京都御苑の四季

四季の移ろい・主に植物観察

築地塀から覗く桜

京都御苑内、仙洞御所の築地塀から覗く桜があった。
ほんのり赤らむ八重桜だ。
私が見あげていたら 

松月
2022.4.14 12:40 PM

若い女性ふたり連れが 前を通りかかった。
そのふたりにの目にもとまったのか、立ち止まって撮り始めた。
私もカメラを向けていたら、「ほかの桜は散ってしまったけど、これは遅咲きですね」 と同意を求めてきた。
瓦屋根と桜が絵になるようだ。

松月
2022.4.14

私も撮ってみた。

松月
2022.4.14

何という桜だろ? と思って宮内庁に電話で聞いたら 『松月(しょうげつ)という桜です』 と教えていただいた。
『いま、満開です』 とも言っておられた。
あっ、そうだったのか。
きょう出会えてラッキーだった。

その後インターネットで 「松月」 を調べてみたら、
東京府江北村(現・東京都足立区)の荒川堤で栽培されていた品種です。八重桜の中では最も優美な品種です。
(公益財団法人日本花の会『桜図鑑』)
とあった。

撮影地点=地図
2022.4.14

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2015年当時追記 2022.6.12

きょう知人から、「昔 撮ったことある」 といって 松月 を撮った写真を送ってきてもらった。

これを見ると、昔は枝ぶりが豊かでもっと咲いていたことがわかる。

データを見ると、2015年4月17日 16:06 PM 撮影とある。
7年という歳月を経て、樹勢が衰えてきたのかなぁと思った。

いまちなみに、見比べ易くするために ことしの状況を再掲してみる。 (2022.4.14 12:40 PM)

撮った角度は違うものの、7年の歳月の変化をわかっていただけるものと思う。

「年年歳歳花相似たり」 とはいかぬものらしい。





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