その木の下で女性が椎の実を拾っていた。

2015.10.14 12:50 PM

2015.10.14
もうこんなに溜まった、と袋の中を見せてもらった。 ↓

2015.10.14
女性の話だと、スダジイは ご飯に混ぜて炊いたら 栗ご飯みたいでおいしいという。
去年、私は鍋で炒って皮をむいて食べたことがある。( 詳しくは こちら )
ご飯に混ぜて炊くのは初めて聞く話だ。
どうして皮をむくんですかと聞いたら、2~3日
へぇー、いろんな楽しみ方があるんだな・・・ と思いながら目を移すと、少し離れたところで、やはりしゃがんで何かを拾っている女性がいた。 ↓

2015.10.14 12:50 PM
こんどはこの女性に声を掛けたら、日本語がわからないという。

2015.10.14
何を拾っているのか聞いたら、紙切れを出して 「ウ・バ・メ・ガ・シ」 だという。
紙切れには京都御苑の地図と樹木の名前が書いてあった。
カタカナは かろうじて 読めるのだという。
これが、彼女が見せてくれた、拾ったどんぐり(ウバメガシの実)と葉っぱ。 ↓

2015.10.14
ウバメガシの木はこれ、と指差してくれた。 ↓
しかし、木にはどんぐりがほとんど残っていなかった。
あらかた落ちたみたいだった。

2015.10.14
ウバメガシの どんぐりを このブログ「京都御苑の四季」でレポートするのは初めてなので、しげしげと眺めていたら、その女性が くだんの紙切れを取り出し、カタカナを拾いながら 「チ・リ・メ・ン・ガ・シ」 があっちにあると指差してくれた。 ↓

2015.10.14 12:55 PM
こちらもウバメガシと同様、木にはどんぐりがほとんど残っていなかった。 ↑
そして、足元には チリメンガシ のどんぐりがたくさん落ちていた。 ↓

2015.10.14
チリメンガシ もこのブログ「京都御苑の四季」でレポートするのは初めてだが、この木がここに植わっていることは 環境省の T さんから聞いていて知っていた。
でも、この日本語のほとんどわからない女性から チリメンガシ を教えてもらうとは思ってもみなかった。
この女性は何者か?

2015.10.14

2015.10.14
こちらはチリメンガシの全樹形
ウバメガシのどんぐりを拾い終わった女性が 自転車で 帰りかけたので、「京都に住んでいるのか」聞いてみた。
すると意外にも、これから関西空港経由で台湾に帰るという。
へー 台湾からどんぐりを拾いに京都御苑に来たのか・・・
自転車は京都の五条で(御所で?)借りたという。

2015.10.14 13:05 PM
彼女が持っている紙にはどんぐりの名前と京都御苑の地図が書いてあった

2015.10.14
女性は自転車で去って行った。
台湾からどんぐりを拾いに京都御苑に来た理由など聞きそびれた・・・
