京都御苑の四季

四季の移ろい・主に植物観察

葵祭

四季は巡り、きょう5月15日は「葵祭」だ。
「葵祭」は賀茂の神々の祟りを鎮めるために勅使(ちょくし)(天皇の使い)が賀茂の神社(下鴨神社と上賀茂神社)に捧げものを届ける行列だそうだ。
従って勅使の行列は当然御所から出発する。
そこで出発地点の京都御苑(きょうとぎょえん)で見物した。


2013.5.15

「葵祭」を見るのは初めてだ。
よく『王朝絵巻』と形容されるが、おごそかで威厳があって見ごたえがあった。

小説「源氏物語」に車争いのエピソードがある。
「葵祭」(当時は賀茂の祭といったらしい)の行列に加わっている光源氏を見ようと、正妻と愛人が 見物席の場所取りで争うという面白い場面だ。
正確には、葵祭の行列ではなく、葵祭の斎院(さいいん)御禊(ごけい)(みそぎ)に行く行列のときのハプニングらしいが)

当時は人口も少なく、見物に押し合いへし合いという混雑もなかったと思うが、恋のさや当てが高じてけんかになったのだろう。
今日では当時とは比べ物にならない位の見物人の数だが、押し合いへし合いということもなく、椅子に座ってゆっくり鑑賞できた。

葵祭観賞席
2013.5.15






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