京都御苑の四季

四季の移ろい・主に植物観察

雑草たち (Part 3)

「雑草という名の植物はない」 ― 昭和天皇の有名なお言葉。
その慧眼(けいがん)には敬服する。

4月下旬ともなれば、京都御苑(きょうとぎょえん)内の草地は春の草花が咲き乱れる。

一番目立つのがタンポポ。そしてウマノアシガタ、ムラサキサギゴケ・・・ 
この辺はすでにこのブログで紹介したので、きょう御苑内で見た草花で、今年まだ紹介していないものを紹介する。

さきほど Part 1 で「コメツブツメクサ(米粒詰草)」「シロツメクサ(白詰草)」「オランダミミナグサ(阿蘭陀耳菜草)」を紹介した。
そして Part 2 で「マツバウンラン(松葉海蘭)」「ナズナ(薺)」「ムラサキカタバミ(紫片喰)」を紹介した。
今回は Part 3。

---------------------------------------

Part 3 のトップバッターはハルジオン(春紫菀)。
よく見かける雑草だ。
調べたら、大正時代に日本に入ってきた帰化植物だそうだ。

ハルジオン
2014.4.27 13:55 PM
撮影場所: 梅林近くの道端

ハルジオン
2014.4.27

この花がハルジオンだという証拠は、茎が中空になっていること。

harujion_832.jpg
2014.5.9

この写真は上記(2014.4.27)と撮影の日時が違うが、ハルジオンは苑内で盛んに咲いていて、いま最も目立つ“雑草”のひとつだ。

---------------------------------------

次はオオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)。
こちらもよく見かける雑草だ。
調べたら、明治時代に日本に入ってきた帰化植物だそうだ。

オオイヌノフグリ
2014.4.27 13:55 PM
撮影場所: 梅林の草地

オオイヌノフグリ
2014.4.27

濃い藍色(?ほとんど黒)の(やく)が3つ見える。

---------------------------------------

最後はキュウリグサ(胡瓜草)。
調べたら、これも帰化植物だそうだが、ムギと一緒に日本に入ってきた非常に古い帰化植物だという。

kyurigusa_620.jpg
2014.4.27 14:00 PM
撮影場所: 梅林の草地


撮影地点=地図
2014.4.27









コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://aozora352.blog134.fc2.com/tb.php/303-1c107f68
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)