京都御苑の四季

四季の移ろい・主に植物観察

初夏の野草

五月になった。
京都御苑の草地は僅かずつではあるが、春から初夏へ向けて様相を変えつつある。
春の野草は気づいたたびごとにレポートしてきたし、こないだは、最近目につく野草をまとめてレポートした。
きょうは、まだレポートしてない野草をレポートする。

------------------- ① -------------------

オニタビラコ』 をひと月ほど前にレポートしたが、これはいまも各所でよく咲いている。
ところが、きょう、形は似ているものの花びらの数が少ない花が咲いていた。
えーっとこれは、コウゾリナだったかな?

苦菜
2022.5.3 09:50 AM

このブロブの過去のページを探してみて、これは 『ニガナ(苦菜)』 らしいことがわかった。

苦菜
2022.5.3

インターネット上にある 「ニガナには変異種が多く、舌状花の数が5~7個はニガナ、8~10個と多いのはハナニガナ」 との情報を信用すれば、この花びら(舌状花と呼ぶらしい)の数は5枚なのでニガナなのだろう。

苦菜
2022.5.3

念のため葉っぱも撮っておいた。

苦菜
2022.5.3

図鑑の写真と比べて形が細すぎるのと、基のほう(基部)には刺状の鋸歯が見えないのが気になるが、まあ 『ニガナ』 だろう。

苦菜
2022.5.3


------------------- ② -------------------

日陰の草地や道端で、『ヤブニンジン (藪人参)』に代わって『オヤブジラミ(雄藪虱)』が増えてきた。

雄藪虱
2022.5.3 10:40 AM

とっても小さい花だ。

雄藪虱
2022.5.3

これは上から見たところ。( 👇 )
五弁の花のようだが、よくわからない。

雄藪虱
2022.5.3

横から見ると、花の下の(がく)のようなもの、実際は子房らしいが、毛が生えている。( 👇 )

雄藪虱
2022.5.3

こちらは花が散ったところ。( 👇 )
毛だらけの子房だが、最初から「果実」(種)だ出来あがっているように見える。

雄藪虱
2022.5.3

2022.5.3








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