京都御苑の四季

四季の移ろい・主に植物観察

ギボウシ

酷暑だ。
京都は、ここ4日連続、最高気温が 38 ℃ を超えたそうだ。
まったくやりきれない。

去年と全く同じように 『ギボウシ(擬宝珠)』 が咲いていた。
( 去年の記事は こちら、2022.8.13
※ この草の名前は 「オオバギボウシ(大葉擬宝珠) 」というのかもわからない。

擬宝珠
2023.7.29 12:30 PM

ギボウシは園芸品種としていろんな種類があるらしいが、これは野生種か?

擬宝珠
2023.7.29

擬宝珠
2023.7.29

ちょっと見たところユリ(百合)に似ているが 『似て非なる』 ものがある。
印象は全然違う。

擬宝珠
2023.7.29

撮影地点=地図

2023.7.29











リョウブ

過去のこのブログを見てたら、リョーブの花が咲いているのを見た、という記録があった。( 記事は こちら、2020.7.24
きょうは7月29日だからもう遅いかと思ったが、見にいった。
生えていた場所を思い出しつつその辺を歩きまわって、やっと見つけた。
「あゝ これかっ!」

令法
2023.7.29 12:10 PM

まぁ、鑑賞に堪えるような花ではないが、形は特徴がある。
もう咲き終わったらしく、花びらは散ってしまったあとだった。
やっぱり遅かった。

令法
2023.7.29

花びらが散ったあと、子房が大きくなっていた。

令法
2023.7.29

わずかに1房だけ、咲き残っている花があった。 (

令法
2023.7.29

撮影地点=地図

2023.7.29











クサギ

先週金曜、21日から京都の最高気温はずっと35℃を超えている。
いま、酷暑のまっさかり。
そんな京都御苑で、なんといったらいいか、名状しがたい香りがただよっていた。
ことしもクサギの咲く季節となった。

クサギ
2023.7.26 14:10 PM

クサギ
2023.7.26

まだ蕾(つぼみ)も多いので、これからしばらく咲き続きそうだ。

クサギ
2023.7.26

いつも思うが、この異様に長い雄しべは特徴がある。

クサギ
2023.7.26

撮影地点=地図

2023.7.26








ヤブラン

おや、もうヤブラン(薮蘭)が咲いている。
だいたい、8月になって咲きだすものなのに。

薮蘭
2023.7.23 11:10 AM

酷暑は続いても、季節は着実に秋に向かっているということか。

薮蘭
2023.7.23

まだ、ほとんどは蕾だ。

薮蘭
2023.7.23

やっと黄色い雄しべを出して咲いている花をみつけた。

薮蘭
2023.7.23


撮影地点=地図

2023.7.23







バードウォッチング - アオバズク

松の枝の方角を望遠レンズのついたカメラで狙う一団いた。
アオバズクが止まっているらしい。

アオバズク
2023.7.23 11:00 AM

大変な人気だ。

アオバズク
2023.7.23

望遠鏡にカメラを添えて撮ってもらった。

アオバズク
2023.7.23

生まれたひなを敵に襲われないよう監視しているらしい。

撮影地点=地図

2023.7.23










見慣れない実

見慣れない実がなっていた。
葉っぱは 『ウバメガシ』 か 『トベラ』 のようだ。

トベラ?
2023.7.23 10:20 AM

『ウバメガシ』 独特の "紐" のような花柄があちこちに見える。
実際この実( )にも垂れ下がっている。
しかし、『ウバメガシ』 の実はどんぐり型なので、この木は 『ウバメガシ』 ではなさそうだ。

トベラ?
2023.7.23

じゃぁ 『トベラ』 かと思うが、図鑑に載ってる 『トベラ』 の実は 下右( )のようだ。

比較
2023.7.23

『トベラ』 の実に、こんな黄褐色の斑点はない。

トベラ?
2023.7.23

じゃぁ、一体この実はなにか?
謎の木だ。

トベラ?
2023.7.23

撮影地点=地図

2023.7.23









菩提樹の実

なかなかお目にかからない菩提樹の実。
きょう見たらぶらさ下っていた。

菩提樹
2023.7.23 10:10 AM

はっぱの真ん中から柄が出て、その先に実がなるという変わった形だ。

菩提樹
2023.7.23

撮影地点=地図

2023.7.23








セミの脱け殻

マユミにセミの脱け殻がたくさんついていた。
覗きに来た女性がいたので、私が 「ほらここに ! 」 と指示したら、女性は 「ここにも ! 」「あっちにも ! 」 と逆に見つけて私に教えてくれた。
いやぁー、すごい数の脱け殻だ。

蝉
2023.7.22 12:20 PM

セミとマユミは相性がいいのだろうか。

蝉
2023.7.22

多分、アブラゼミ。

蝉
2023.7.22

目を転じると、マユミの実ができかかっていた。

マユミ
2023.7.22

秋になれば、実がピンク色に転じなかから真っ赤な実が顔を出す。

赤い実
去年秋の様子
(2022.11.11)

実はまだ黄緑だ。
このようになるまであと4か月。
季節の変化を待たざるを得ない。

マユミ
2023.7.22

撮影地点=地図

2023.7.22









椿の実

大きなまん丸い実がなっていた。
椿の実だ。

椿
2023.7.22 11:50 AM

大きいのでとてもよく目だつ。(

椿
2023.7.22

以前 もこのブログで椿の実をレポートしたことがあった。
日付けは8月31日だ。

椿
2023.7.22

きょうはまだ7月下旬なので、ひとつきも早い。
ということは、これから益々実ってくる(熟してくる)ということか。

椿
2023.7.22

しかし、近くには破裂した実があった。(

椿
2023.7.22

んー、これは多分去年の実だろう。
さらには、実が飛び出て空(殻?)になったのもあった。

椿
2023.7.22

一帯どうなっているのかよくわからない。

撮影地点=地図

2023.7.22











ヌスビトハギ

猛暑が続く。
しばらく京都御苑から足が遠のいていた。
久しぶりに京都御苑に足を踏み入れたら、秋草の風情を感じさせる光景があった。

盗人萩
2023.7.20 14:30 PM

細い茎が長く伸び、薄紫色の花が咲いているようだが、まばらに咲いているせいかあまり綺麗とは言い難い。

盗人萩
2023.7.20

しぼんだ花殻のようなのはもう咲き終わったのだろうか。
そういえば「種」のようなものが出来かけている。

盗人萩
2023.7.20

さらに目を移すと、こちらではシッカリ「種」ができている。
植物図鑑によると、ヌスビトハギの種は「2個繋がり」だそうだ。(アレチヌスビトハギはふつう3~5個繋がり。)

盗人萩
2023.7.20

こちらはヌスビトハギの葉っぱ。
一面によく繁っている。

盗人萩
2023.7.20

撮影地点=地図

2023.7.20









ナンキンハゼ

待ち望んでいた ナンキンハゼ の花が咲いた。


2023.7.10 11:10 AM

黄色い "穂" のようなものが多数垂れさがっている。
専門用語で 「総状花序」 と云うらしい。

南京櫨
2023.7.10

南京櫨
2023.7.10

南京櫨
2023.7.10

根元の方、クルクルっと巻いたのが雌花だそうだが、それが黒くなって 実 のようなものも成っている。

南京櫨
2023.7.10

ということは、雌花は受粉を終わっているらしい。
じゃぁ、ナンキンハゼの花を見に来る時期を逸したようだ。

ナンキンハゼの花の開花時期に出会うのは難しい。

撮影地点=地図

2023.7.10







ホソバイヌビワ

梅雨の晴れ間、ホソバイヌビワに実がたくさんなっていた。

イヌビワ
2023.7.10 10:30 AM

その木の下には、その実が落ちていた。

イヌビワ
2023.7.10

結構熟してるみたいで、それが落ちたらしい。

イヌビワ
2023.7.10

しかし、枝を見るとみんな青い。
その中で、熟してそうなのが1つだけあった。
じゃぁ、試食してみるか ・・・

イヌビワ
2023.7.10

なぁんだ、味が全然しない。
食べられたもんじゃない。
たしか、昔、味がしたと思ったけど、と思って 過去のブログ を見たら・・・ 『味がしなくて全然おいしくない』 と書いてあった。(2019.7.24)
それを忘れてた。

イヌビワ
2023.7.10

残念でした。

イヌビワ
2023.7.10

撮影地点=地図

2023.7.10







ヤブミョウガ

1週間ほど前、知人から 「ヤブミョウガが咲いてる」 との報せを受けていたが、まだ咲き始めだろうと思っていた。
きょう見てみたら、よく咲いてきた。

薮茗荷
2023.7.6 14:40 PM

こちらは、まだひとつも咲いていない、半月前の様子。(

3日前
半月前の様子 (2023.6.18 13:10 PM)

かなり咲きそろっている。

薮茗荷
2023.7.6

ひょろっと出ているのは雌しべなのか?
図鑑で見ると、先っぽに黄色いもの(雌しべなら花頭、雄しべなら葯)が写っているが、そんなもん見た記憶がない。

薮茗荷
2023.7.6

撮影地点=地図

2023.7.6







野路虎の尾?

『ノジトラノオ(野路虎の尾)』 か 『オカトラノオ(丘虎の尾)』 か・・・ ま、名前はさて措いて、その野草の花がことしも咲いた。
白い穂のような花が一面に広がり見事だ。

虎尾
2023.7.6 14:30 PM

いま、見頃のようだ。
ひと月前、〔花の咲く〕 穂先はまだ成長していなくて、わずかに2~3本で蕾がふくらみかけている穂がある程度だった。

一月前
ひと月前、穂先がまだ成長していなかった頃
(2023.6.4)

よく咲いているので、見頃かと思ってよく見ると、穂の下(根元)の方は咲き終わった様子だ。

虎尾
2023.7.6

ということは、花は順次上に向かって咲いていくのだろうか。

虎尾
2023.7.6

こちらは咲いている様子。

虎尾
2023.7.6

撮影地点=地図

2023.7.6












桔梗

この時期、京都各所で桔梗が咲いているとの便りが飛び込んでくる。
京都御苑でも、とくに植栽して桔梗を育てていると、管理者に案内してもらった。
紫と白の二色の花がきれいに咲いていた。

桔梗
2023.7.6 14:20 PM

カメラを持った男性が寄ってきた。
「けさは天龍寺で蓮の花を撮ってきた」 という。
花の咲いているところを巡っておられるようだ。

桔梗
2023.7.6

「桔梗は咲き終わった花殻が見苦しいので、摘んだほうがいいのだけど・・・・」 とつぶやきながらシャッターを押しておられた。

桔梗
2023.7.6

なるほど、確かに咲き終わった状態は撮影には邪魔だ。

桔梗
2023.7.6

撮影地点=地図

2023.7.6









モッコクの花

モッコクに白いものが見えた。

木斛
2023.7.1 11:50 AM

ほとんど蕾みたいだ。

木斛
2023.7.1

と云うことは、咲き始めだと思うんだけど・・・

木斛
2023.7.1

なかには黒くなってしぼんだようなものも多い。
と云うことは、咲き終わったのか。

このモッコクは咲き始めなのか、咲いている盛りなのか、もう咲き終わりなのか、皆目わからない。

木斛
2023.7.1

これが庭木の王者なのか。
まぁ、そんな風格には見えないけどなぁー (笑)

撮影地点=地図

2023.7.1








コムラサキ

暦は7月になった。
小雨の中を京都御苑に行ってみた。
コムラサキが咲き始めていた。

小紫
2023.7.1 11:20 AM

といっても 咲いているのは僅かだ。
まだ蕾が多いので これから続々咲くのだろうか。

小紫
2023.7.1

咲いているところに目を近づけると、薄紫色の可愛い花がくっついて咲いている。
こうしてみると、なかなか可愛い。

小紫
2023.7.1

撮影地点=地図

2023.7.1