京都御苑の四季

四季の移ろい・主に植物観察

アレチヌスビトハギの花の不思議

暦は10月。
もうひと月くらい前から咲き始めている アレチヌスビトハギ がいよいよ実りの時期になったようだ。

荒地
2022.10.2 12:40 PM

御苑の至る所で我が物顔に茂っている。

荒地
2022.10.2

サングラスが連なったような特徴ある実がいっぱいできている。

荒地
2022.10.2

荒地
2022.10.2

ところで 偶然撮った写真に、花の上唇と下唇の間に白いものが突き出ているのが写っていた。(
形からして、これは多分雌しべ・雄しべ みたいだけど ・・・。
これまで何度も アレチヌスビトハギ の花の写真を撮ってきたが、これには気づかなかった。

荒地
2022.10.2

それで、このブログの過去の写真を繰ってみた。
どの写真にも、そんな白いものは写ってなかったが、白いものが写っているのをひとつだけ見つけた。
2018年10月1日に撮った写真で、真ん中の花には白いものは写っていないが、その右下の花には白いものがニュッと突き出ているではないか。

昔の写真
過去の写真から=白いものがニュッと突き出ている写真(右下の花) (2018.10.1 撮影)

これは何かと調べたら、例えば「そよ風のなかで」というブログに こうあった。( こちら
旗弁にある蜜標(虫たちに蜜の場所を教える黄色い模様)に導かれて、昆虫が舟弁(しゅうべん、下唇)の根元に潜り込もうとすると、オシベとメシベのセットがポンと飛び出して、昆虫の腹に打ち付けられます。 
と書かれている。
この筆者は昆虫が訪れて蕊がポンと飛び出すところを見ているというから間違いなさそだ。

「自然観察大学ブログ」にも記載がある。( こちら

へぇー、こんど私も時間があったら観察してみよう。

撮影地点=地図

2022.10.2






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