京都御苑の四季

四季の移ろい・主に植物観察

マンサク

人から 「マンサクが咲いている」 と聞いた。
以前から、京都御苑に1本だけマンサクがあるのを知っているが、写真に収めにくい木なので敬遠していたが、見に行くことにした。

万作
2023.2.28 13:30 PM

案の定、高い枝に少し咲いているだけで、咲いているのがほとんどわからない。

万作
2023.2.28

手を伸ばすとやっと届くあたりに咲いている花をカメラに収めた。

万作
2023.2.28

その写真をみると、萼のところから花びらが4本出ている様子が写っていた。
これまでに見たことのない珍しいショットだった。

万作
2023.2.28

いつ見ても変わった形の花びらだ。

撮影地点=地図

2023.2.28







寒桜

桜の花らしいのが咲いていた。
目ざとく見つけて立ち寄る人がいた。

寒桜
2023.2.28 13:00 PM

といっても、ソメイヨシノとは比べ物にならないくらい淋しい咲きかただ。
私も近くに寄ってみた。
「なんという桜ですかねぇー」 と声をかけたら 「薩摩寒桜」 ですと即答してくれた。

寒桜
2023.2.28

つづけて 「ヤマザクラと寒緋桜の交配種です」 と。
へぇー、ずいぶん詳しい方もおられるんだ。

寒桜
2023.2.28

暖かい日差しの下、淡紅色の花がささやかに咲いていた。。

寒桜
2023.2.28

撮影地点=地図

2023.2.28










スミレ咲く

きのう、きょうと好天が続き、ずいぶん暖かくなってきた。
2月は季節の変化がなく、このブログも開店休業だが、なにか変化が見られないだろうかと足を向けた。

女性がしゃがんで何かを撮っておられるように見えた。
「何かありますか」 と声をかけたら振り向いて、「スミレらしいのが咲いてます」 との答えが返ってきた。

菫
2023.2.28 12:30 PM

うわー!咲いてる。
「スミレは種類があるので、なんというスミレかわかりませんが ・・・」 と申し訳なさそなにつけ加えられた。

菫
2023.2.28

たしかに ・・・
アプリ(Picture This)で調べたら 「ニオイスミレ」 と判定された。
一方、図鑑で調べたら 「オオタチツボスミレ」 に似ていた。

菫
2023.2.28

ま、ここはむりに同定しないで、「スミレ」 としておこう。

撮影地点=地図

2023.2.28






雪景色

けさも雪が降った。
京都市内で積雪 2cm だったらしいが、郊外の大原などはもっと積もったらしい。

新在家門
2023.2.21 08:30 AM

こちらは御苑のランドマークの椋の木。

清水谷
2023.2.21

降りしきる中で、三脚を立てて雪景色を撮っている人がいた。
プロのカメラマンで、この日を待っていたのだろうか。

建礼門大通
2023.2.21 08:45 PM

九條池のほうに回ったら、拾翆亭にも降っていた。

拾翠亭
2023.2.21

こちらは、紅梅に積もる雪。

紅梅
2023.2.21

紅梅
2023.2.21


2023.2.21








おや ハルジオン

まだ2月の中旬で寒いけど、何か春を感じさせる花でもないかと探していたら、花の咲いている野草があった。

春紫苑
2023.2.17 10:00 AM

茎は短いけど、花の形からみると 『ハルジオン(春紫苑)』 らしい。

春紫苑
2023.2.17

このブログの昔の画像で、春の頃によく見かけるハルジオンの様子を探してみた (2021.4.24 撮影)

春には御苑内全体で咲くので、とてもポピュラーな花だ。
haruZ_554.jpgしかし、いまはまだ2月。
こんな冬にも咲くのか、再び昔の記事を探してみたら、1月に咲いているのを見たというレポート もあった。

なるほど、ハルジオンが冬に咲いても異常ではないのか。

白い花びら(舌状花)は乱れているし、元気なさそうにも見える。
これは、寒さのためなのか、それとも咲き始めてから時間が経ったからなのか、よくわからない。
でも、とにかく、こんな寒い時期に咲く花を見てうれしくなった。

春紫苑
2023.2.17

撮影地点=地図

2023.2.17







桜のひこばえ

かつてこのブログに、伐られた桜の木の話をアップしたことがあった。(2020.6.22)

伐られた
記事は こちら、2020.6.22

その後 “切り株” だけになっていたのを横目に通り過ぎていたが、そのひと月後、何気なしにその前を通ったら、切り株の代わりに小さな若木が目についた。おや?あの切り株はどこ行ったんや ?!

若木?
そのひと月後、小さな若木が目についた(2020.7.16)

近づいてよく見ると、不思議なことに切り株は忽然と姿を消し、若木と思ったのは桜の “ひこばえ” だった。
どうやらこの“ひこばえ”だけは伐られずに済んだようだった。

ひこばえ
近づいてよく見ると “ひこばえ” だった(2020.7.16)

きょうまた近くを通ることがあったので、近くに寄ってみた。 (

児童公園
2023.2.12 13:40 PM

あのとき(7月)とは季節が違うので、枝だけの姿だが、その枝は少し伸びているようだった。

ひこばえ
2023.2.12

もちろん、花芽もちゃんとついていた。

ひこばえ
2023.2.12

桜の木の生命力は信じられないほど旺盛だ。
再び大きく成長するのが楽しみだ。

撮影地点=地図

2023.2.12








陽気に誘われて ・・・

最高気温が大体10℃前後だったのが、きょうは ことし初めて18℃を超えた。    (註: 測候所の発表では 18.3℃)
きょうは日曜でもあるし、陽気に誘われたのか ロウバイ(蠟梅)の咲いていた場所 に接する児童公園は多くの親子でにぎわっていた。

児童公園
2023.2.12 13:10 PM

まぁ、このまま春とはいかないだろうが、きょうは暖かかった。
半袖の女の子もいた。

児童公園
2023.2.12

撮影地点=地図

2023.2.9








ロウバイ

人づてに〔児童公園にある〕ロウバイ(蠟梅)がよく咲いていると聞いていた。
こちらのロウバイは 『ワロウバイ(和蝋梅)』 と呼ばれる、昔からある種類らしい。

近づくとほのかにいい香りがした。

蝋梅
2023.2.9 13:00 PM

蝋細工でできたような花びらの中が赤紫色だった。
ちょうど冬の青空の下、きれいに咲いていた。

蝋梅
2023.2.9

花の写真を撮ろうと近づくと、花の香りがしないのは不思議だ。

撮影地点=地図

2023.2.9









センダンの実

道端に まあるい大きな粒がたくさん散乱していた。

千団
2023.2.12 12:40 PM

ああ、センダンの実だ。

千団
2023.2.12

水分が抜けたのか、ちょっと干からびて皮がたるんでいるのが面白い。

千団
2023.2.12

少し後ずさりしてみた。
これがセンタンの木だ。

千団
2023.2.12

上を見あげると、枝にはセンダンの実がまだわずかに残っていた。

千団
2023.2.12

撮影地点=地図

2023.2.9










オオイヌノフグリ

この時期の京都は最高気温がやっと10℃を超える程度で、毎日寒い日が続く。
従って、四季の変化もみられないだろうと、このレポートもしばらくや休んでいた。

今月になって初めて京都御苑を尋ねてみた。
1時間以上も歩いてみても目ぼしい変化はみつからないので、帰ろうと思っていたところで オオイヌノフグリ が咲いているのをやっと見つけた。
無理やり見つけたという感じだ。

イヌノフグリ
2023.2.9 14:40 PM

・・・ といっても、この写真()ではわからない。
下の写真()で、矢印をつけてみたが、これでもまだ分からないかもわからない。

イヌノフグリ
2023.2.9

カメラをぐぐっと近づけると、こんな具合だ。(

イヌノフグリ
2023.2.9

イヌノフグリ
2023.2.9

イヌノフグリ
2023.2.9

例年、オオイヌノフグリは春の最も早い時期から咲きだす野草だ。

撮影地点=地図

2023.2.9