京都御苑の四季

四季の移ろい・主に植物観察

ヨウシュヤマゴボウ

『ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)』 の実が濃い黒紫になったらレポートしようと思っていた。
さっきの 「ホソバアキノノゲシ」 らしい野草のすぐ近くにヨウシュヤマゴボウの実がなっていた。

山牛蒡
2023.10.23 12:40 PM

図鑑によれば 「果実は液果で、秋になると黒紫色に熟す」 とあるので、そのとおりだが、まだ緑色した実もある。

山牛蒡
2023.10.23

こちらなんかは、まだきれいな黄緑だ。
それに、茎と云うのか果柄と云うのか、きれいな赤紫色が目を引く。

山牛蒡
2023.10.23

かと思うと、花が咲いてるではないか。
図鑑によれば 「花期は6〜9月」となっているから、まぁ花期は長いんだろう。
それにしても、花もあれば、できたての果実、そして熟したのまで、様々な姿が見られる植物は珍しいだろう。

山牛蒡
2023.10.23


撮影地点=地図

2023.10.23

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追記 2023.10.26

上で 「図鑑によれば、果実は液果で ・・・」 と書いた。
「液果(えきか)」 とは何か? 
植物の専門用語はいつも難しい。聞いたことないコトバだ。
調べると、
・果実が熟す時、果皮が多肉質または液質となるもの
・子房(果肉)が多汁でやわらかいもの
・多肉果(たにくか)ともいう
との説明があるが、それでも専門用語が多くてよくわからない。

そこには具体例が挙げてあった。
ウメ、モモ、カキ、ナシ、リンゴ、ミカン、トマト、ブドウ、イチジク、イチゴ、バナナ、パイナップル、ウリ、ナス、トマト、・・・

なぁんだ、要するに我々が思う 「くだもの」 なんだ。
そこで現場にもう一度行き、ヨウシュヤマゴボウの "液果" をひとつ摘まんでナイフで切り目を入れてみた。

山牛蒡
2023.10.26 09:40 AM

赤い汁が出て、文字どおり 「液果」 だった。(笑)

2023.10.26






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