そんなに強風とは思わなかったが、きょう京都御苑に行ったら松の巨木が傾いていた。

2017.10.24 11:00 AM
別の角度から見たほうが傾いているのがよく分かる。 ↓
近くにいた環境省の方に聞いたら 『きのう傾いて、きょうも傾き続けている』 という。

2017.10.24
他にもっと大きな被害はなかったですか?と聞いたら 『すぐそこのフウの木が倒れましたよ』 と教えてくれた。
それで、早速そちらに回ってみた。

2017.10.24 11:10 AM

根の部分は人の背丈をゆうに越える高さだ。
この木はタイワンフウ(台湾楓)で、私のこのブログでは、かつて 2016年4月2日に採りあげたことがあった。
健在だったそのときの様子が載っていた →
【写真をクリックするとそのときのページに飛びます】
当時は4月初めなので、葉っぱが少し出始めているのが見える。
この大木がバッサリ倒れたのだ。
近くの小さい木も巻き添えをくって倒れている。 ↓

2017.10.24
見ていた女性が 『これは "フウ” ですよ。葉っぱが三つに分かれているけど、これが人の手指みたいに5つに分かれていたら "モミジバフウ” です』 と解説してくれた。
『ここに付いているのは
指先には実ができていた。
なるほど、2016年4月2日 に採りあげたアレだ。

2017.10.24
その女性はスマホを取りだしさっそくフウについて調べてくれた。
目 : ユキノシタ目
科 : フウ科
属 : フウ属
とのこと。科 : フウ科
属 : フウ属

2017.10.24
『牧野富太郎先生が植物を体系立てて分類しはったけど、最近ではDNA鑑定によって分類が変わってきているものもあります』
と解説してくれた。
植物に就いてはかなりお詳しそうだ。
私が、スマホですぐ分かるので植物図鑑を持ち歩いているようなもんですね、と水を向けると、
『植物図鑑じゃなくて、ウイキペディアですよ。間違いもあるらしいです』 と。
うーん、なかなかの女性だ。
