京都御苑の四季

四季の移ろい・主に植物観察

さくらんぼ

前日の雨も止んで、晴れわたった御苑で、写真を撮っている青年がいた。
桜の木なので、さくらんぼを撮っているみたいだった。

さくらんぼ
2018.5.14 11:00 AM

見れば、色とりどりのさくらんぼが実っている。
(といっても、スーパーで売られているさくらんぼとは違うが。)
そこで、私も撮らせてもらった。

さくらんぼ
2018.5.14

(じつ)は最近カラスがさくらんぼのついた枝をくちばしで摘まんで落としているのを苑内のあちこちでよく見かける。 ( こちら
この木の下にも、実(み)のついた枝がいくつも落ちていたが、なかには赤黒く熟した実のついた枝もあった。

さくらんぼ
2018.5.14

この枝では、 2つを残して他の実は食べられている。
(食べられた実は熟していたのかどうかはわからないが)

赤黒く熟したのはおいしいか? 実際摘まんで口にしてみた。
苦かった。
カラスも苦いと感じているのだろうか。

さくらんぼ
2018.5.14

ただ、カラスは色を判断するらしい。
だから、この美しい色は見えているはずだ。

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ところで、この青年とさくらんぼ談義をしていたら、もう一人青年がやってきて、さくらんぼ談義の続に加わった。
その雑談の中でこの青年、この桜の木(ヤマザクラ)は 「入日(いりひ)の桜」 という名前がついている銘木だ、と教えてくれた。
へぇー

そういえば、この場所はいまから150年前の明治維新まで 鷹司邸 の屋敷があった場所だ。
ということは、この桜はそのお屋敷に植えられていて、「入日の桜」 という名で呼ばれていたのだろうか。

入日の桜
2018.5.14


撮影地点=地図
2018.5.14






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