京都御苑の四季

四季の移ろい・主に植物観察

雑草たち (Part 2)

「雑草という名の植物はない」 ― 昭和天皇の有名なお言葉。
その慧眼にはまったく敬服する。

4月下旬ともなれば、京都御苑(きょうとぎょえん)内の草地は春の草花が咲き乱れる。

一番目立つのがタンポポ。そしてウマノアシガタ、ムラサキサギゴケ・・・ 
この辺はすでにこのブログで紹介したので、きょう御苑内で見た草花から今年まだ紹介していないものを紹介する。

さきほど Part 1 で「コメツブツメクサ(米粒詰草)」「シロツメクサ(白詰草)」「オランダミミナグサ(阿蘭陀耳菜草)」を紹介した。
今回は Part 2。

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余り見かけない花だが、石柱の横にピーンと真っすぐに茎を伸ばしていた。
何という花か、名前がわからない。
そこで写真を撮ってウチに帰って調べてみたら、マツバウンラン(松葉海蘭)という名前の草らしいと分かった。
こちらも帰化植物だそうだ。

マツバウンラン
2014.4.27 13:20 PM
撮影場所: 桜町の屋敷跡

マツバウンラン
2014.4.27

マツバウンラン
2014.4.27


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その近くに生えていたのがナズナ(薺)。
きょうの雑草の中では唯一国内種。(帰化植物ではないという意味)
ずいぶん難しい漢字だ。

nazuna_602.jpg
2014.4.27 13:25 PM
撮影場所: 桜町の屋敷跡

nazuna_606.jpg
2014.4.27


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御苑の周りを取り巻く石垣で見た可憐な花。
葉っぱがクローバーに似ているのでカタバミ。その紫バージョンで「ムラサキカタバミ(紫片喰)」だ。
調べたらこちらは江戸末期に日本にやってきた帰化植物だそうだ。

ムラサキカタバミ
2014.4.27 13:30
撮影場所: 丸太町柳馬場付近の石垣

ムラサキカタバミ
2014.4.27

murasaki_katabami_610.jpg
2014.4.27

2014.4.27













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