京都御苑にはたくさんの梅の木が植わっているが、開花が遅れているようだ。
京都新聞の「梅だより」では、北野天満宮七分咲き、二条城五分咲きに比べて京都御苑はちらほら咲きとなっている。
そこで梅林を離れてきょうは北の方を歩いてみた。
北の方に東西に通る広い道。
白い砂利が清々しい。
その道の上にクロマツが生えている。
ほんとなら道路上なので切るか移植するのが普通だろうが、堂々とした枝振りを見せている。
京都御苑がいまのように整備される前はどっかの宮家かお公家さんの邸宅で、そこに生えていたが切るのは惜しいし、或いは大きすぎて移植が難しかったのか。
このクロマツには「五松」という名前がついているので、何か由緒があるマツなのかも分からない。
それでそっとしておかれたのだろうか。

2013.3.9
枝振りは自然のままでは折れてしまってこうはならないだろう。
伸びるにまかせているが、つっかい棒で支えてやっている。
こうまでして大切に扱われているこのマツはほんとに幸せだと思う。
