京都御苑の四季

四季の移ろい・主に植物観察

蝶の幼虫

きょうは恒例の、国民公園協会による京都御苑(きょうとぎょえん)の説明会があるので聞きに行った。

説明の後半は植物など自然界のガイドツアーがあるが、最後にエノキ(榎)の大木のところに連れてってもらった。
場所は閑院宮(かんいんのみや)邸跡の近く。

そこに蝶々の幼虫が見られるという。
いまエノキは全部の葉っぱが落ちて根元に積っているが、ガイドの T さんによると、幼虫はエノキの落ち葉の裏にいるという。
実はきょうのガイドの前に見つけておいたという。
果たして・・・ 何枚か落ち葉を裏返しにして探すと・・・・・、 いたいた。

冬眠中の「ゴマダラチョウ」の幼虫
2014.1.11

毛虫みたいなのを想像していたが、見たところデンデン虫が殻から出てきたみたいで、ツノ(角)が二つあった。

下の写真はエノキの根元。葉っぱが降り積もっている

エノキの根元
2014.1.11

こちらは、幼虫のクローズアップ。
写真を撮ったあとは、T さんに言われて また根元の奥深いところにそ~っと戻しておいた。

幼虫のクローズアップ
2014.1.11

T さんによると、この幼虫は 「ゴマダラチョウ」 (胡麻斑蝶) という蝶々の幼虫だとのことだった。

【付録】 ウチに帰って調べてみたら、「ゴマダラチョウ」 はエノキとともに生活する蝶々だそうだ。
成虫(いわゆる蝶々)はエノキの樹液を吸い、エノキに卵を産み、(かえ)った幼虫はエノキの幹を伝って降り、エノキの落ち葉の中で冬眠し、春になると再び幹を這い上り、エノキの若葉を食べて成長する・・・ エノキの寄生虫みたいだナと感心した。

ゴマダラチョウとはこんな蝶々
ゴマダラチョウとはこんな蝶々で、黒いのと白いのと2種類あるという
右の蝶々はエノキの葉っぱに止まっているところ
写真は「ゴマダラチョウ・生活史」というウェブサイトからコピーさせてもらった
http://choyukkuri.exblog.jp/14175456/

撮影地点=閑院宮邸跡の近くのエノキの根元
2014.1.11










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