白い砂利が清々しい。
その道の上にクロマツが生えている。
ほんとなら道路上なので切るか移植するのが普通だろうが、堂々とした枝振りを見せている。
京都御苑がいまのように整備される前はどっかの宮家かお公家さんの邸宅で、そこに生えていたが切るのは惜しいし、或いは大きすぎて移植が難しかったのか。
このクロマツには「五松」という名前がついているので、何か由緒があるマツなのかも分からない。
それでそっとしておかれたのだろうか。

2013.3.9
枝振りは自然のままでは折れてしまってこうはならないだろう。
伸びるにまかせているが、つっかい棒で支えてやっている。
こうまでして大切に扱われているこのマツはほんとに幸せだと思う。
