昔、疫病(伝染病や食中毒)はたくさんの死者が出るため最も恐れられていたものの一つだった。
当時、疫病は非業の死を遂げた人の霊(御霊)のたたり(
平安遷都の前に非業の死を遂げた
江戸時代、御霊神社のお祭り(御霊祭)の行列が内裏の
そして、平成21年(2009年、いまから8年前)に祭の行列の内裏巡行が復活したのだそうだ。
という話は聞いていたが、御霊祭の行列は見たことがなかった。
きょう5月18日は長い伝統のある御霊祭ということで、見に行った。
まず、
剣鉾が大きいので倒しながら入っていく。

2017.5.18 17:02 PM
この神輿( ↓ )は3基のうちの2基め。北之御座・今出川口の神輿で、元和5年(1619年)に後

2017.5.18 17:33 PM
「ホイト ホイト」の掛け声に合わせて、神輿は御門から内裏の朔平門に向かう。 ↓

2017.5.18 17:37 PM
朔平門前に到着した3基の神輿。 ↓
いまは天皇は不在だが、祭文を奉じる。
もう6時近くで太陽が西に傾いているが、きょうは快晴で日差しはきつい。

2017.5.18 17:45 PM
そして1基ずつ、天皇不在の朔平門前で神輿振りを行う。 ↓
晴天続きで乾いているため、砂ほこりが舞う。

2017.5.18 18:01 PM
神輿を振ることで、神輿に乗る神様(御霊)に清めていただき疫病を取り去る効果があるのだそうだ。
一緒に見ていた隣の人が解説してくれた。
祭の行列は再び鎮守地域の町を練り歩いて神社に戻って行った。
後陽成天皇の鳳輦と聞いて、じゃぁ後陽成天皇はこの鳳輦に乗って
そう思うと、400年以上昔のイベントが急に身近に感じられたのだった。
2017.5.18