京都御苑の四季

四季の移ろい・主に植物観察

初夏の雑草

最近は25℃を超える夏日が続く。
5月も中旬となった。

四季の変化を追っていて、ちょっと違う種類の草を見かけるようになった。

キクムグラ(菊葎)
2017.5.12 15:00 PM

ほんとに小さい白い花をつけた草。
目で見ただけではよく分からないが、カメラに収めてから改めて拡大すると・・・ 4弁の花だ。

キクムグラ(菊葎)
2017.5.12

草の高さも20cm程度で、それが他の草と混ざってわかりにくい。
特徴は楕円形の葉っぱで、先がとげのようにとんがっでいる。

キクムグラ(菊葎)
2017.5.12

調べてみたら、『キクムグラ(菊葎)』 というんだそうだ。

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さて次も、とても小さな花だ。
『キクムグラ(菊葎)』 の近くで淡青紫色の小さな花をつけた草があった。

ハナイバナ(葉内花)か?
2017.5.12 15:00 PM

先日の 『キュウリグサ(胡瓜草)』 に似ている。
でも、同じ淡青紫色でも、こちらの方は更に淡い。
それに、真ん中が白い。(キュウリグサ(胡瓜草) は黄色かった)
それと、5つの花びらの間から 萼片(がくへん) のようなものが見える。

ハナイバナ(葉内花)か?
2017.5.12

ハナイバナ(葉内花)か?
2017.5.12

名前を探すのに苦労したが、どうやら 『ハナイバナ(葉内花)』 という草らしい。
だが、私の見た範囲では、花びらの間から 萼片 の見える ハナイバナ(葉内花) はなかった。
でも、他にそれらしい名前の花が見つからなかったので、とりあえず 『ハナイバナ(葉内花)』 としておきたい。

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『キクムグラ(菊葎)』 や 『ハナイバナ(葉内花)』 の近くで、こちらはよく目立つ花が群生していた。
この淡紅色の花の名前を 調べたら 『トウバナ(塔花)』 だった。
去年もこのブログで紹介したが、名前を忘れていた。

トウバナ(塔花)
2017.5.12 15:10 PM

トウバナ(塔花)
2017.5.12

トウバナ(塔花)
2017.5.12

塔のようになっているから 『塔花』 とは、覚えやすい。
花は筒状になっている。

トウバナ(塔花)
2017.5.12

図鑑には、『唇形で淡紅色。花冠は上下2唇に分かれ、下唇はさらに3裂する』 と書いてある。
撮った写真()を見たら、たしかにそうなってるみたいだ。

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ちょうどこの頃、御苑内のちょっとした草地で繁茂している草。
触ると (くき) がねっとりまとわりついてくる。

ヤエムグラ(八重葎)
2017.5.12 15:20 PM

そして、遠くからでは気づかないが、カメラを近づけてみると、まるい()がたくさんできている。

ヤエムグラ(八重葎)
2017.5.12

実には(とげ)がいっぱいついている。

ヤエムグラ(八重葎)
2017.5.12

茎は四角いが、その稜線にも (とげ) が出ている。
上で 『触ると 茎 がねっとりまとわりついてくる』 と書いたが、その正体はコレらしい。

ヤエムグラ(八重葎)
2017.5.12

その 「茎の稜線の刺」 のアップ写真。(上の四角い枠の部分)

ヤエムグラ(八重葎)
2017.5.12

この雑草の名前は 『ヤエムグラ(八重葎)』 というらしい。
そういえば聞いたことのある名前だ。
    〽 やへむぐら しげれる宿の さびしきに 人こそ見えね 秋は来にけり
百人一首にある歌なので、聞いたことがあるんだった。

でも百人一首の解説をみると、葎(むぐら)というのは 蔓(つる)で生い茂る雑草の総称らしく、「やへむぐら」は八重のように(幾重にも)生い茂った雑草のことをいうらしい。
それで、現代の 『ヤエムグラ(八重葎)』 ではないとのこと。

しかも、百人一首の歌は秋だけど、いまが初夏で季節が違う。

撮影地点=地図
2017.5.12










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