” よろしく、落ち葉に埋められた。

2022.12.3ひとりは、落ち葉をかけてもらって喜んでいた。

2022.12.3この時期ならではの 珍しい光景だった。
2022.12.3
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