京都御苑の四季

四季の移ろい・主に植物観察

藤 (Ⅱ)

国民公園協会のスタッフの方に 「桜が終わって京都御苑(きょうとぎょえん)の花も一段落ですね」 と話題を持ちかけたところ、『藤が咲いてますよ』 という。
場所は 近衛(このえ)邸跡 だとのこと。
あそこは桜の頃何度も行った場所だが全然気づかなかった。

説明会が終わって早速見に行った。
あった、あった。
道を曲がった先だったので気づかなかったのだ。
でも想像していたような 「藤棚」 ではなかった。
うっそうと繁っているのでよくは分からないが、藤のつるが近くの大木に絡んで伸びているようだった。


2013.5.4

高さは15メートル位かもっとありそうだ。
なかなか壮観だ。
しかもこの写真のところだけじゃぁなくて、ずーっと右のほうへも広範囲に連らなっている。
通りかかる人も大抵はこの珍しい壮観な様子に立ち止まり、カメラを向けていた。

藤といえば 「藤棚」 と相場が決まっているが、こちらは伸びるにまかせてあるようだ。
「藤棚」 が飼いならされた藤だとしたら、こちらはいわば “野生” の藤といったところか。

どこからどないして生えているのか気になったが、ふもとは “(さく)” があって入れないようになっていた。
しかしよく見ると藤の木 (幹というのか) がからみあって上に伸びていた。
こんな調子で何本もの藤の木があるのだろう。
そして成長して自由奔放に広がったみたいだった。

“野生” の藤に感動して帰ってきた。

撮影地点=地図
2013.5.4










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