京都御苑の四季

四季の移ろい・主に植物観察

諸葛菜(しょかっさい)

苑内にある バードバス の近くを通ったら、ちらっと紫色のものが見えた。
かつて、この バードバス の前に生えている 諸葛菜(しょかっさい) という花をレポートしたことがあり( こちら、2017.4.10 )、それを思い出した。

それで バードバス に寄ってみた。
やっぱり、諸葛菜 だ。
昔レポートしたのは 4月10日だから、それから比べると3週間以上も早い。
ことしは、全般的に花の咲くのが早いが、それを差し引いても早い。
だから、まだ咲き始めなのかもわからない。

諸葛菜
2021.3.17

でも、けっこう咲いている。

この花をインターネットで検索すると、トップに国立環境研究所の 「侵入生物データベース」 がトップに表示され、『在来種との競合』 に注意する植物と規定されていた。

それで思い出すのが キショウブ だ。
去年このサイトで、キショウブ が駆除されたのをレポートしたことがある。 ( こちら、2020.5.23

「侵入生物データベース」 によると、キショウブ は 『要注意外来生物』 に指定されているが、諸葛菜 はとくに法的措置はないらしい。

諸葛菜
2021.3.17

なお、この植物には別名が多いという点でも特異だ。

インターネットによれば、諸葛菜(しょかっさい)の他、
紫花菜(むらさきはなな)、   
大紫羅欄花(おおあらせいとう)、
花大根 (はなだいこん)、
紫金草(しきんそう)
という 色んな呼び名もあるそうだ。

諸葛菜
2021.3.17

また、諸葛菜 は 「四月頃になると、鮮やかな紫色の花が 〔侵入生物なので〕 至るところで見られる」 と書かれているが、私の経験では、至るところで あまり目にしていない。
ま、これから注目してみようと思う。

撮影地点=地図
2021.3.17











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