御苑内を歩いていたら、クレーン車を使って大きなクスノキの枝が伐られていた。

2019.5.31 13:20 PM
この付近には何本ものクスノキの巨木があり、御苑の景観に寄与している。
そのうちの1本が枯れたらしい。
作業している方によると 「去年くらいから弱ってきていた」 「伐るしかしかたない」 とのことだった。
樹齢は百年いってますか?と聞いたら 「そんなには いってへんやろ ・・・」 と否定的だった。

2019.5.31
このクスノキには思い出もある。 ↓
当時、京都御苑を散歩し始めて日が浅かった私は
「京都御苑内では長く張り出した巨木の枝を支柱で支えてもらっているのをよく見かける。
そんな樹木にとって御苑は天国だなと思う。」
と書いたことがあった。( こちら、2014.5.18 )そんな樹木にとって御苑は天国だなと思う。」

元気な頃 (2014.5.18 撮影)
その木が枯れたんだ。
生きているうちは天国でも、寿命が尽きれば惜しいけども伐られるだけだ。

伐られるクスノキ (きょう 2019.5.31)
「惜しいですね」 と声をかけても作業員は無言だった。
ここは 『国民公園』 だから、枝が折れて下を歩くひとが怪我でもしたらクレームがつくので、惜しくても 伐らざるを得ないのだろう。

2019.5.31
作業は始まったばかりのようだが、すでに伐られた枝が地上に集められていた。
辺りには樟脳のような香りがただよっていた。
