京都御苑の四季

四季の移ろい・主に植物観察

タシロラン

なにげなしに歩いていたら白いものが見えた。
タシロラン が出現しているではないか。
へぇー ?!

驚いた理由はふたつ。
  • 出現するのは〔過去のこのブログでは〕6月下旬~7月中旬なのに、早すぎる。きょうはまだ6月17日だ。
  • 御苑内で出現する場所は例年決まっているが、きょう見たのはこれまでに見たことのない場所だ。


タシロラン
2022.6.17 15:20 PM

タシロランは珍しい 『腐生植物』 で、落ち葉が堆積して湿気のある腐葉土に近い状態のところに出現するという。
光合成をせず (だから葉っぱがない)、枯れ葉などの養分をもらって根に菌類を共生さ、その菌類を介して養分を得るのだそうだ。

環境省の 「レッドリストカテゴリー(2013.2)」 ではタシロランは 『準絶滅危惧(NT)』 と位置づけられている。
『準絶滅危惧(NT)』 とは 「存続基盤が脆弱な種」 というカテゴリーだそうだ。

タシロラン
2022.6.17

近づいてよくみれば、左の方は出現してから数日経っている様子だ。

タシロラン
2022.6.17

ということは、既に数日前に出現していたのか。
こんなに早く出現して驚いたのに、実際はもっと早かったのか。

全体に白っぽいところは、いかにも 「日陰の植物」 らしい風情である。

2022.6.17

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追記 2022.6.26
あれから9日経過。その後どうだろうかと覗いてみた。

すると、9日前のは枯れかけていたが、別に新しいのがまた出現していた。

田代
2022.6.26 11:00 AM

ことしは出現が早かったが、長持ちしているみたいだ。

田代
2022.6.26

2022.6.26








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