赤い花に魅せられたのか、京都御苑を訪れた外人が彼岸花の写真を撮っていた。

2018.9.19 12:30 PM
撮り終わって立ち去ろうとするところで外人に声を掛けた。
『この花の名前 知ってますか?』
「ノー」
『ヒガン バナっていうんですよ、バナは flower です』
「あ、イケバナ のバナね?」
『そうそう、そして 彼岸は autumnal equinox day ― あのー、夏至と冬至の中間の・・・ 』
autumnal equinox day の私の発音が悪くて通じないかと思って <夏至と冬至の中間の・・・> と言いかけたら、女性が自分の腕時計をちょっと指さしながら 「ああ、もうすぐねー」 と言ってくれた。
『そうそう、だから私たちは彼岸花って呼んでます』
「なるほど・・・ ちょうど今頃咲くのね」「どれ位?」
『うーん、1週間くらいかな』 『ちょうどカレンダーどおり咲いてくれますよ』
「わぁ、間に合った!」 とニッコリ。
聞けばフランスから来たという。
手元にあった紙切れに higan-bana と走り書きしてその外人に渡してあげた。

2018.9.19
そして暫く行くと カメラと三脚を持っているグループに出くわした。
こんどは日本人だ。
近づいて見ると、そのうちの数人が彼岸花を狙って撮っていた。

2018.9.19 12:40 PM
たしかにここもよく咲いているが、さっきの所はもっと多かった。
それで、『あっちにもたくさん咲いてますよ』 と言うてあげたら、みんなそっちの方にぞろぞろ向かわれた。
京都御苑は ちょうどいま 彼岸花の見頃である。
